メイクする理由から現代女性のリアルな生き様を描いたドラマ、『だから私はメイクする』(テレビ東京系)をご存知ですか?
初回放送時に登場したのは、学生時代、地味なオタク女だった錦織笑子(島崎遥香さん)。あるときメイクを始めた彼女は、お人形のような顔になりたくて化粧がエスカレート。そのせいか、全く恋愛に縁がない日々を過ごしていました。
自分がしたいメイクばかりでは、幸せになれない?そんな悩みを抱えているとき、あるビューティーアドバイザーに出会って…。
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美人は案外モテない?
人間は、美しいものに惹かれます。結婚したら専業主婦になるのが当たり前だった時代、美人は有利でした。それは、美しいというだけで経済力のある男性に選ばれやすくなり、裕福な結婚をするための大きな武器になったからです。
しかし現代は、男性も女性も経済的に変わりません。今は、笑子のように「自分のため」にメイクする女性が増えています。自己表現としてのメイクに、変わってきているんですね。
そして、実は、男性の考えかたにも変化が見られ、「美人を選ぶ男性」も減ってきています。美しい女性を選んで自分のステータスを上げることより、一緒にいて落ち着く、気後れしない女性を選ぶことを重視する、そんな男性が増えているのです。
むしろ、「かわいい」ほうがモテる傾向が強くなっています。
「かわいい」がモテる理由
「美人」より「かわいい」のほうがモテる理由は、次の3つ。
①ストライクゾーンの広さの違い
「美人」と感じる範囲って案外狭くて、人によって違うもの。目が大きいだけできれいと感じる人もいれば、顔の造形が完璧に整っていないと美しいと思わない人もいますし、明確な基準がありません。
一方、「かわいい」のゾーンは広いのです。全体的な雰囲気や、表情、しぐさなども含めて「かわいい」と捉えるので、対象となる人数が「美人」よりも多くなります。それだけ多くの人に受け入れられやすくなるため、結果的に美人よりモテるんですね。
②ネオテニー効果
赤ちゃんを見ると、無条件に「かわいい!」って思いますよね。これはもう、本能のようなもの。そして人は、子どもっぽさや無垢な雰囲気がある大人(ネオテニー)を見ると、赤ちゃんを見て「かわいい」と思うのと同じ感情が、自然と呼び起されます。
そのため、美人を見て「冷たい」「緊張する」と思って警戒してしまう男性でも、かわいい女性に対しては、感情的に受け入れやすくなるのです。
③「きれい」より「かわいい」のほうが、保護欲求をかきたてられる
男性の多くは、「頼られたい」「守ってあげたい」という欲求を持っています。これも、男性特有の本能のようなものです。
②に関連して、幼さや純粋さを感じられる容姿の相手だと、このような保護欲求がより強くかきたてられます。「自分が守ってあげなきゃ」という気持ちが高まり、「一緒にいたい」という思いに変わって、恋愛感情に結びつきやすくなるのです。
最後に選ばれるのは「美人」より「かわいい」
とはいえ、面食いな男性が減っているわけではありません。イケメンに心奪われる女性が多いように、やはり美人好きの男性は今も昔も多いのです。その点に、変わりはありません。
ただ、美人をカップリングの相手に選ぶかというと…それはまた別。「整ったきれいな顔」の女性より、「女性らしい特徴をそなえた顔」「未熟な印象を与える顔」「無垢な雰囲気を持つ顔」といった「かわいい印象」の女性が魅力的と評価され、恋人や伴侶候補に選ばれやすいのです。
つまり、美人メイクよりもかわいいメイクのほうが、より多くの男性の心を捉えると言えるでしょう。
まとめ
美人メイクよりかわいいメイクがモテる理由、ご理解いただけましたでしょうか。
無理して背伸びをする必要はありません。あなたの良さを際立たせるような、かわいいメイクを目指してみてくださいね。
(※2020年10月10日 17:15 公開記事)