友人(30代前半・彼氏いない歴1年)とカフェでとりとめもない話をしていたところ、突然「私、恋ができなくなっちゃったのかな」とポツリと言われました。前回の失恋から1年、もうとっくに立ち直っているし新しい恋のチャンスだってあったのに、なぜか動き出せない…と。私もどう答えたものかわからず、「うーん、何でだろう…」とか何とかモゴモゴして、その話は終わってしまったのですが…。
彼女のように、恋人ができない云々より以前の問題で、「自分は人を好きになれないのでは」という悩みを抱えている人も多いと聞きます。
その理由は人それぞれですが、20~30代女子からよく聞かれる「恋ができない理由」を分類してみました。
「私、すごい面食いなんです」とか「佐藤健に夢中。佐藤健以上の人なんて現れない…」など、男性に対する理想が高すぎて、恋愛を遠ざけてしまっている女子たちがいます。決して恋をしたくないわけではなく、現実を正視できないわけでもないのに、スタートラインにすら立てない…そんな彼女たちの苦悩の原因は、つい完璧を追い求めてしまうところにあるのだそう。
「仕事が超ハードなため、恋愛のことまで考える余裕がない! 恋の仕方も忘れそう…(涙)」「学校と習い事とバイトの往復で、彼氏を作っている時間がない」という忙殺型、かなり多いようです。自分のために使える時間すら確保できない…と嘆く彼女たち。恋愛が二の次になってしまうのは仕方のないことかもしれません。
「大恋愛の末、大失恋。傷つくのが怖くて、もう恋はできないかも」と、恋に対して恐怖感を訴えるトラウマ型の割合も多そうです。「婚約までしていた彼と破局し、しばらく恋愛はいいや…と思っていたら、いつのまにか3年が経過していた」、という浦島太郎のようなパターンも含め、過去の失恋をきっかけにスイッチが入らなくなってしまうこともあります。
過去の失恋が直接トラウマになっているのとは別に、根深い心の傷が原因となっているパターンも。たとえば、幼いころ親に愛された実感を持てなかったりすると「他人に興味が持てない」「私が愛されるわけがない」と無意識に恋愛を避けようとしてしまうのだそう。また、自己評価が低いと「自分は幸せになってはいけない」という考えに支配され、せっかくつかんだ恋を自ら破局に追い込んでしまったり、セックスを悪いことだと感じてしまい思い悩むなど、恋愛そのものが苦痛に思えてしまう傾向が強いようです。失恋トラウマ型とあわせて、その悩みが深刻なようであれば、カウンセリングを受けるのもひとつの手段です。
「離婚を経験したら、もう恋愛なんて面倒になっちゃった!」と笑い飛ばしちゃう人も。イエイエ、まだ若いんだからそんなこと言わないで。「愛することに疲れたみたい」って、昭和の歌謡曲ですよそれ。でも確かに、もう恋はお腹いっぱい、と思うときってあるかもしれません。心の充電期間を経て、また新たな恋ができるようになればいいのですが。
つらい思い出や長いブランクがあると、「もう人を好きになれない」と思い込んでしまいがち。でも、恋愛ってスキーなんかと同じで、そう簡単にやり方を忘れたりはしないと思うんです。転んで痛い思いをしても、長いブランクがあっても、いざふもとを目指せば意外と滑れちゃう…、みたいな。だから大丈夫、いつか自分を取り戻したとき、もう一度恋を求めてみてください。今は好きな人ができない、という人も、そうでない人にも、素敵な出会いと幸せな恋が訪れますように♪
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