数々のWEBメディアで恋愛コラムを執筆し、恋に悩める女性たちを救済してきた恋愛マイスター・ひとみしょう。長年の経験から培った独自の恋愛論で男心を解説します! 出会い、交際、別れ、結婚…などにまつわる“男の本音”をこっそり教えましょう。
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恋愛マイスター・ひとみしょうの男子学入門98
女性から男性に積極的にLINEしたら、男性にドン引きされるのではないかと考えている人もいると思いますが、それはまちがいです。
男は女性から積極的にLINEが来たらうれしく感じるのです。と書いても、いまいちピンとこない人もいるでしょうから、なぜうれしく思うのかについて、一緒に見ていきましょう。
恋愛の主導権は女性が握っていると思っている
女性から積極的にLINEが来たら、なぜ男性はうれしく思うのか?それは、恋愛の主導権は女性が握っていると認識しているからです。
彼に腕を引っ張られて愛の世界に羽ばたくことを夢見ている女性には申し訳ないのですが、男性は、恋愛の主導権は女性が握っていると思っています。
たいていの男は、中学か高校のころに、誰かに恋します。その恋が成就した男子はほんの一握りです。多くの男子は「好きな女子に選んでもらえなかった」という経験をします。その経験は思春期というものすごく心が忙しい時期に行われるものだから、彼は「選ばれなかったこと」をいつまでも覚えています。そう、今でも覚えているのです。
ということは、つまり、彼は「恋愛の主導権は女性が握っている/恋愛における選択権は女性が握っている」と思っている、ということです。
「選ばれなかった」という「強烈な」記憶
そんなふうに思っている彼は、当然のように、恋愛に関する連絡は女性からくるものだ、と思っています。おれがいま彼女にLINEしたら、彼女は舞い上がって喜んで、付き合ってくれるはずだ――彼はこうは思わないんですね。
おれが彼女にLINEしてもしなくても、彼女の気が向いたら、彼女のほうからLINEしてくるだろう。彼女の気が向いたら、彼女のほうからおれに「付き合ってよ」と言ってくるだろう――彼はこう思っているのです。
なぜなら、先に書いたように、心が超忙しい中高生のときに、彼はいやというほど「好きな女子に選ばれなかった」経験をしてきたから。
ちなみに(あまり具体的に書けないので察しつつ読んでいただきたいのですが)、無理に女性のことを口説いたりする男っていますね。そういうヤツは、「好きな人に選ばれなかった経験」を頻繁にしたものだから、女性という生き物に反抗しているわけです。
彼にとっては、AさんでもBさんでもあなたでも、相手は誰でもよく、とにかく「女という生き物」に対して「おれのことを選べ」と言っているのです。
だから、そういうヤツは1回や2回逮捕されたくらいでは懲りないんですよ。「女性に選ばれた」という「ありえない」経験をし、満足するまで彼の「愚行=犯罪」は続くのです(が、それは「ありえない」経験だから、彼は女性に選ばれるという経験をすることなくこの世を去ってゆくのです)。
「うまくいかない恋愛」の元凶
というわけで、男はマジで「恋愛の主導権や選択権は女性が握っている」と思っています。気の利く男は、だから女性のことをほめたり、おいしいものをごちそうしたりして、女性から選ばれるように努力します。
反対に、気の利かない男は「どうやったら女性に選ばれる男になるのだろう」と思って、男性向けの「モテテクサイト」を熟読します。おしゃれして紳士的にふるまえば女性に選ばれやすくなると読むと、彼は伊〇丹のメンズ館に行って洋服を一式買いそろえ、紳士的にふるまえるマナーを身に着ける講座を受講します(ホントですよ)。
ようするに、男の世界で、男たちは「女性に選ばれる努力」をしているのです。
それを知ってか知らでか、女性たちは「やっぱわたしは彼に選ばれる存在でありたいわ。彼に腕を引っ張られて愛の世界へ行きたいわ」などと思っているでしょう?男女ともに「選ばれる存在になりたい」と願っている――これが「うまくいかない恋愛」の元凶なのです。
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