つらい失恋から立ち直るには、気持ちを切り替えて行動を起こすことが大事です。
大好きな人との別れは心に深い傷を負うようなものだから、悲しみを克服するには時間や努力が必要! 今回は、失恋を忘れるまでの期間や立ち直る方法について、詳しく解説していきます。
恋人と別れたばかりの人、失恋から立ち直りたい人は、ぜひ本記事を参考にしてみてくださいね。
【もくじ】
- ★失恋がつらいのはなぜ?
- ★失恋から立ち直るまでの期間は?
- ★未練を捨てて気持ちを切り替える方法
- ★失恋から立ち直るために必要なこと
- ★まとめ~つらい失恋を乗り越えるために~
- ◎自分自身を否定されたように感じるから
- ◎楽しい思い出に執着してしまうから
- ◎思い描いていた未来がもう来ないから
- ◎1年以上
- ◎1年
- ◎半年
- ◎3ヶ月未満
- ◎思い切り泣く、寝る、食べる
- ◎彼にまつわるものをシャットアウトする
- ◎誰かと話をする
- ◎恋愛以外の何かに没頭する
- ◎新しいことを始める
- ◎新しい友達を作る
- ◎一人旅にチャレンジする
- ◎運動して汗を流す
- ◎映画や読書で現実逃避する
失恋がつらいのはなぜ?
「恋を失う」と書いて「失恋」と読むように、失恋はそもそもつらいものです。しかし何がどうつらいのか、ここでは失恋がつらいと感じる理由について深堀りしていきます。
◎自分自身を否定されたように感じるから
失恋がつらいのは、まず自分自身を否定されたように感じるからです。
自分は彼のことが本気で好きだったのに、相手はそうではなかった。むしろ「もう連絡しないでほしい」と言われてしまうと、自分の存在そのものがいらないと言われているようでつらくなるのです。
◎楽しい思い出に執着してしまうから
恋人同士であったにしろ、長年の片思いだったにしろ、恋をしていたときは、相手との楽しい思い出も多かったはず。しかし失恋をしてしまうことで、それまでの楽しかった思い出が悲しいものへと変わってしまいます。
一緒に歩いた桜並木や、初めて一緒に行った映画館、おいしいねと笑いながら食べたカフェのケーキも。しかし、悲しい思い出になったからといって、そう簡単に忘れられるものではありません。むしろ「こんなに楽しかったのにどうして」と、かえって過去の思い出に執着してしまうのです。あの楽しかった日々に戻りたいと思うほど、失恋した事実が心に重くのしかかります。
◎思い描いていた未来がもう来ないから
失恋をつらいものと感じるのは、自分の中で思い描いていた未来が訪れなくなってしまうからです。
これまで仲睦まじい恋人同士だった場合は、「あと数年したら結婚かな」「子どもは2人くらい欲しいなぁ」など、これから訪れる幸せな未来を想像していたはず。
片思いの方も同様に「両思いになったら初デートはどこがいいかな」と、頭の中で二人が並んで歩く姿を思い描いていたでしょう。
しかし、失恋した今となっては、幸せな結婚生活も、甘い初デートも、現実になることはありません。そんな事実がつらくなり、失恋の傷から立ち直れなくなってしまうのです。
失恋から立ち直るまでの期間は?
失恋した後、立ち直るまでにどのくらいの時間を要するのでしょうか。失恋してから立ち直るまでのアンケート結果について、体験談を交えながら紹介します。
◎1年以上
まずは、立ち直るまでに1年以上かかったケースから。今回のアンケートでは1年以上と答えた方がもっとも少ない結果となりました。
「1年…もっとかな。初めて心から好きになって結婚も意識してた人だったのでかなり引きずりました。仕事も辞め(同じ職場でした)その間、別の男性ともお付き合いしましたが、なかなか忘れることができませんでした」(50代 女性)
結婚も意識していたとあっては、恋を失った傷もなかなか癒えないでしょう。まして同じ職場では、嫌でも目に入りますし、その度に失恋したつらさを思い出してしまいます。
この女性の場合は、仕事も辞めて、忘れるために別の男性とも付き合ったものの、忘れることができずに苦労したケース。それ程までに好きだったのでしょう。
◎1年
今度は1年程度の時間を要したケースです。半年から1年と答えた方は全体の2割程度でした。
「一年くらい。一年の間にも出会いとかはあるけど、比べてしまって進めないから」(20代 女性)
自分から積極的に進んでいけば、恋のチャンスなどいくらでもあるでしょう。しかし、出会う男性がどんなに素敵な人でも、好きだった人と比べてしまう瞬間も。
食事に行けば「そういえばこの辺りもよくデートに来ていたな…」とふと思い出してしまうのです。せっかくいい感じの男性がいても、昔の恋人を思い出してしまううちは、なかなか次の恋へと進めないケースです。
