近年、ぐっと身近なものになった“ネット婚活”。とはいえ、本当にいい出会いなんてあるの?と懐疑的な人は多いのでは?
筆者もそう思っていたのですが…お酒と猫を愛してやまない職場の同僚、裕子さん(仮名・31歳)から、婚活サイトで彼氏ができたという報告が!しかも最初のメッセージを受け取ってからわずか3週間というスピード交際だったそう。
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成功の秘訣を聞いたところ、「プロフィールの書き方と、フットワーク軽く動いたからかな」とのこと。そのあたり、じっくりインタビューしてみました。
成功の秘訣その1・プロフィール編
◆プロフィールは飾らず、盛らず
――プロフィールは、どんなことを意識して書いたんですか?
自由記入のプロフィール欄がやっぱり大事でしょうね。私は2人と会ったのですが、1人目の男性が『データより、本人が書いた文章が一番人を表すと思う』と言ってました」
――具体的な内容は?
――モテ系なら“カフェ好き”って書くところですよね。男性の反応はどうでしたか?
◆男性が食いつきやすいネタを仕込む
――漠然としてると無難な話題になっちゃいそうですもんね。
趣味を書くのも大事だけど、女性にしかわからないものは詳しく書かないほうがいいみたい。ある男性が『趣味はヨガって女性がやけに多い。そう書けばモテると思ってるの?』と…手厳しいですが、逆の立場で考えれば納得です。
私の場合、45歳の会社経営者とメッセージのやりとりをしてたとき、趣味の自転車の話を延々されてドン引きしました…。
自分の好きなことを長々と語るより、お互いの興味が交わるところを探るのがいいと思います。でも、相手に合わせすぎるのもNG。ある男性いわく『お酒が好き』と書いてたから誘ってみたのに、実際は全く…という女性がいたそうです」
◆譲れない条件ははっきりと!
――相手の希望条件って設定できるんですよね?
私は基本的には『問わない』にしていました。“ベター”程度の条件なら設定しないほうがいいですよ。男性のプロフィールを見てるとリアルに実感できます。
45歳くらいの男性が、相手の希望年齢『20~35歳』と指定してたら、何様!?と思いますよね。逆も然り、です。
ただ、絶対NGなことは書いたほうがいいかな。私の場合は猫と同居できない人は無条件にお断りせざるを得ないので、『猫嫌いもしくはアレルギーの方はごめんなさい』と書いていました」
――そうすると、やはり猫好きな人からのアプローチが多いのですか?
◆写真は大事…でも、それが全てではない
――顔写真はどんなのを公開してたんですか?
どのサービスも“顔写真を載せればマッチング率○%アップ!”などと推してきたけど、どうしても抵抗があって…」
――意外!それでもアプローチはあるんですね?
顔写真を載せればもっと来たのかもしれませんが、300人でもチェックするのキツかったので、むしろちょうどよかった気がします」
――顔写真なしで、男性は気にならないんですかね?
あと、私が使ってた婚活サイトでは個別に写真を公開できる機能があったので、やりとりが続いた人には見せてました」
――顔写真を公開して、相手が遠ざかっていくことってないんですか?
成功の秘訣その2・デート編
◆大事なのは勢いとタイミング
――実際に会ったのは2人とのことですが、相手から誘ってきたんですか?
――1人目の男性とは合わなそうだったと。2人目はトントン拍子だったようですね。
え、明日!?ってびっくりしたけど、特に予定もないし、まあいいかと。最初からすごく盛り上がって、22時閉店のお店を出てから2軒目に繰り出し、翌日には週末の約束をしました」
――すごくテンポいいですね。
結局、1回目のデートから2週間で5回会って、5回目に告白されました」
◆気が合えば、欠点も受け入れられる…かも
――ぶっちゃけ、お相手には欠点ってなかったんですか?
もし同棲や結婚をすることになったら、一緒に不動産巡りしながら新居選びをしたいと思ってたのに…」
――そこは妥協できた、ということですよね?
リアルで知り合った人だと、理想から外れる点があっても『まあいいか』って思えたりしますよね。でも、ネットの場合は人柄がわからないから、どうしても条件だけで判断してしまう。そこがネット婚活の難しいところだと感じました。逆に言えば、その点をうまく克服できれば、いい出会いにつながるのではないでしょうか。
振り返ると、世間一般で言われるテクニックに惑わされず、プロフィールでは非モテ要素も含めて自分のカラーを出し、勢いづいてきたら変にもったいつけずにその波に乗る…それがうまくいったポイントだったのかなと」
ネット婚活ならではのトラブルを防ぐために…
――最後に、ネットの出会いは怖いという人に向けて、アドバイスはありますか?
それなりに名の通ったサービスなら問題ないと思うけど、個人でできる自衛手段として、連絡先の交換は慎重にしたほうがいいと思います。
会ってみて、大丈夫そうだと確信できるまでは、婚活サービスのメッセージ機能だけでやりとりするとか。私もそうしてました。最初は電話番号ではなく、ブロックできるLINEなどを使うとより安心ですね。
あと、ドライブのような、人目のつかない場所でのデートは最初は避けたほうがいいでしょうね。
身分証明として職場の名刺を渡してくれる場合もありますが、相手の誠実さに応えようと自分も出すのは少し待って。本当に誠実な人なら、こちらが警戒する気持ちを察してくれるはずです」
リアルなネット婚活成功談、いかがでしたでしょうか。
筆者もネット婚活には懐疑的でしたが、実際に恋人ができたという話を聞くと、アリかも?って思えますよね。
クリスマスまであと1ヶ月弱。裕子さんのようにうまく進めば、恋人たちの一大イベントに間に合うかも?
もちろんリスクはありますが、足踏みしていては何も始まらない!普段の生活で出会いがないという人は、まずは無料登録から試してみては。
(※2015年11月28日 11:30 公開記事)