「あの子をデートに誘いたい」と言いながらも、ぜんぜん誘わない男子っているんですよね。なのに、別の女子には気軽に声をかけて、一緒にごはんを食べたりする。
「同じように、あの子も食事に誘えばいいじゃん」と言うと、「あの子に断られたら、耐えられない」とか情けないセリフが出てくることも。そんな山田さん(仮名:26歳、会社員)に、もうちょっと突っ込んで聞いてみました。
「誘えないのは、あの子が好きだからですよ。できれば恋人になりたいんだけど、最初に失敗したら、もうその後が続かないでしょ? 別の子を誘えるのは…断られてもいいからかな。単なる友達でしかないし。お互いに誘い合ったりもしているから、断る場合も都合が合わないってだけですからね」
どうも山田さんが誘えないのは、恋愛初期症状って感じ。拒絶が怖くなっているんですね。では、「気になったら、どんどん誘う」と豪語する黒井さん(仮名:29歳、建築業)の場合はどうなんでしょう。
「趣味が合ったり、ノリが合えば、すぐに誘います。ふたりきりでじっくり話したりしないと、さらに仲良くなれる相手かどうかわからないからね。見境? そんなもんないない(笑)。あ、でも、話してて盛り上がらない女の子は、そもそも気にならないから誘わないかな」
黒井さんの場合は、恋愛以前の状態で「興味が持てそう」だから、その確信を得られるかどうかを試すために誘っているようです。
誘う場合、誘わない場合について、20代~30代の男子たちからいろいろと意見を集めてみました。
誘う場合
・「相手が断らないとわかっている」
・「共通点がある」
・「断られてもかまわない」
・「その場の勢い、流れ」
誘わない場合
・「誘うきっかけがない」
・「面倒くさい」
・「言葉がキツイから、ひどいことを言われそう」
・「断られたら、恥ずかしい」
代表的な意見は、上記のようなもの。なかには「誘ってほしそうなことを言えば誘えるけど、こっちに興味なさそうだと誘う気にならない」という微妙に受け身な回答もありました。
積極的な黒井さんのようなタイプは別として、基本的には男子たちは弱気なようですね。プライドを傷つけられることを恐れて、安全な(?)女子にだけ声をかけようとしている印象。
「誘ってくれていいんですよ」ってわかりやすいサインを出してくれていれば、ナイーブな男子たちだってもっと声をかけやすくなるのかもしれませんね。たとえば「最近、映画館に行ってます?」とか「ショットバーとか、ひとりだと入れないですよ~」とかね。
「じゃあ今度、一緒に行こうか」というセリフが飛び出すような前振りを期待している男子が多いようですぞ。
(文=総合占術研究家 橘のえる)
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