数々のWEBメディアで恋愛コラムを執筆し、恋に悩める女性たちを救済してきた恋愛マイスター・ひとみしょう。長年の経験から培った独自の恋愛論で男心を解説します! 出会い、交際、別れ、結婚…などにまつわる“男の本音”をこっそり教えましょう。
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恋愛マイスター・ひとみしょうの男子学入門84
みなさん元気でやっていますか?
外に行けないと、どうしても気持ちがしぼんできますよね?希望さえあれば、まあ、なんとかなるだろうと思っていても、その希望が芽生えてこないですよね。
さて今回は、彼と会えない淋しさを脱して、ひとりの時間を充実させる方法について、一緒に見ていきたいと思います。
「しかたない」と思う気持ちを手に入れるチャンス
彼氏と会えなくて淋しいと切実に感じている人には、少々申し訳ない言い方ですが、彼と会えない状況を「まあ、しかたない」と思おう!という提案を、まずはしますね。
だって、ホントにしかたないでしょ?誰が悪いわけでもなく彼と会えない状況になってしまったのだから、しかたない。
この「しかたない」と思えるか思えないか、というのが、オトナと子ども違いです。子どもは「しかたない」とは思わない(思えない)んですよね。つまり、変化した事実を、事実として認めないのです。
「過去のこと」と「今のこと」を区別してあげよう
コロナの影響で彼と会えなくなったけど、コロナ以前のように彼と会える機会をどうにかしてつくりたい、彼とラブラブな状態を維持したい――子どもはこんなふうに考えます。
で、たとえば、毎日頻繁に彼氏にLINEしたり、写メを送ったり。それでは彼氏にウザがられると思うと、Twitterで彼氏に関する余計な発言をしたり。で、あげくのはてに彼に飽きれられて破局……。
今は今なのだからしかたない――こう割り切ろうと思えば、変化に敏感でなくてはなりません。変化に敏感であるとは、済んだこと(過去のこと)は過去のこととして手放してあげるということです。
コロナ以前の彼とのラブラブな状態は、コロナ以前のこと。済んだこと。過去。
今は今。コロナで会えないという状態。
こんなふうに、まずは「今」と「過去」を心のなかで明確に区別してあげることが大切です。男って、済んだことにいつまでもネチネチこだわる女子がものすごく苦手なのです。
「今」できることに自分の時間を費やそう
ところで、紙の本の関係者によると、今、参考書や資格試験の勉強の本が売れているそうです。参考書というのは、子ども向けのお勉強の本のことで、資格試験の勉強の本は、ほかでもないあなたと同じような年頃の人たちが買う本です。
そう!この「彼と会えない時間」を活用して、ふだんなかなかできない資格のための勉強をしている人が多いんです。
彼と会えないのはしかたないと思えば、次はどうするのか?今しかできないことに心を集中させることです。
コロナ以前の忙しい毎日の中で、あなたはこう思いませんでしたか?
――もっと時間があれば、資格試験の勉強ができるのに。そしたらいい条件で転職できるかもしれないのに。
――もっと時間があれば、料理の練習をして彼氏のために手料理をうまくつくれる自分になれるのに。
――もっと時間があれば、花を買ってきて活けられるのに。
その人のために自分の時間を明け渡すことを「愛する」と言います
愛するとは、その人のために自分の時間を明け渡すこと。彼のために手料理がうまくなるよう練習するのは、彼のことを愛しているからこそですよね。料理って手間暇がかかるし!
資格試験の勉強をするというのは、自分のことを愛しているからこそですよね。勉強とか本を読むって、ホント時間がかかりますもんね!
時間がたっぷりある「今」とは、愛するもののために自分の時間を使えるまたとないチャンスなのです!
「今」やりたいことが見えてくる
今の世の中には、彼と会えない淋しさを消してくれるツールがたくさんありますね。
たとえば、LINE。たとえばスカイプ。そういうのを使って、彼と疑似的に会うのは(会ったつもりになるのは)、それはそれでいいのだろうと思います。
でも、彼と会えない淋しさを脱する「より本質的な方法」とは、端的に時を知ることです。
コロナ以前はコロナ以前。今は今。今を今とすなおに認識できたなら、その人のために自分の時間を明け渡すことが愛することだという言い方に納得がいくのではないでしょうか。
そしたら、「今」やりたいことが見えてくるのではないでしょうか。やるべきことではなく、やりたいことが見えてくるのではないでしょうか。
「今」に心を集中させたら希望が見えてきます。どうか、希望を失わず、健康に気をつけて元気でいてくださいね。
※毎週木曜日更新