今年の夏は『わたしの家政婦ナギサさん』(TBS系)のナギサさん、『おじさんはカワイイものがお好き』(日テレ系)の小路部長など、イケオジ=「イケてるオジさん」を愛でるドラマが多かったですよね。
『私たちはどうかしている』(日テレ系)の山崎育三郎さんも、ダンディーなヒゲに着物姿で、なかなかのイケオジっぷりを見せていました。
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この秋、イケオジに出会えるドラマは?
この秋のドラマでもイケオジを見られる?と、調べてみたところ……。
◎『ルパンの娘』渡部篤郎さん
まずは『ルパンの娘』(フジテレビ系)の続編に登場する渡部篤郎さん。ヒロイン(深田恭子さん)の父親役ですが、2019年の放送では、常にスマートで紳士的なオジさまを演じていました。普段は飄々としているけれど、決めるところはビシッと決めるし、結婚して30年以上経つのに、妻(小沢真珠さん)とラブラブなところも素敵。
職業が泥棒ってことで、人前に出すのは難しいけれど、あんなにかっこいいパパがいたら、友達に自慢したくなっちゃいそうですよね。
◎『35歳の少女』坂口健太郎さん
柴咲コウさん主演のドラマ『35歳の少女』(日テレ系)でヒロインの初恋の相手を演じている坂口健太郎さん。実年齢が29歳なのでオジさんと言うには若すぎますが、ドラマでのヒゲ面は、これまでにないイケオジ感を醸し出しているような。なんだかんだ面倒見がいいところや、案外、体格がいいところもイケオジみを増し増しにしています。
また、ヒロインは25年間、昏睡していた設定だから、体は35歳ですが心は10歳……。無垢な少女を支える男性という意味で、これからイケオジとしての魅力を開花させていくのかも。
◎『#リモラブ ~普通の恋は邪道~』及川光博さん
生活感がなく、いくつになっても王子さまや妖精のような及川光博さん。波瑠さん主演の『#リモラブ ~普通の恋は邪道~』(日テレ系)での役どころは、明るくラテンな昭和なオジさんとのことです。昭和とはいえ、及川さんが演じたら、どこかスタイリッシュになるんだろうなと。そのイケオジっぷりに期待せずにはいられません。
◎『獄主夫道』玉木宏さん
『獄主夫道』(日テレ系)で、専業主婦に転身した元極道を演じる玉木宏さん。こっちはイケてるオジさんを通り越して、イキすぎな感じもしますが、筋を通して愛する家族を守るっていうのは、やっぱりかっこいいですよね。
イケオジの特徴は?
ここまで書いてきてアレですが、そもそもイケオジってどんな人なのでしょう。いくつかのドラマから見えてきたイケオジの特徴を、筆者なりにまとめてみようと思います。
◎基本的にジェントルマン
器が大きく、品格があって礼儀正しい男性、という印象があります。中にはちょっとやさぐれている人、口が悪い人もいるかもしれませんが、根は優しくてレディーファーストなんじゃないでしょうか。
◎お金に余裕がある
それなりにスペックが高くて、お金に余裕がありそう。『私たちはどうかしている』の山崎育三郎さんに至っては、浜辺美波さん演じる若き和菓子職人にお店を持たせていましたが……そこまではいかないにしても、さりげなくご馳走やプレゼントをするなど、女性を喜ばせる方法を熟知している人ではないかと思います。
◎下心がない
結果的にヒロインと恋仲になることはあっても、出会った頃から“そのつもり”ってわけではなく、最初は下心なく近づいてきて、女性を支えたり、見守ったり。ギラギラ、ギトギトしていなくて、エロさはないけれどセクシーなイメージがあります。
◎多くを語らない
ここぞというときに、心に響くことを言ってくれるけれど、多くは語らず、普段は聞き役に回る傾向が。間違っても「俺が若い頃は」などと武勇伝を延々と語ったりはしないでしょう。
◎お腹が出ていない
年齢的にはオジさんでも、いわゆるオジさん体形ではなく、スリムなスーツをサラッと着こなせるタイプ。細いのかなと思いきや、腕まくりしたら結構、筋肉質でドキッとしてしまうような。
こんな感じでしょうか?妻子持ちなのに独身の女性を口説く人オジさんや、得意げにセクハラまがいの発言をするオジさんも少なくない中、こんなイケオジがいたらキュンとするのでは?
リアルだと、そうそうお目にかかれないからこそ、どこかファンタジーな感じもしますよね。思えば、『あしながおじさん』の“あしながおじさん”も『ガラスの仮面』の“紫のバラの人”も、イケオジの一種だったのかもしれません。
イケオジに愛される女性の共通点
『あしながおじさん』や『ガラスの仮面』、それから『わたしの家政婦ナギサさん』『私たちはどうかしている』。このあたりの作品のヒロインに共通する特徴についても考えてみました。 ・努力家でひたむき
・自立しているようでいて、どこか危なっかしげ
・孤独を抱えている
こういう女性を見てしまうと、手を差し伸べずにはいられないのが、きっとイケオジなのでしょう。孤独につけ込むのではなく、ひたすらサポートに回る役割というか。そんなイケオジに出会うためには、自分がやるべき物事を見つけ、打ち込むことが何よりも大切なのかも。
そういえば、年齢的にはオジさんというより、もはやおじいさんですが、『マイ・インターン』で社長を演じるアン・ハサウェイの会社にやってきたシニア・インターンのロバート・デ・ニーロは、完璧なイケオジだったように感じます。知恵と知識があって、下心は一切なくて……。
あれくらい枯れていても問題なし!という人なら、意外と簡単にイケオジを見つけられるかもしれません。これからは王子さまより、オジさま!の時代?恋愛するかどうかは別として、素敵なイケオジに出会いたいものですね。
(※2020年10月11日 18:50 公開記事)