最近、著名人の不倫報道で世間がざわついていますね。心情的に理解できるという男性や、そんな男性の感覚を理解できないという女性…いろいろな意見を目にします。ここでちょっと気になるのが、男性の「不倫(浮気)相手の扱い方」です。
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浮気相手の扱い方
浮気相手のことをエッチしたいときだけ呼び出して、行為が終わったらすぐに帰る。こういう心ない扱いをする人は、相手を大事に思っていないのは明白です。
とはいえ、大部分の不倫や二股は、ここまで淡白ではありません。浮気相手であろうと「一緒にいる間は」一人の女性として大切に扱う。どうも不倫や二股する男性は、そんな傾向が強いようです。
一緒にいると優しくしてくれて、他の女性とは一線を画するのがわかる。でも、本命にはしない。これは、どのような心理から生まれる行動なのでしょうか。
本人は「うまいことやっているつもり」がない
不倫や二股をする男性の大半は、本命と浮気相手を「同一線上」において大切にしようとします。少なくとも、本人はそのつもりです。等しく大事にしているので、どちらも選べないしどちらも必要、と思っています。
でも、実際はどうでしょう。もし新たに出会った女性と本当に幸せになりたいと思うなら、最初にするべきは体の関係を持つことではなく、パートナーと別れることですよね。
そういう「ケジメ」をつけられない時点で、「その程度の相手」でしかないわけで。最初から、浮気相手ではなく本命を選んでいるのです。
それにも関わらず、浮気相手に対して「お前こそ本命だ」というフリをするのは「嘘」をついているのと同じ。自覚がなくとも「本命」にも「浮気」にもいい顔して、「その程度の相手」と「期間限定の恋愛ごっこ」を興じているにすぎません。
「大事にしている」どころか、「残酷な勘違いをさせている」のです。
忘れられない相手であってほしい願望
「男は最初の男になりたがり、女は最後の女になりたがる」という言葉をご存知でしょうか。劇作家オスカー・ワイルドの名言です。
多くの男性には、自分と関係を持った女性にとって自分が「忘れられない存在」であってほしい、という願望があります。「最初の男」になれば、一生記憶に残る「特別な存在」でいられる。だからこそ憧れるんでしょうね。
ただ、この「いつまでも大事な人と思ってもらいたい願望」がいろいろと厄介なのです。この願望があるから、ついつい浮気相手にも「いい顔」をします。
そうすると、女性としては少なからず気持ちがあるはずだ…と期待してしまうもの。しかし、そこに「真心」はありません。あるのは「自分本意な欲望」だけなのです。
欲望の裏側にあるもの
では、なぜ「いつまでも大事な人と思ってもらいたい」と願うのでしょう。浮気する全ての男性に当てはまるわけではないのですが、自分で自分を肯定できないから、というケースが実に多いのです。そして、順風満帆な人生を送っているように見える人ほど、この傾向は強くなります。
仕事も家庭も充実している人は、実は周囲から強い期待を感じて、プレッシャ―に苛まれていることがあります。重圧から自分の価値を見失ってしまうのです。
彼らは自分を肯定しきれないので、心から受け入れてくれる存在を求めます。女性が体を許すというのは、非常に大きな受容のサインです。そういうサインを求めて浮気をし、ひととき自分に満足します。
自分に自信が持てなくなっている人ほど、「自分が大事に思う存在」ではなく「自分を大事に思ってくれる存在」を求めやすくなるのです。
まとめ
本命にも浮気相手にもいい顔する男性の心理、ご理解いただけましたでしょうか。
例えば、元カノに連絡を取るのも「いつまでも大事な人だと思ってもらいたい願望」からであることが多いのです。ひさしぶりに元カレから連絡があったら、気をつけましょう。