【オレ様リーマンの非ジョーシキ恋愛入門64】
約半年間、爆速でフッたりフラれたりを繰り返した必死すぎる婚活経験を生かして、なぜか上から目線で本音の恋愛論を語ります。ちなみに普段は、どこにでもいそうなただのアラサーリーマン。
諸事情あって、知り合いが始めたネット婚活の相談に乗っている。
ネット婚活とは、わかりやすく言うと出会い系。
だが、ひと昔前のあやしいものではなく、今は本人確認をしっかり行うサイトも少なくない。
ところでネット婚活というと、まずはプロフィールの作成となるわけだが。一緒に試行錯誤しているうちに、異性が好感を抱きやすい書き方のコツがつかめたので紹介しよう。
【1】写真が命
何はともあれ、写真である。
写真さえ良く撮れていれば、他が超テキトーでもなんとかなる。
逆にこれがダメだと、全てが終わるといっても過言ではない。
まず考えるべきは、写真を撮る場所だ。
登録者の写真を見ると、自宅で撮っているようなものも多いが、あれはダメだ。
照明の光だと、過剰に顔の陰影が出てしまい、よほどうまくやらないと老けて見える。
さらに、背景に部屋が写り込んでいたりすると、生活感が出て、なんとなくみすぼらしい印象も受ける。
なので、晴れている日に外で撮る。
家の近くの公園などで、緑を背景にするのが良いだろう。
もしくは、旅行中のスナップなどで良く写っているものがあればそれでもいい。
自然と楽しそうな雰囲気も伝わるし。
あと、表情。
一般的には「笑顔が良い」とされるが、人によって違う。
笑うと、小じわが目立ってブサイクになる人もいる。
そのため、表情を変えて何枚も撮る。
その中から、一番良いものを選ぶ。
ちなみにオレは婚活中、プロに笑顔の写真を撮影してもらったがダメだった。
ネット婚活では、素人の友だちが撮った、にらみながら不敵な笑みを浮かべている、自分では恥ずかしいようなものが最も好反応だった。
なお、一度撮った写真は定期的に変更することをオススメする。
それだけで、結果がまるで違ってくることもよくある。
とにかく、写真が大事!
実物とかけ離れた奇跡の一枚では、さすがにのちのち問題がある。
ギリギリ本人と認識できるぐらいのベストショットを載せてほしい。
【2】文章は長く!
次はプロフィールの文章だ。これは、ある程度長く書かなければいけない。
よくある悪い例をあげると、
「出会いが少ないので、思い切って登録してみました。
よろしくお願いします。」
これの何が悪いって、やる気が感じられない。
長く書くと、「本気っぽくて恥ずかしい…」とでも思っているのかもしれない。
だが、結婚してたくでできなかったら、恥ずかしいどころじゃ済まない。
余計なプライドは捨てよう。
書く内容は普通でいい。
仕事、趣味、休みの日の過ごし方、友だちからの評判でも、それなりのボリュームになるように書いておけばいい。
ただ注意点がいくつかある。
【3】マイナスなことは一切書くな
自虐的なことを書いてはいけない。
「ちょっとポッチャリですが…」
「オタクですが…」
「人見知りですが…」
全部いらない。
謙遜しているつもりかもしれないが、こういうのは一言でもあると印象が一気に悪くなる。
「ポッチャリ」は、かなり太っているように思われる。
「オタク」は、ガチすぎてついていけない濃い趣味を想像させる。
心理学的にそういうものなのだ。
そもそもこれらは、「体型」「趣味」など他の項目を見ればわかること。
あえて、自分で悪く強調する必要はない。
むしろそこが好きと思う人だっているのに、それを否定するようなことを書くのはNGだ。
また、同じく「人見知りですが、慣れるとよく話します」も、「人見知りな人」としか思えない。
てか、「初対面は人見知りで、慣れると話す」のは普通だ。
そうじゃない人はほとんどいないので、いちいち言わなくていい。
よほど気になるなら、会う前の段階で軽く伝えておけば十分。
「友だちには明るいと言われます」とでも書いておこう。
だって、慣れるとよく話すって、そういうことでしょう?
【4】男の条件を指定しない
相手に求める条件も書いてはいけない。
「タバコ吸う人はごめんなさい」
「ギャンブルする人はNGです」
「年齢は〇歳から〇歳ぐらいの方がいいです。」
などは、仮に関係ない男が見ても、ものすごく選り好みしていて、人に厳しく、さらには冷たい印象を与える。
これまたそういうもの。
「年収は1000万円以上の方」なんてもう論外。
「胸がDカップ以上の女性希望」って男が書いてたらイヤでしょ?
同じことをやってるって事実に早く気づこう。
別に心の中で思ってる分にはかまわない。
けど、書くと引かれる。
それに、そのあたりは男のプロフィールを見ればわかるでしょ?
自分で見て判断すればいいだけだ。
【5】趣味は具体的に
「趣味は、映画です。」
だけではダメ。
具体的に好きな映画を、箇条書きにでもして書いておこう。
そうすれば、
「あの映画好きなんですね!
僕も見ました!」
みたいな会話が成り立ち、さらには出会うきっかけにもなるかもしれない。
本でも、旅行でも、サッカー観戦でも、同様に具体例をあげよう。
ただし、男があまりに興味がなさそうなものは書かなくていい。
K-POP、ヨガ、海外ドラマなどは、ほとんどの男は知らない。
そういうのが羅列されていると、何をメールしたらいいかわからないし、何となく合わなそうな印象を与えてしまう。
また仕事であれ、休みの日の過ごし方であれ、性格であれ同じこと。
何かしら共通点が見つかるように意識すると、アプローチされる回数も増えるだろうし、その後の展開もスムーズになることが多い。
【6】割り切る気持ちが一番大事
以上、ネット婚活におけるプロフィール作成の注意点をあげたが、実はもっと大事なことがある。それは“気持ち”の問題だ。
「婚活がんばるとか、なんか恥ずかしい…」
「写真を良くしたら、会ったときに実物と違うと思われちゃうんじゃないか…」
「良い面ばっかり書いても、本当はそんなにいい人じゃないし…」
などと思っていたら、オレが何を言ったところで意味はない。
だが、これが就活だったらどうよ?
就活をがんばらない人って、はっきり言ってダメだろう。
志望動機を2行しか書かなかったら、ぜんぜんやる気が感じられない。
面接で自分の悪い面ばかり話したら、落とされるに決まってる。
同じことだ。
いや、一般的には会社より結婚生活のほうが長い時間を過ごすのだから、もっと大事かもしれない。
だから、ある程度割り切ることも必要だし、必死になって当然。
かっこつけたり、キレイごとを言ったりしている場合じゃない。
大真面目にプロフィールを作ろう。
がんばってくれ。