【オレ様リーマンの非ジョーシキ恋愛入門60】
約半年間、爆速でフッたりフラれたりを繰り返した必死すぎる婚活経験を生かして、なぜか上から目線で本音の恋愛論を語ります。ちなみに普段は、どこにでもいそうなただのアラサーリーマン。
婚活していたとき、既婚者によくこんなことを言われた。
「結婚しても大変だよ」
アドバイスをムシして結婚すると、
「楽しいのは今だけだから」
次は、仮に子どもでもできたら、
「子育ては大変」
「子どもを作ると奥さんの性格がきつくなるよ」
などと言われるのだろう。
せっかくオレが幸せに生きようとしてるのに、気分が悪くなる話である。
正直放っておいてほしい。
だが最近、こういった「結婚は大変」話はまともに聞く必要がないことに気づいた。
日本の文化の問題
我が国では、謙虚が美徳とされ、自慢は忌み嫌われる。
なので、仮に結婚して幸せでも、そのまま素直には言いにくい。
自慢と受け取られそうなので、なんとなく言わないほうが良い気がしてしまう。
また、結婚を焦っている人や、明らかに結婚に失敗した人に嫌われそうでもある。
だから、ほぼ順調な結婚生活の中で、ちょっとだけ上手くいっていない部分をことさら強調して話したりする。
例えば、
「ウチの旦那、全然家事の手伝いしてくれないのよ」
家事以外の面は旦那のことが全て好きでも、そんなふうに言う。
謙虚と言うか、もはや卑屈に思えるし、他人の自慢ごときでいちいち嫉妬しなきゃやってられないほうに問題があると思うのだが…、まぁそれはいいや。
幸せであることを言う必要がない
オレのブログは婚活にまつわる記載も多いので、絶賛婚活中の読者から結構な数のメールが届く。
その約95%が「婚活が上手くいかないがどうしたらいいか?」という相談や、特にアドバイスも求めていなさそうなただの愚痴。
上手くいった報告は残りの5%しかない。
これが何を意味するかって、人はネガティブな情報ほど他人に言いたくなり、ポジティブなことはあまり言わない、ということだ。
オレは結婚して幸せだが、「自分がいかに幸せであるか」を言おうとは思わない。
先述した文化の問題もある。
それに加えて、幸せであることを人に伝える必要性を感じない。
オレは十分幸せだから、誰かにそれを認めてもらったり、アドバイスを求める必要ももちろんない、みたいな感覚だ。
不幸な人ほど言いたがる
逆に、結婚生活が上手くいっていない人ほど、それを言いたがる。
「結婚したら大変」と言う人の中には、本当につらい結婚生活を送っている人もそれなりにいる。
そういう人ほど誰かに「大変でも、あなたはがんばっている」と認めてもらいたいし、みんなもそうであってほしいのだろう。
また、オレが「結婚したほうが幸せになれる」というコラムを書いたら、
「結婚して1年ぐらいで知った風なことを言ってはいけない。
私は結婚して20年経ったけれど、結婚生活は大変だ」
とメールをくれた人がいるが、ありがた迷惑である。
「20年も大変な思いをするぐらいなら、もっと早い段階で離婚すればよかったんじゃないか?」
としか思わない。
それに、そんなことをわざわざ見ず知らずのオレに言わなきゃやってられない、その人の精神状態は相当不安定なのだとも思う。
幸せは自分で作れる
学生のとき、バイト先の社員に言われた。
「働いてお金をもらうのって大変なんです」
それ以来、「大変な仕事なんてイヤだ!」と思って、転職したり、今こうしてコラムを書いたりして思うが、働くことは決して全部が全部大変ではない。
好きなこと、ラクな仕事で稼ぐ方法など、努力次第でいくらでも見つけられる。
結婚だって同じこと。
相手を真剣に選び、結婚生活をより良くするように努力すれば、必ず幸せになれる。
もし失敗したら、やり直せばいい。
再婚して幸せになった人なんて、いくらでもいるじゃないか?
ともあれ、20年どころかオレは死ぬまで幸せな結婚生活を送る。
絶対に。
ということで、「結婚は大変」などという話を真に受ける必要は一切ない。
大半の人は周りに合わせて言ってるだけだから。
たまに本気でそう思っている人もいるが、結婚でも何でも不幸な人はある一定数存在する。
反面教師にする以上に得るものはないので、話半分に聞いておけば十分だ。
そして、そんな聞く必要もない話の影響で、
「結婚しても大変そうだから、独身でいいや」
なんて考えて、本当は結婚したい自分の気持ちから逃げてはいけない。
実はこれが、今回一番言いたかったことだ。