◎半年
心の痛みを忘れるまで3ヶ月から半年と答えたのは、全体の2割以下で「1年以上」と答えた次に少ない結果でした。
「半年くらい。だいたい次に好きな人ができるから」(60代 女性)
「付き合っていた時の関係の深さにもよるけど1ヶ月~半年前後。理由は付き合っていた期間が長ければ長いほど別れはつらいものだから」(50代 女性)
確かに好きだった期間や、恋人として一緒に過ごした時間が長かったら、すぐに忘れることはできないかもしれませんね。
◎3ヶ月未満
3ヶ月未満と答えた方は全体の6割ほど。ちなみに一番多かった回答は「1ヶ月」、これを長いと感じるか、短いと感じるかは、個人差によるもの。確かに1ヶ月は日数に直すと30日になりますから、寝て起きてを30回も繰り返していたら、案外あっさり忘れてしまうのかもしれません。
「大体心の傷は、3ヶ月でどうにかなると思っている」(40代 女性)
「失恋後2ヶ月で夫に出会い、傷が癒えたので」(20代 女性)
ちなみに「男の恋は【別フォルダに保存】、女の恋は【上書き保存】」とたとえられています。この言葉によると、男性の恋はなかなか忘れることができず、ふとした瞬間に何度も元カノを思い出してしまうのだとか。一方で女性の場合は言葉の通り、元彼との思い出は新しい男性との恋によって塗り替えられてしまうそうです。
未練を捨てて気持ちを切り替える方法
つらい失恋を忘れるには、気持ちを切り替えてまっすぐ前を見るのが大切です。ここでは、どう失恋を乗り越えるか、その方法をまとめて紹介します。
◎思い切り泣く、寝る、食べる
失恋を忘れるには、まず思い切り泣くことから。中には泣くのを我慢してしまう人もいますが、これはかえって逆効果。「あんな人始めから好きじゃなかったわ」と自分の気持ちに嘘をつく必要などありません。
失恋がつらいと思ったら泣いていいのです。失恋の歌を聴いたり、失恋にまつわる映画を見たりして、思い出に浸って気が済むまで泣いてください。
泣くと眠くなると思うので、思い切り泣いた後は、たくさん眠りましょう。スマホを触って失恋相手のSNSをチェックするなどもってのほか。照明を暗くして寝ることに没頭することです。気が済むまで寝て起きたらきっとお腹も空くでしょう。
本能の赴くままに食べてください。お腹が空くということは、それだけエネルギーを使った証であり、身体が消費した分のエネルギーを欲しているのです。
この泣く・寝る・食べるのサイクルを繰り返しているうちに、失恋の傷も段々と癒えてきます。
◎彼にまつわるものをシャットアウトする
失恋相手に関するものはすべて視界からシャットアウトしてください。
まず彼のSNSは絶対に見ないこと。近況がわかったところで、あなた自身が得する情報は何一つありません。携帯に入っているメールやLINE履歴、写真などもすべて削除してしまいましょう。
交際していたときの名残で、自分の部屋に彼の物がある場合は一斉処分を。貴重品については、トラブルを避けるため、彼本人に確認を取るのを忘れずに。捨てていいと言われたら、質屋に出してお小遣いをゲットするのも有りです。
思い出の品は目につく場所にあるから、つらくなるのです。しかし、処分したほうがいい理由はそれだけではありません。不要になった物を処分することで運気が上がるとも言われています。物を捨ててスペースが空いた箇所には、運気が上がるようなグッズを置いて、気持ちをリフレッシュさせましょう。
◎誰かと話をする
気持ちを切り替えるきっかけとして、誰かに頼るのも一つの手段。
気軽に何でも話せる友達でもいいですし、何も言わずに傍にいてくれるような家族でもいいでしょう。かえって見知らぬ他人のほうが安心するのであれば、占いに立ち寄って、今後の運気や恋愛運を見てもらうのもいいかもしれません。
失恋のつらさを忘れるために、誰かと話をするのに集中するのです。友人や家族とささいな話で笑ったり、占いでアドバイスをもらったりすると、気持ちがスッキリと軽くなり、失恋の傷も少しずつ和らいでいきます。
失恋から立ち直るために必要なこと
気持ちの切り替えができるようになったら、今度は行動に移してみましょう。ここからは、本格的に失恋のつらさを忘れるための最終ステップです。自分に合いそうな方法を見つけて実践してみてください。
◎恋愛以外の何かに没頭する
まずは失恋を思い出す時間を減らすことです。振られたときの状況や彼の言葉、そのときに自分が感じたことなどを思い出すから辛くなるのです。
