よく言われる「男女間の友情は成立するか否か」という問題。アメリカの研究者によると、女性は「男友だち=純粋な友だち」と捉える場合が多いのに対し、男性は「仲のいい女友だちに魅力を感じる」可能性が高いそうです。
つまり、一般的に女性は「友情が成立する」、男性は「成立しない」と考えているっていうこと。女友だちに彼氏や好きな人がいたとしても、男性は相手に魅力を感じると、想いを断ち切ることができなくなりやすいんですって。
ある男性いわく「女友だちと親しくなると、友だちとして好きなのか普通に女として好きなのか、こんがらがってよくわからなくなる」とのこと。
一方、女性は彼と2人のときは恋愛モードになり、友だちの前では普段の自分をさらけ出すなど境界がはっきりしている分、途中から異性として好きになることは少ないようです。基本は「多少なりとも最初から好きだった人」か「ずっと友だちのままでいたい相手」か、その2種類ってことなんでしょうね。
もちろん、「楽しくてほっとできる存在だから、このままずっと一緒にいられたらいいな」と考える場合はあると思います。同窓会や結婚式の2次回で「ひさしぶりに会った男友だちが妙にかっこよく見えて」などというパターンもなきにしもあらず。
でも、長年一緒に過ごした友だちが自分の中で急に恋愛対象に変わるなんてことは、そうそうないみたい。この男女の違いは、いったい何なんでしょうね。
ここで、気になる疑問を男性にぶつけてみましょう。女友だちを異性として意識するきっかけとは?
「普通に飲んだり、ご飯食べに行ったりしていろいろ深い話をしてるうちに、なんかこいつのこと守ってやりてーなとか思い始めて、気が付いたら意識してた。特にこれだっていう決め手は無いかもしれない。ほんと知らないうちに惹かれてった感じ」
そういうものなんでしょうか。女性としては気持ちはうれしいけれど、本当に仲良しだった場合、急に恋愛対象として見られるようになったら少し重く感じてしまいそうな気も。
「お互い恋愛感情はなくても、不意のスキンシップがあるとドキッとする。談笑中にふざけて肩をたたかれたり、酔って手を触られたりすると、ついその子に女を感じてしまう」
密かな想いに気づいてもらいたいときには、これ有効かもしれません。ただし飽くまで無邪気に、さりげなくがポイントです。
「完全に友情だと思ってみんなと一緒に遊んでたけど、酔ったときにその子が妙に色っぽく見えて口説いてしまった。一線を越えかけて以来、なんとなくギクシャクしてる」
酔った勢いでというのもあるんですね。友だちと…というのは確かに気まずいかも。
こんな純粋な男性たちもいますが、中には「俺にとっての女友だちは、『いつか攻略したいから、縁を残しておきたい相手』だな。そうでない相手は、永遠に『知り合い』の範疇」などと語るけしからん輩も。
また「男女の友情ってのは、片方がもう片方に恋をしているときにのみ成立するという皮肉な関係だと思う」という意見の人も。もしそうだとしたら、ちょっと切ないですね…。
いろいろなエピソードを紹介してきましたが…とりあえず頭の隅に置いておいていただきたいのは、近くにいる男友だちは、実はあなたのことを単なる友だち以上の存在だと思っている可能性もある、ということ。アプローチされた後、気まずい関係にならないためにも、相手の気持ちを「それとなく」察知しておくことも大事なのかもしれませんね。
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