数々のWEBメディアで恋愛コラムを執筆し、恋に悩める女性たちを救済してきた恋愛マイスター・ひとみしょう。長年の経験から培った独自の恋愛論で男心を解説します! 出会い、交際、別れ、結婚…などにまつわる“男の本音”をこっそり教えましょう。
こちらもおすすめ>>0学占術で占う―「あの人はあなたをどのように思っているのか」
恋愛マイスター・ひとみしょうの男子学入門79
大好きな彼に結婚相手として選んでもらうために、手料理の向上をはかる。いいじゃないですか!食事って、おいしく作れないより、作れたほうがいいです。なぜなら、わたしたちの身体と精神は、なんだかんだ言っても、食事によって支えられているから。
でも「めしマズ嫁」という言葉があるように、そしてその言葉を楽しそうに使う男がいるように、食事をおいしく作れない女性だって、ちゃんと彼に選ばれて結婚しているのです。
では、男性が結婚したいと思う女性とは、本当はどのような女性なのでしょうか?
一緒に楽しく遊ぶことのできる女性
男性が結婚したいと思う女性とは、一緒に楽しく遊べる女性です。女性の中にも「わたしが結婚したい男性は、わたしと一緒に楽しく遊べる男性だ」と思っている人がいますね。
でも、見ていると、ある程度稼ぎのいい女性しか、そうは言いません。多くの女性はどうしても、結婚相手に経済的な安定を求めているようです。
それは当然といえば当然でしょう。毎日モヤシしか食べないわけにはいかないし、子どもができたら塾や習い事をさせたいと思うし。そう考えて、ある意味では「ふつう」だし。
でも、自分にそれなりの収入のある女性は、「楽しく遊べる相手かどうか」という基準で結婚相手を選んでいるのです(選んでいるように見えるのです)。
と、一部の女性の話をしましたが、じつは男はその考えがもろに全面に出ているのです。いやらしく言えば、「どうせおれの稼ぎを嫁に渡すのなら、一緒に楽しく遊べる嫁であってほしい」と思っているということです。
下半身の相性を求める男とは…
結婚相手に下半身の相性の良さを求める男というのは、なにもエロいだけの男ではありません。また、女性のことを見下している男でもありません。一緒に楽しく遊びたいと思っている男なのです。
「遊び」の意味するところが「下半身のコト」と限定的になっているだけで、彼は大真面目に「一緒に楽しく遊べる相手」を結婚相手に求めているのです。
そもそも遊びとは
そもそも遊びという言葉って、あまりいいふうに使われないですよね?遊び人とか、悪いふうに使われます。あるいは「遊んでばかりいないで勉強しろ(仕事をしろ)」というふうに使われていますね。
でも、遊びって、地球上で人間だけがすることのできる高級な行為です。いや、人間だけではなく犬も遊ぶ?たしかに犬も遊びます。飼い主たちが仲良くしていると、犬は安心して遊ぶと言われています。
反対に飼い主がケンカしていたら、犬は遊ばないのだそう。そこにボールがあっても犬は遊ばないらしいです。
という具合に、遊びという行為をする生き物は人間以外にもいます。が、より厳密には人間しか遊べないのです。
真剣に遊ぶときって、まわりの人に気づかいしますよね?自分だけが楽しいのではなく、そこにいるみんなが楽しめるために、自分はどうふるまうべきかを、すごく考えるでしょう?
それに、遊ぶ準備をしますね。たとえば、海外旅行という遊びをするなら、その何ヶ月も前から準備をしますよね?
遊び終えたら片づけをしますね。片づけって、次の遊びの準備なんですよ。つまり、遊びって、知力も体力も、感性も、すべてを動員することで生まれる「総合芸能」みたいなものなのです。
総合芸能、すなわち、全人格を駆使して生きているよろこびを爆発させる行為が遊びと言えるでしょう。じつは男たちは、それを結婚相手に求めています。
男たちはこう思っている
わたしたちは、遊ぶためにこの世に生まれてきました。言い方を変えれば、全人格を使って他者に気づかいをしつつ、他者と生きている喜びを分かち合うために、わたしたちはこの世に生まれたのです。その喜びを、結婚相手と味わいたい――男って、そう思っています。
だから、いくら料理の技を磨こうと、ダイエットしようと、むずかしい顔をして自己啓発の本を読もうと、選ばれない女性は選ばれないのです。
――そうやって「自分磨き」にいそしむのは彼女の自由だ。ある意味では尊敬する。でも、おれと楽しく遊んでほしい。それこそが結婚相手におれが求めていることなのだ――男たちはそんなふうに思っているのです。
※毎週木曜日更新