思い出さないためにも、恋愛以外の何か没頭できることを見つけてみましょう。手近なものでいえば仕事がおすすめです。
今まで、彼氏がいてこその仕事という気持ちで働いていたのなら、今度はひたすら仕事に情熱を注いでみてください。昇給や昇進を狙ってみるのもいいかもしれません。
仕事に熱を入れることで、同僚や先輩、最終的には上司からの評価も集まり、結果として収入アップやスキルアップの道が開けてくるはずです。
◎新しいことを始める
仕事に情熱を注ぐより、別のことを始めてみたい。そう思う方は、新しいことにチャレンジしてみましょう。別れる前までは、彼氏に夢中になるあまり、興味があっても始める決心がつかなかった分野が一つはあるはず。
たとえば資格取得に向けて勉強を始めてみるのもおすすめです。仕事にまつわる資格でも、前から興味のあった資格でも構いません。資格には取得までにおおよその期間があるので、3ヶ月から半年程度であれば、失恋のつらさを忘れるのにちょうどいいといえるでしょう。
他にも習い事やボランティア活動、ジム通いなど、少しでも興味が惹かれるものが見つかったら、どんどんチャレンジしてみましょう。
◎新しい友達を作る
人間関係を新たに広げてみるのも一つの手段。人と話すのが好きな方は、交友関係を広げてみるのも検討してみましょう。
友人に頼んで合コンを企画してもらうのもいいかもしれません。「新しい恋なんて…」と気が乗らないかもしれませんが、最初から恋愛ありきではなく、まずはお友達からでもいいのです。友達から恋愛に発展する可能性も、その人の伝手で別の恋が見つかることもありますから。
もちろん合コンでなくても、先述したように、新しいことを始めた場所で友達を見つけるのも◎
新しい友達がいると、既存の友人より会話も弾みやすいですし、刺激を受けて世界観も広がるなど、メリットだらけです。
◎一人旅にチャレンジする
失恋を乗り越えるために、一人旅にチャレンジする女性は少なくありません。一昔前、女性の一人旅は物騒なイメージが強かったのですが、今はむしろ一人を満喫する女性を応援する色のほうが濃くなっています。
そのため旅行会社もこぞって女性の一人旅プランを提案するなど、旅の内容も充実しています。
遠くに行くのが不安な方は、せめて県外に出てみてはいかがでしょうか。足を運んだことのない場所に踏み入れると、それだけで新鮮な気持ちが芽生えてきます。
また絶景スポットを眺めていると、失恋した事実が意外と小さなものに思えてくるのです。数日の旅行だけでは、完璧に失恋のつらさを忘れるのは難しいですが、気持ちがスッキリするのは確実です。
◎運動して汗を流す
失恋相手を見返すつもりで運動を始めるのもおすすめです。
三日坊主が心配な方は、ジム通いを始めてみるのもいいでしょう。入会費や月の利用料が掛かるので、「元を取らねばもったいない」という気持ちが働き、自然とジムに足が向くようになります。
なかなか時間が取れない場合は、通勤通学の合間に運動するのも。駅ではエスカレーターやエレベーターではなく、階段を早く上がるだけでもいい運動になります。ひと駅歩くのもウォーキング代わりになりますし、景色を眺めて歩くことが気分転換にもなるのでおすすめです。
汗を流すとリフレッシュできるうえに、汗と一緒につらい失恋の悲しみも流れていくでしょう。無理なくできる運動から始めてみてください。
◎映画や読書で現実逃避する
なかなか失恋の傷が癒えないときは、思い切って現実から逃げ出してしまいましょう。逃げるといっても、本当に世の中から逃げ出すのではなく、現実逃避をするという意味です。
長編の映画や小説で物語の世界に入り込んでしまいましょう。話が終わる頃には、失恋でモヤモヤしていた気持ちがいくらか楽になっているはずです。
失恋ものを見て気が済むまで泣くのもいいですし、お笑い系でひとしきり笑って過ごすのもおすすめ。映画や小説の世界に触れると、思わぬ名言やシーンで「こんな考えもあるんだ」と失恋を忘れさせてくれるヒントを得ることもできます。
まとめ~つらい失恋を乗り越えるために~
今回はつらい失恋を乗り越えるための方法を具体的に紹介しました。体験談の中では、紹介しきれませんでしたが「時間が忘れさせてくれる」という意見も多くありました。本当にその通りだと思います。時間が経つごとに失恋の傷は癒され、次の恋に前向きになっている自分に気付くでしょう。
大切なのはその時間をどう過ごしていくか。仕事に没頭するも良し。新しいことを始めるも良し。交友関係を広げてみるのも良し。充実した時間を過ごしながら、つらい失恋を乗り越えていきましょう。
(文=ココロニプロロ編集部)