どんなに仲良しのカップルでもケンカするのは当たり前。雨降って地固まるとも言いますし、一概に悪いこととも言えないですよね。
しかし、それとは別に男女の間には、なかなかどうして理解し得ない何かがあるわけで。
男性の「怒り方」「すね方」
その一つが、男性の「怒る」「すねる」のアウトプットだったりします。
みなさんも経験があるのでは?都合が悪くなると、突然プイッとむくれて無視・無言。「どうしたの?」「怒ってるの?」と聞いても、つれなくされるだけ…。
こんな状態の彼に翻弄され、不安になったり、「あー面倒くさい!」と苛立ったことのある女性は少なくないでしょう。
男は黙って…が、一番厄介!?
男女がケンカをすると、女性のほうが感情的になりやすい、と思われていますよね?
確かに女性は口が達者で、言葉でガーっと怒りをぶつける、そんなイメージがあります。
でも、実際のところ、男性のほうがより感情的という見方もあるそうです。というのも、一般的に男性のほうが独占欲や嫉妬心が強いため、それが怒りにつながりやすいから。さらに、その怒りを論理的に脳内で整理しようとするため、無言になって思考にふけるのだとか。
よく言われるのが、「女は不満があると怒る」けど、「男はすねる」ということ。
心理学的には、怒るのもすねるのも、同じ「怒りの感情」から来ていると言います。ただ、表現方法が少し異なり、それを比較して平たく言ってしまうと、
・怒り=相手に「怒り」の解決を求めて詰め寄る
・すねる=相手に「怒り」の理解を求めて黙りこむ
ということ。
男性がケンカの最中に黙りこむのは、多くの場合、無言で自分の感情と向き合い、頭の中で整理しているから、と言われています。が、それだけじゃなく、女性に「怒り」や「寂しさ」をわかってほしい!と願っている一面もあるそうです。
では、実際にそんな彼を目前にしたとき、女性はどのように振る舞えばいいのでしょうか? 都内在住のアラサー・アラフォー男性に直接話を聞いてみました。
本当はかまってほしい!? すねる男の心理
男性のすね方には複数のパターンがあるようです。そのいくつかを挙げてみましょう。
[1] 自分が一番!じゃない時
「自分といる時に、彼女が友達とのLINEやテレビに夢中になってるとイラッとする」
「エッチを断られた時とか、ついムッとしちゃいますね…良くないとは思うけど」
「そんな理由?」とツッコみたくなるくらい子どもじみてますが、「男なんて多かれ少なかれこんなもん。顔に出すか出さないか」なのだそう。
そして、こういう時に必要なのは「子どもをあやすみたいに機嫌を取ること」…。
笑顔で「そんなに怒らないの」なんて言いながらキスされたりすると、ちょっとうれしいそうです。ご参考までに。
[2] 自分の思いを口にできない時
「期待通りにいかなかったとか、つまらないことで嫉妬や不満を感じた時。そんなの彼女にかっこ悪くて言えないでしょ?」
「謝りたいけど謝れない時。どうしていいかわからない」
これは平たく言うと「すねて見せて相手の愛情を計ったり、気を引こうとしたりしている」ってわけ。「自分からは言いにくいから、察して!受け入れて!」というサインなんですね。
[3] もういいや、と思った時
「言っても無駄だ、火に油を注ぐだけだなと思うと、無言になります。これが度重なると徐々に気持ちが冷めていく」
これは「すねる」というレベルを超えていますね。「怒り」とも言えるし「諦め」にも思えます。
ただ、普通にすねている時と様子が同じなので、外側からだけでは判断しにくく、うっかり「はいはい、わかりましたよ」なんて軽く流してしまいそう…。
すねた男のトリセツ
男性がすねる原因にはいくつかパターンがあることがわかりましたが、傍から見るとどれも「不機嫌」にしか見えないので、理由が明確にわからない限り、どう対応したらいいのか迷いますよね。
そこで、前出の男性たちに「結局、すねてる時はどうしてほしいの?」と聞いてみました。
彼らの気持ちとしては「いずれの場合も優しく接してほしい」。なお、心配そうにしつこく「ごめんね」と言われるのは、胸が痛いそう。
すねた男の扱いっていうのは、明るく軽く、適度なところで流すに限るのかもしれません。
逆に彼が無言だからと言って、変にオロオロしたり「もう、勝手にすねてれば!?」と突き放してしまっては、心の距離は離れるばかり。
時に母のように優しく、時に妹のように無邪気に接すれば、彼がすねちゃう頻度も減るかもしれません。