男性は「“女心”はわからない」なんて言いますが、女性だって男性の言動がわからなくなること、たくさんありますよね。
男女のすれ違いの多くが、脳の構造の違いによるものだということを、すでにご存知の方も多いと思います。その違いを紹介する書籍やサイトも多くありますが、おさらいも含めて、あらためて男女の脳の違いを簡単にご紹介しましょう。
■男性脳と女性脳の特徴
＜男性脳＞
全体のバランスより部分的に特化しがち
空間認識力に優れている
数学的、論理的思考が得意
おしゃべりは聞くのもするのも苦手
＜女性脳＞
直観力に優れていてバランスがいい
言語能力が高くおしゃべりが得意
同時にいくつもの文脈を理解できる
全体の状況をすぐにつかめる
もちろん上記がすべてに当てはまるわけではないにしても、思いあたることもたくさんありませんか？
脳の違いで男女に差がでるのは興味深い話ですが、その違いゆえに起こるトラブルには困ってしまいますね。彼のせいではなく、脳のせい、と思ってやり過ごせればいいけれど、なかなかそうもいきません。
でも、次にあげるようなトラブルは、世の多くの女性が同じように悩んでいる問題かもしれません。ここはひとつ、男性脳の仕業だから仕方がないよね、と思ってあげませんか？
【変化に気づかない男VS変化に気づいてほしい女】
髪形を変えたのに、彼氏はなかなか気が付かない。「私に興味がないのかしら…」と、彼女は落ち込んでしまう。…こんな話、よく聞きますね。女性に比べると右脳と左脳の連携がよくない男性は、女性のちょっとした変化にも気が付きづらいのだとか。また、感情の変化を察する、といったことも、女性より直観力に弱い男性にはなかなか難しいことのようで、彼女の機嫌はどんどん悪くなるばかり…？
この悪循環は、決して何も生みません。「髪形を変えたから、新しいヘアスタイルに似合うファッションの好みを教えてほしい」など、彼にわかりやすい目標や結論をちらつかせてみてはいかが？（まあ、言わずとも、男性のほうから気が付いてほしいものですけれどもね…。）
【話を聞かない男VSなんでも聞いてほしい女】
“嬉しい”や“腹が立つ”などといったおしゃべりは、女性にとってはごく普通のこと。でも男性からすればただの“感情のたれながし”、会話にすら聞こえていない、という可能性があります。男性は感情より事実を優先して考える傾向があるため、“オチ”や結論の見えない長話は苦手。だから「男性に話すときは簡潔に、まず結論から言いましょう」ということになるのですが、それじゃ味気ないと思うのが女子ですよね…。
“ガールズトーク”は女友達と楽しむとしても、彼との会話も楽しみたい。だったら、「今日、嬉しいことが3つあってね。1つ目は…」などと、（男性が得意な）数字を盛り込みながら、1つずつを短めにまとめましょう。長い文脈で話すより、きっと反応がいいはずです。
【仕事を優先する男VS仕事と自分を天秤にかける女】
「仕事と私、どっちが大事なの？」これもよく聞きますね。女性は左右の脳で頻繁に情報伝達をしているため、仕事と恋愛のモードの切り替えが上手。一方、男性は左右で脳の役割分担が明確なため、ひとつのことに集中するのは得意だけれども、仕事と恋愛を同時に考えるのは苦手なのです。
仕事を口実にしているだけで実は…、なんて疑わしい行動があれば別ですが、多くの男性は本当に仕事に没頭しているだけなのでは？ 考えてみましょう。あなたの上司や同僚が、「今日は彼女とデートだから」と残業をひとりだけ先に切り上げて帰ってしまったら、あなたはどう思うでしょう。仕事のデキない男性が特にタイプ、ということでない限りは、ここは許してあげましょうよ。
このように男女の脳の違いは、コミュニケーションの手段である言葉や行動に表れやすいものです。この違いを受け入れてあげられれば、彼にとって良き理解者になれるのかも。そして、女性脳の得意な分野で彼の不得手を補いながら、男心を惹きつける魅力的な女性を目指しましょう！
（文＝もにょり）
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