「ちゃんとした恋」なんて言ったら語弊があるのかもしれませんが、ここでは「愛し合う男女が、すったもんだしながらも一対一でつきあうこと」と定義します。
対して、浮気や二股、セフレや一夜不倫などなど、ちょっと健全とは言いがたい関係を「訳あり恋愛」と呼ぶことにしましょう。相手をどんなに純粋に愛していても、です。
さて、この「訳あり恋愛」ばかりを繰り返してしまう女子が意外と多いようでして。
「これまで何人かとお付き合いしてきたが、必ずといっていいほど浮気された。気がついたら自分が浮気相手だったことも。私ってこんなもんなのかな」(26歳・おうし座)
「正直、普通に恋愛するのが面倒。疲れるし。お互いに干渉しない、割り切った関係がベスト」(34歳・おとめ座)
「好きになるのは、友達の彼氏とか既婚者ばかり。人のものだから欲しくなる、なんてつもりはないのだけれど…」(30歳・てんびん座)
「好きになると一気に燃え上がるけど、いざつきあうとすぐに冷めてしまう。彼氏がいても、常に遊び相手やセフレがいる状態。良くない、とは思いつつ…」(22歳・おひつじ座)
そんな「訳あり恋愛」にハマる彼女たちの共通点をクローズアップ!いくつかのパターンに分けてみました。
■ 自己評価が低い
心理学的には、「私が幸せになんてなれるわけない」という思いが心の底にあると、どんなヘタレな男でも「自分にふさわしい」などと考えがちなんだそう。だから、分が悪い恋愛でも「仕方がない」「それでも、彼を好きだから」などと自分を無理に納得させてしまいます。
■ 恋愛感情よりも利害が優先!?
表向きは「彼のことが好き」ということになってますが、実際には恋人は寂しさを埋めるための存在。束縛されるのを極度に嫌ったり、性欲を処理するための関係であったりと、自分にとって都合の良い関係を追及するため、不倫や二股など、セカンドの地位に甘んじているほうが都合が良かったりすることもあるんだとか。
■ 優しすぎてナメられる
相手の男性に「コイツは浮気しても怒らない」「何を言っても許してくれる」など、完全にナメられて軽く扱われてしまいます。
■ 我慢強さ=自分に無関心
自己犠牲を美徳とするのも大きな特徴。自分さえ我慢すれば、彼は幸せになれる…それこそが私の幸せ、と考えがちです。
我慢は一見美徳に思えますが、要するに本来の自分の心の声を無視するということ。これでは必ずどこかにひずみができてしまいます。
そういえば先日、友人がこんなことを言っていました。
「不倫してる職場の同期と、浮気されてばかりの学生時代の友達が、何となく雰囲気が似てるんだよねー。なんと言うか、不幸臭がするというか、負のオーラがあるというのか」
もちろんこの二人に面識はなく、取り立てて特別なところもないそう。でも、他の大多数と何かが違う、とその友人は言います。
おそらく、訳あり恋愛を引き寄せてしまう要素というのがあるんじゃないでしょうか。
だとしたら…それを排除すれば、「ちゃんとした恋」がやってくるってことですよね。
もし思い当たるフシがあったのなら、どうぞ上記の項目に当てはまるところがないか、見てみてくださいね。
幸せな「ちゃんとした恋」への道のりが、見えてくるかもしれませんから。
(文=石村佐和子)
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