数々のWEBメディアで恋愛コラムを執筆し、恋に悩める女性たちを救済してきた恋愛マイスター・ひとみしょう。長年の経験から培った独自の恋愛論で男心を解説します! 出会い、交際、別れ、結婚…などにまつわる“男の本音”をこっそり教えましょう。
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恋愛マイスター・ひとみしょうの男子学入門95
元カレから復縁したいと言われて、喜んだことがある人もいれば、「アホか」と思った人もいると思います。今回は、復縁したがる男性心理を一緒に見ていきつつ、成功する復縁と失敗する復縁についてお話ししましょう。
復縁したがる男性心理は「淋しい」
復縁を望む彼のホンネは、ズバリ「淋しい」です。淋しいから復縁を申し出るのです。別れのとき、彼から別れを切り出したケースであっても、彼が彼女にフラれたケースであっても、彼女と別れたあとの男は淋しさに溺れています。
ところで、男が淋しさに溺れるというのと、女子が淋しさに溺れるのとは、溺れ方がちがうんです。男は、この世の終わり的に、もう救いようのないほどに淋しさに溺れるのです。
対して女子は……男みたいに救いようのない溺れ方をする人もいると思いますが、たいていの場合、彼氏と別れたらほかの男が寄ってきて、一緒にごはんを食べたりしませんか?あるいは、同性の友だちが「失恋パーティー」を開いてくれて、なんとなく気がまぎれたりしませんか?
男の世界に「失恋パーティー」なんてないですからね。彼女と別れた彼は、とにかく淋しいのです。この世の終わり的に淋しいのです。だから甘くてピュアな言葉をいくつもLINEで元カノに送れるのです。
もっと端的にいうと、復縁を望む彼は、純愛と性愛が、頭のなかでごちゃごちゃになっています。その「ごちゃごちゃ度」が最高潮に達したとき、男は復縁を求めるのです(そのとき彼は、たいてい酔っぱらっている。淋しいから酒に溺れるのです)。
失敗する復縁
淋しさをガソリンとしてなにか行動を起こしても、たいていの場合、それはうまくいきません。ということくらい、あなたもわかっていますよね?淋しいから誰かと寝た……失敗だった……とか、そういう経験をしたことのある人なら、骨身に染みてわかっていますよね?
彼が淋しいから復縁したいと申し出て、実際に復縁した――このケースはたいていうまくいきません。復縁しても、またおなじことでケンカになり、別れてしまうのです。
ここで、やさしい女子に対してひとつ申し上げておきます。やさしい女子は、そのやさしさゆえ「彼がそこまで<わたしのことを必要としているのだから>復縁しよう。復縁したら、今度はきっとおなじ過ちを繰り返さないだろう」と思うと思います。
でも、そのやさしさはきっと、彼に裏切られます。なぜなら、先に言ったとおり、淋しさをガソリンとして行ったことは、たいていうまくいかないからです。これはこの世のセオリーです。
なので、たとえば、彼女も彼もやさしい性格だと、交際と別れと復縁を何回も繰り返し、あげくのはてに、周囲の人から「下半身で交際している」と言われてしまいます。彼も彼女も下半身で交際しているつもりはなくても、周囲の人の目にはそう映るのです。
成功する復縁
成功する復縁とは、上に書いた失敗する復縁の反対です。つまり、淋しいという気持ちを自己処理できるふたりが復縁すれば、きっとうまくいきます。もっと具体的にいえば、彼も彼女も人間的に成長したのちに復縁すれば、その交際はきっとうまくいきます。
復縁って、愛がどうとか、恋がどうというレベルを超えてしまっているんですね。なぜか知らないけど、復縁は「その人の人間性そのもの」が問われる行為なのです(交際中に愛も恋もすり減らし、残ったのは人間性だけだから、復縁は人間性が問われるのかもしれませんが……)。
人間的に成長するというのは、淋しさを自己処理できる人格になることを意味します。別の言い方をすれば、希望を自家発電でき、それを相手にお裾分けできる人間になることを意味します。
キーワードは変化(成長)
恋愛において、復縁問題は本当にむずかしい問題です。きっと、占い師さんも頭を抱えているのではないかと思います。
なぜむずかしいのかといえば、ひとつには、淋しさの構造をたいていの人は知らないからです。相手と別れて、相手が物理的にそばにいないから淋しいという理由だけでは語れない淋しさ――この手の淋しさの構造は、世間でほとんど語られないですよね?
淋しさの構造については、本1冊分ほど語らなくては語り尽くせないのですが、ごく簡単に言うと、キーワードは変化(成長)です。
元カレが、別れた直後と復縁を申し出たときとで、変化(成長)していれば、その復縁はきっとうまくいきます。淋しい人は、過去にこだわるあまり、変化(成長)しないからです。
※毎週木曜日更新