“仲のいい友達と同じ人を好きになってしまった”ということってありませんか?筆者の周りでは、意外とこのケースが多いように感じます。そういうとき、どうしたのか、実際に体験した人たちに対処法を聞いてみました。
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絶交した
大学で知り合い、すぐに意気投合したというA子さん(27歳・メーカー)と親友のB子さん。ある日の飲み会にB子さんが連れてきた幼なじみの男性にA子さんは一目惚れしたそう。 「彼のことをいいなあ、と思うと同時に、“もしかしてB子と付き合ってるのかな”と思ったのですが、周りからのツッコミに“まさか!付き合ってないよ”と即答していたので安心しました」
その後も一緒に遊んでいたA子さんたち。ところが、彼があろうことかB子さんに告白するという展開に!しかも2人が付き合い出したことを、A子さんは人づてに聞くことになるのです。 「今なら、私と彼の想いの板挟みになったB子のつらさも少し理解できるのですが、それまで彼を恋愛対象ではないと言いつつ、結局OKの返事をしたことが許せなくて。恋する2人のそばで自分1人が浮かれていたのかと思うとさらに傷つきました」
結局、それ以降卒業するまでB子さんと話すことは一切なかったそう。これは無理もないなって感じですね。
諦めた
C子さん(26歳・IT)は友達と同じ人を好きになり、“当然”諦めたと言います。C子さんと親友のD子さんは新卒で入社した同期で、気が合ってプライベートでも遊ぶ仲になったそう。 「私たちの直属の上司は、若くて仕事もできてフレンドリーなイケメン。一緒に仕事をしているうちに恋心が芽生え、冗談半分でD子に“課長ってかっこいいよね”と言ったらD子は“私も思ってた!”と」
言わなきゃよかったとすぐに後悔したというC子さん。 「D子も冗談っぽくしてるけど、本気で上司のことが好きなんだと直感でわかったんです」
その日から2人は上司の話で盛り上がるようになったのですが、ある日、D子さんに“実は、部長に告白しようと思ってるんだ”と打ち明けられてしまいます。 「こんな日が来ると思って、諦める準備を無意識のうちにしていたみたいです」
その後、D子さんと上司は付き合うことに。C子さんは受け止められず、他の部署に異動して2人と顔を合わせなくて済むようにしたと言います。 「一時的な恋愛よりも、一生続く友情のほうが大切だと、そのときは思っていました。でも結局、友情もうまくいかなくなってしまった、苦い思い出です」
友達が破局するまで秘めた
大学時代、サークルの新入生歓迎会でひとつ上の男性に一目惚れしたというE子さん(30歳・WEBデザイナー)。一緒に参加した友人のF子さんも彼を気に入っている様子でしたが、“応援する!”と言ってくれたそう。 「それでも少し気がかりではあったのですが、その直後、F子に彼氏ができたことで、なんとなくほっとしたのを覚えています」
実際にE子さんはF子さんが彼と付き合えるように後押ししてくれたそう。そしてみごと、C子さんの想いが成就します。 「彼とは、それから2年半くらい付き合いました。偶然同じタイミングでお互いに好きな人ができて円満に破局。すごく気の合う恋人だったと今でも思います」
破局からしばらく経った頃、F子さんから思いもよらない告白が。 「彼と付き合うことになったと言われたんです。驚きはしましたが、どこかに“やっぱりF子も彼を好きだったんだ”と納得したところもありました。きっかけはなんと、私と別れて以降、恋愛がうまくいっていなかった元カレからの悩み相談に乗っているうちに……というものだったらしく。元カレには呆れましたが、F子に対して嫌な気持ちはまったく起こりませんでした」
その後もF子さんから彼の愚痴を聞いたり、彼のあるある話で盛り上がったりと、周りからは不思議がられたという2人の関係。 「F子はその後、別の男性と結婚して2児の母に。今でもときどき連絡を取っています」
こんなケースもあるのだと驚きました。元カレの女々しさが際立ちましたね。
もしものとき、親友ともめないために
親友とは趣味や話が合うことが多いので、男性の好みがかぶるのも、ある程度は仕方がないのでしょう。でも、できることなら、いつまでも仲良しでいたいですよね。
何かのときにもめないためにも、恋バナは頻繁にして、もし同じ人を好きになったらどうする?という話までしておくといいのかもしれません。