数々のWEBメディアで恋愛コラムを執筆し、恋に悩める女性たちを救済してきた恋愛マイスター・ひとみしょう。長年の経験から培った独自の恋愛論で男心を解説します! 出会い、交際、別れ、結婚…などにまつわる“男の本音”をこっそり教えましょう。
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恋愛マイスター・ひとみしょうの男子学入門101
結婚相手に対する「理想」って、いろいろありますよね。たとえば収入。年収〇百万円以下の男性は勘弁!という「理想」は、婚活会社の担当者などに言えば済む話ですね。年収を偽って登録している男もいますが、そういうヤツのことはここでは除外しましょう。
理想の性格や理想のルックス。これはちょっと難しいですよね。たいていの場合、ルックス単体で、とか、性格だけを見て、ということではなく、ルックスと性格の両方の総合評価として「理想的」であれば「よし、付き合おうか」となるからむずかしいですね。
今回は理想の相手に巡り合えないとき、どうすればいいのかについて一緒に見ていきましょう。
「理想」と「現実=結婚」とは別のもの
ところで、結婚後に「わたしは本当は背の高い人と結婚したかった(でも旦那は身長が低い)」と言う人がいますね。あるいは「本当は国際弁護士と結婚したかった(でも旦那はフリーのミュージシャンだ)」とか。
男の言い分をご紹介するなら「俺はコアラ顔の女性と結婚したかった(でも妻はほっそりした犬顔だ)」など。そのような人は「特殊」ではなく、「わりとよくいる」んですよ。
上にご紹介した括弧の中の文章はすべて、そのあとに「でもわたしは今の旦那/妻に満足している」と続きます。つまり、誰にとっても「なにが理想か」なんて、ピンポイントで1つに特定できない、ということが言えますね。
それからもうひとつ、自分が思い描く「理想の相手像」と「結婚」とは別だ、ということも言えると思いませんか?国際弁護士が「理想」ではあるけど、現実問題として、妥協したわけではなく、今の旦那と結婚し、それなりに満足している、ということは「理想」と「現実=結婚」とは、また別のものだと言えるでしょう?
この話のポイントは「妥協の末に結婚したわけではない」ということです。理想は理想として持っていて別にいいんです。
それとは独立に、この現実という絶えず変化している世界の中で、偶然出会い、その結果、自分の考え方が変化し、お互いに相手に惹かれ合い結婚にいたった――つまり、理想という固定的な「概念」に対し、現実を生きる自分の考え方は変化にさらされ、変化を余儀なくされ、結果、結婚した、という「変化の中でゲットした幸せ」が話のポイントです。
理想ってなんだろう
ようするに「理想」って「これまでの自分」の経験の中から生まれた「概念」なんですよね。これまで、たとえば高校生のころの、あのかっこよかったサッカー部のなんとか君がわたしの理想、というのは「済んだことにもとづく理想」ということでしょう?
それに対して、現実生活の中で誰かと会うとか、会った人に自分の感情を揺さぶられるというのは「今」目の前で起きていることでしょう?
「理想」が高くて、それゆえ「理想」の男性と出会えず、なかなか彼氏ができない(結婚できない)女性というのは、つまり、過去に生きている、過去に心を縛られている、といえるのです。
彼氏をつくる、とても簡単な方法
誰だって「すばらしかった過去」を持っています。そこに帰りたいなあと思うこともあるでしょう。でも、過去は過去です。済んだことは二度と起きません。それがいいことであっても、よくないことであっても、覆水はなにがあっても盆に返らない。
それよりは「今」です。「理想」とは独立に、「今」目の前にいる相手に気持ちを集中させること。「今」楽しいと思えることをすること。
「今」それこそ「理想的な」ふるまいができるように心を配ること――そのように「今」を生きることが「理想」にがんじがらめにされて彼氏ができないという事態から、あなたのことを救ってくれるのです。
※参考:キルケゴール・S『死に至る病』鈴木祐丞訳(講談社)2017
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