【オレ様リーマンの非ジョーシキ恋愛入門68】
約半年間、爆速でフッたりフラれたりを繰り返した必死すぎる婚活経験を生かして、なぜか上から目線で本音の恋愛論を語ります。ちなみに普段は、どこにでもいそうなただのアラサーリーマン。
もうすぐクリスマスだ。
既に彼氏との予定が入っている人はともかく、そうでない女性は焦ったり、「クリスマスなんてどうでもいい」と無関心を装ったり、いろいろと大変な時季だろう。
男もそうだし、オレもかつてはそうだったので、気持ちはわかる。
…だが、もう手遅れだ。
焦りすぎるとロクなことがない
「クリスマス前は男女ともに焦るので、むしろチャンスではないか」
去年の今頃はそんなことを書いた。さて今年はどうしたものか…と考えていたら、ある二つの出来事を思い出した。
一つ目は、学生時代にバイトしていたとき。
急にバイト仲間同士でクリスマス前に付き合い始めたと思ったら、年明けには破局。
双方に話を聞いてみると、
「焦って付き合っちゃったんですけど…」
みたいな、歯切れの悪い返事。
要するに、クリスマスに一人で過ごすのがイヤで付き合ってみたものの、たいして好きじゃなかったんだか、全然合わなかったんだかで、呆気なく終わった、と。
二つ目は、遊び人の男友だちに聞いたこと。
「クリスマスとか、マジでめんどくせーよ。
23、24、25と三日連続で3人の女と会わなきゃいけねーからさぁ」
言葉とは裏腹に実に楽しそうに話していた。
女性がクリスマス前に焦っているのを利用して、とりあえず一夜だけ共にしようという魂胆らしい。
残念ながら、世の中にはそういう男もいる。
ということで、焦ってもあまり良いことはない。
いや、焦らないとそもそも何もしないから、それはそれで良い面もあると思う。
だが度を超すと、好きでもない男とうっかり付き合ったり、変な男に遊ばれてしまったりすることもある。
要するに、今さらクリスマスを何とかしようとジタバタしても、時間がなさすぎてリスクが高いと言いたいのだ、オレは。
では、どうやって過ごすかだが…
徹底的に惨めに過ごそう!
せっかくなので、来年につなげることをしてほしい。
オレのオススメは思いっきり惨めに過ごすことだ。
そして、
「もうこんなクリスマスはイヤだ!
来年は絶対に好きな人と過ごしてやる!」
と決意を固めてほしい。
具体的には、どうするか。
例えば、女友だちと一緒に、カップルが集まりそうな場所に行ってみる。
カップルだらけのレストランで食事をし、イルミネーションでも見に行こう。
イヤな気分になること間違いなした。
もしくは、スーパーかコンビニで、もう安くなっている売れ残りのケーキやチキンを買う。
できるだけ、まずそうなのを選ぶのがポイントだ。
そして、家で一人で食べる。
ついでにクリスマスっぽい、やけにはしゃいだテレビ番組でも見るとなお良い。
想像するだけで涙が出てきそうだ。
人は不安で動く
…なんだかふざけているように思われそうだが、オレはいたってマジメだ。
人を動かすのは、希望より不安。
今年だけで、婚活している女性と50人ぐらいは会ったのだが、
「結婚生活が楽しそうだから!」
とワクワクしながら活動する人などいない。
みんな、
「このまま一生一人はヤバい!」
といった不安に突き動かされてやっているのだ。
だからこそ、あえて自分を不安にする。
惨めなクリスマスを過ごし、
「もうこんなクリスマスはイヤだ!」
と思いっきり後悔するのだ。
中途半端に仕事に逃げたりせずに、てか仕事が残っててもあえて早く帰って惨めになったほうが、来年はいい思いができる。
…かもしれない。
ということで、さっそく最悪なクリスマスの予定を立てようか。
年明けには本気出して、バレンタインを目標にがんばっていこう。