大好きなお祖父ちゃん、お祖母ちゃんを背負って歩いたとしましょう。どんなに体重が軽い老人だったとしても、いずれは重たく感じられて、背中から下ろしたくなりますよね(一部、無限の体力を持つ人を除く)。
恋愛もそれに似ているところがあるのかもしれません。どれほど大好きでも、限度を超えれば重たく感じられてしまう…。ともすれば、それがきっかけになって破局してしまうようなこともあるでしょう。
男子たちに「恋愛って面倒だなと感じる瞬間」について聞いたランキング(マイナビニュース)を見てみました。
その結果、
1位 相手の気持ちがわからない
2位 ケンカをしたとき
3位 メールや電話が頻繁すぎるとき
この上位3つで、全体の50%以上となっていました。
これを見るに、コミュニケーションの問題が「面倒なオンナ」と思わせる大きな原因と言えそうですね。意思の疎通が上手く行かない場合や、過剰なコミュニケーションが負担となる場合に、面倒くさがられやすいということかも。
「適度な距離感が大事なんだよ」と言うのは、交際8年、結婚生活3年という橋谷さん(仮名:46歳)。破局や離婚の危機を幾度も乗り越えてきた、いわば男女関係のベテランです。
「うちの女房がまだ恋人だった頃、やたらメールしてくるし、急に甘えてくるかと思えばツンケンするし、ってことで、揉め事が絶えなかったんだよね。こっちだって仕事や友達の付き合いもあるし、四六時中恋人に縛られているわけにはいかなかったからね。だから、ふたりでルールを決めた。緊急時以外は、メールは朝昼夜の3回だけ。それと、言いたいことがあれば、まず要点をまとめてメールで提出。それからは、関係が安定したよ。」
お話を伺うと、奥様は「面倒なオンナ」の一歩手前だったようです。そこをビジネスライクなルールを持ち込むことで回避したということですね。
橋谷さんご夫妻のように、何も厳格なルールづくりをする必要はないかもしれませんが、仲良く関係を続けていくためのヒントがここには隠されているように思います。
要するに、男子に依存しすぎない、そして意見は明確にするということ。
だいたい男子の脳というのは、シンプルというか単純なんですよね。脳梁が女子よりも細いので、複雑さや同時進行が苦手。だから、あれもこれもと求められると「面倒くさい」と感じるし、はっきりしないものも「面倒だ」と思ってしまう。
思わせぶりな言動や、プライベートの時間を奪うような要求を避けるだけでも、面倒なオンナにならずに済むのかもしれませんね。
(文=総合占術研究家 橘のえる)
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