数々のWEBメディアで恋愛コラムを執筆し、恋に悩める女性たちを救済してきた恋愛マイスター・ひとみしょう。長年の経験から培った独自の恋愛論で男心を解説します! 出会い、交際、別れ、結婚…などにまつわる“男の本音”をこっそり教えましょう。
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恋愛マイスター・ひとみしょうの男子学入門105
結婚を決めた途端「本当にこの人と結婚してもいいのかな」と不安になるのはなぜ?というテーマで、今回はお届けします。
いわゆるマリッジブルーに浸る間もなく、忙しく結婚の準備をする人もいますが、そういう人も、婚前のバタバタが終わればブルーになることがあったりしますよね。
さて、まずは、ブルーな新婦さんを彼はどう見ている?ということからお話しましょう。
ブルーな新婦さんを彼はどう見ている?
ブルーな新婦さんに対して、彼は「おれが幸せにしてあげるから、そんなに不安にならなくてもいいよ」と思っています。いわば「余裕をぶっこいて」いるわけです。なぜなら、男にマリッジブルーなんてないから。男は「やっとの思い」で結婚してホッとしているから。
たとえば、彼女に言ったら「なら、あなたとは結婚できない」というような少額の貯金しかないことがバレずに済んだから、結婚できたことに彼はホッとしています。ようやっと結婚できる「ほぼ一人前の男」になれたことにホッとしています。
その「ホッ」にブルーなんてないのです。ということは必然的に、彼は「おれが幸せにしてあげるよ」と、気持ちが大きくなっていると言えます。言い換えると彼女のブルーを、彼は彼女と同じニュアンスで理解していないわけです。
「この人と結婚してもいいのかな」と思うときの対処法
さて「この人と結婚してもいいのかな」と不安に思うのは、どういうときなのでしょうか?答えは、夫婦で遊んでいないときです。
遊ぶというのは、ふたりで映画を観るでもいいし、海に行くでもいいし、近所に飲みに行くでも、なんでもいいのですが、ようするにふたりで遊んでいないことが、ブルーの原因なのです。
遊ぶとは、過去や未来の不安をさて置いて「今」に心を集中させること、と言えますよね?楽しい遊びをしながら「そういえば、家のガスの元栓、閉めたかな?」と一瞬不安に思うことがあるかもしれませんが、基本的には、遊びの最中には過去のことも未来の不安も、頭をよぎらないでしょう?
ブルーな人は、過去や未来における不安事項を絶えず言葉を使って考えている人です。もっともそれを端的に表すと「悩む」となるわけですが。その「悩む」の対極にあるのが「遊ぶ」なのです。じつは。
今この瞬間にふたりで心を震わせる――これができれば、マリッジブルーは消えてなくなります。なぜなら、どのような未来も「今」自分がやったことの先にしかないから。「今」彼と楽しい遊びをする、これを積み重ねた先にあるのが楽しい未来です。
反対に「今」未来を悲観して、彼に八つ当たりしたら、その延長線上にある未来は、当然、暗いものになります。よね?
自らの手で未来を暗いものにしないために
「この人と結婚してもいいのかな」と不安に思ったときというのは、みずからの手で自分の未来を暗いものにしているときなのです。
と言うと「でも、ある程度は未来に起こりそうな悲観的なできごとを予測して<先回り的に>心配すべきことを心配しておかないと、アリとキリギリスのキリギリスになってしまわない?」と思う人もいるでしょう。
そういう人に、最後にひと言申し上げます。
信じなさい。
どのような相手と、どのような条件下で結婚しても、うまくいくときはうまくいくし、いかないときはさっぱりうまくいきません。
だから、先人たちは未来を信じてきました。きっとわたしたちの未来はよくなるはずだと、ときに神様や仏様に手を合わせつつ、信じてきたのです。
わたしの未来はきっと明るい「と信じる」こと――これって、ブルーにならないために、とても大切なことなのです。
付言するなら、いろんな自己啓発や占いの本に「未来は自分が思ったとおりになるから明るい未来をイメージしよう」などと書かれていますよね。それは「今、未来は明るいと信じなさい」と「信じること」をおすすめしているのです。
※参考
『自分を愛する方法』玄文社(ひとみしょう)2020
※毎週木曜日更新