朝晩は冷え込むようになり、すっかり秋らしさを感じる今日この頃。読書にスポーツにアート…と、みなさん思い思いに秋の夜長を楽しんでいることでしょう。でも、一番身近に楽しめるのはやっぱり「グルメの秋」なのでは?
旬の食材にはすごいパワーが!
ところで、秋に旬を迎える食材は栄養豊富で、精力がつくものが多いってご存知ですか?
ほっくりおいしい銀杏(ぎんなん)や栗は意外に精が強く、体の芯にたまった夏の疲れを追い出してくれるそう。
胃腸に優しい根菜類もまた、精力増強には欠かせない食材。ネバネバ系の代表格、里芋に山芋や自然薯、その小芋のムカゴなどは有名ですね。
そして、人参やごぼう・れん根など1年中見かけるごくありふれた野菜も、この時期に旬を迎えます。
いかにも和食、って感じの地味な根菜類ですが、実は精力増強にすごいパワーを秘めているんですって!
今回は、その中でも特に地味な「ごぼう」にスポットライトを当ててみたいと思います。
精力旺盛・秀吉の秘密はごぼう?
ごぼうというと、何といっても豊富な食物繊維が有名ですが、それ以外にもアルギニンやアスパラギン酸など精力増強に役立つアミノ酸がたくさん含まれています。
特にアルギニンは、精液の80%を構成するアミノ酸。そりゃ精力もつくってもんでしょう。
ちなみに、側室を300人も抱えていた豊臣秀吉は、尾張の特上ごぼうを取り寄せてよく食べていた、とも伝えられています。
すごいパワーが秘められているごぼう…地味だけどあなどれない!
にんにくほど強烈なニオイではないし、鰻ほど高価でもなく、いかにも「精力つきます!」ってアピールもないこの食材。こういうものこそ、彼との食事に取り入れるといいんじゃないでしょうか。
家飲みのおつまみやご飯のおかずとしてさりげなく出したら、疲れ気味の彼も知らず知らずのうちに元気に…なんて。
簡単・オシャレなごぼうレシピ
きんぴらや煮付け、サラダもいいけれど、それではありきたりだし、居酒屋のお通しみたい。そこで、手軽にできて箸が進む、ちょっとオシャレなレシピをご紹介します。材料は、全て適量でOK!
◆アヒージョ
オリーブオイルで素材を煮るだけのアヒージョは、簡単なのに「おっ」と言わせる、おつまみの定番。ごぼうの旨味がオイルに合って、たまらないおいしさに。
【材料】
・ごぼう
・ベーコン
・にんにく
・鷹の爪
・オリーブオイル
【作り方】
[1] ごぼうは皮をむいて5cmくらいに切り、半分に割っておく(空き瓶などでったいても)。
[2] ごぼうを、にんにく・鷹の爪・ベーコンと一緒に小鍋か耐熱皿に入れ、オリーブオイルをひたひたに注いで加熱する。
[3] オイルがふつふつと煮立ったら弱火にし、素材が柔らかくなったらできあがり。
☆仕上げにパセリをふると、見た目もオシャレな感じに。ベーコンの代わりに鶏レバーや魚介類を入れてもおいしいですよ。
◆チーズ焼き
ごぼうの香りとチーズのミルキーな濃厚さは、クセになる組み合わせ!
【材料】
・ごぼう
・みそ
・酒
・みりん
・とろけるチーズ
【作り方】
[1] ごぼうは皮をむいて5cmくらいに切り、半分に割って(空き瓶などでたたいても)耐熱皿に載せ、柔らかくなるまでレンジで加熱する。
[2] みそを酒とみりんでトロトロになるまで伸ばし、ごぼうが温かいうちに和える。
[3] とろけるチーズをかけて、オーブンなどで焼く。チーズに焦げ目ができたら完成!
【もっと手軽に!ごぼうチップス】
もっと手軽に…と思うのなら、ささがきしたごぼうを素揚げするだけの「ごぼうチップス」が便利。170℃くらいの油でほんのり色づく程度に揚げ、塩をふるだけ。
お好みで青のりやハーブソルトなどを使うのも良いですよ。
コンビニなどでも売っていますから、それを利用すればさらに楽ちん。
そのまま食べてもおいしいけれど、豆腐やサラダ、うどん、みそ汁などにトッピングすると、香りと食感が楽しくなります。
地味においしく、体に元気を与えてくれる秋のごぼう。秋の夜長を彼とセクシーに楽しむためにも、普段の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。
もちろん、女性のお肌をキレイにしてくれる効果も折り紙つきです!