【オレ様リーマンの非ジョーシキ恋愛入門67】
約半年間、爆速でフッたりフラれたりを繰り返した必死すぎる婚活経験を生かして、なぜか上から目線で本音の恋愛論を語ります。ちなみに普段は、どこにでもいそうなただのアラサーリーマン。
最近、立て続けに「彼氏と別れた話」を本やネット上のコラムで読んだ。
その内容が、オレにとっては衝撃だった。
「料理も掃除も洗濯も、彼のためにがんばった。
言いたいことも我慢した。
彼の趣味にも合わせた。
なのに、なんで上手くいかなかったんだろう…」
それ、当たり前だよ!
恋愛に一番いらないのは、「努力」だよ!
気を遣うとは気を遣わないこと?
がんばっている彼女の側にいる、彼の気持ちを想像してみてほしい。
仕事から帰ると、彼女が明らかに大変そうな様子で料理を作っている。
疲れてのんびりしたい横で、
「あ、あれ買い忘れた!」
「味がちょっと薄いかなぁ…」
とかぶつぶつ言いながら、いそいそと動き回られるのはどうか?
食事が終わると、次は洗濯。
別に何を言うわけでもないが、なんとなく「はぁ…まだ洗濯もあるの…」みたいな感じで、面倒くさそうに洗濯物をたたんでいる。
正直やりたくないけど、仕方なく「手伝おうか?」と言ってみる。
「大丈夫だよ、ありがとう」って言われても、こっちが恐縮してしまう。
休みの日、彼女が自分の趣味の映画に付き合ってくれた。
「楽しみ!」と言ってたから一緒に行ったのに、終わると浮かない表情。
それでも「〇〇がよかったね」と、がんばって話を合わせている感、満載だ。
「興味ないならついてこなくていいのに…」
そうやってがんばった挙句の果てに、結局自分が疲れてしまう。
ある日、ついに限界に達して、
「なんで手伝ってくれないの?」
「私だって大変なんだよ!」
と彼にキレる。
いやだって「手伝おうか?」と聞いても、やらなくていいって言ってたじゃん?
そんなに大変ならやってもらわなくてよかったんだけど。
…って向こうは思うわな。
わかりやすく、あえて単純化して極端に書いたが、オレが言いたいのは、
「気を遣うと、相手に気を遣わせる」
ってこと。
がんばればがんばるほど、「オレも手伝わないとマズイかなぁ…」と男に思わせる。
言葉を選べば選ぶほど、相手も言いたいことが言えなくなる。
最終的には、勝手にため込んだストレスが抑えきれなくなって自爆する。
もちろん、言いたい放題やりたい放題やってればいいなんてことではない。
あくまで程度問題。
だが、
「恋愛はがんばるもの」
「努力が足りないから、上手くいかなかったんだ…」
などと思っているなら、それは間違い。
必要な努力は二つだけ
とはいえ、赤の他人同士が恋人という深い関係になる以上、全く努力しないというのもムリがある。
がんばらなければいけないことも二つある。
一つは、出会いを作ること。
先述したように、過剰な努力をしてはいけないが、そうしないと付き合えない相手もいる。
例えば、何でもやってあげないとキレる、ヤバい男。
もしくは、悪い人ではないけど価値観が合わなさすぎて、こちらがいろいろ妥協しないと付き合えないとか。
要するに、そもそも合わない男ね。
最初からある程度合う人と付き合うためには、出会いを作る努力は必要だ。
てか、恋愛ではなく普通の友だちについて考えてほしい。
合わない人とわざわざプライベートで会わないよね?
恋愛とて同じこと。
同じ人間関係なのだから、そもそも合う人と付き合うのが普通。
けど恋愛の場合、そこに外見やスペック的なこと、さらに結婚を焦っている、他の人と付き合える自信がない…などの要素が絡む。
そして、合わない相手ともムリに付き合おうとしてしまうのだ。
気を付けよう。
続いて二つ目。
がんばらなくていいように、努力すること。
矛盾したことを言っているみたいだが、どうも日本では、
「恋愛は大変なもので、努力や我慢が必要」
という刷り込みがあるように感じる。
だから、過剰に言葉を選び、何でも自分でやろうとする。
頼まれていないことまで勝手にがんばってしまう。
挙句の果てには、我慢しきれなくなって自爆する。
ちょっとずつでもいいから、言いたいことは相手に言おう。
たまには手を抜いたり、別々に行動したりしよう。
それは自分のためでもあるし、相手のためでもある。
ということで、がんばってくれ。
…いや、間違えた。
絶対にがんばるな!!!