【元ホステスが語る男ゴコロの裏事情497】
自分の気持ちを言葉で伝えず、態度で示してわかってもらおうとする女性を“察してちゃん” と言いますが、男性にも同じようなタイプは結構います。何も言わないで、相手に「気持ちを汲んでよ」と思っている男性の“察してちゃん”って、クセがあって付き合うのはかなり大変ですよ。
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プライドが高く、悪者になりたくない
筆者は過去に何人かの“察してちゃん”な男性とデートをしたことがあって。まぁ面倒でしたね。ちょっと例を挙げてみましょう。
◎Aくんの場合
デートを重ね、お泊まりもしているのに、一向に付き合うか否かをハッキリさせず。筆者が待ちくたびれて離れたら「俺には美佳ちゃんしかいないから……」とまた曖昧なことを言いました。
◎Bくんの場合
急な仕事でデートをキャンセルする際、普通に「ごめん。今日は行けなくなった。また近いうちに」とか言えばいいのに「今日は難しいかも……」と回りくどい言い方をして、どうしたいのかは謎。こっちが「今日は会えないってことね?」と聞かなければなりませんでした。
◎両者の共通点
上記の“察してちゃん”2人に共通しているのは、変にプライドが高いくせに、実際は気が弱く、“悪者になりたくない”という保身から、いざというときは逃げ腰になること。
恋愛は基本受け身で「なんで俺が頑張らなきゃいけないの?」とでも考えているのか、相手が動くのをじっと待っています。そして「言わなくてもわかるだろ?」と思っているフシが……。
ハッキリ言わない男性ほど、逃げ道を作っておきたい人だなと感じます。責任感が弱く、自分が望むことを相手に言わせようとするズルいタイプではないでしょうか。
“察してちゃん”は自己完結しがち
意思表示をしないで察してもらい、相手が「こうでしょ?」と言ってくれるのを待つ男性って、思い込みも激しいし、自己完結しがちなんですよね。
「言わなくてもわかるだろ?」という傲慢な思考の持ち主なので、仮に自分の曖昧な発言のせいで2人の考えにズレが生じても、相手の気持ちを確かめたり、補足説明をしたりすることもありません。
例えば、“君と一緒に”という気持ちを込めて「温泉に行きたい」とだけLINEを送り、彼女が「そうなんだ」と答えたら「あ、俺とは行きたくないのね」と解釈して自己完結したりします。
もし「一緒に温泉に行きたいんだけど、どう?」と聞いていれば「行きたい」って返事をもらえるかもしれないのに。脈絡なく「温泉に行きたい」と言われたって、相手の女性は「?」となりかねないのに。
“察してちゃん”のコミュニケーションは、デート中は態度や表情でわかってもらおうとする横着な部分があるし、LINEでは会話のキャッチボールというより“つぶやき”に近い印象があります。
ハッキリ伝えない自分に問題があるのに、望んだ答えが返って来ないと「どうしてわかってくれないの?」と、理解しない相手を非難して不機嫌になったりするから困ったもの。で「どうしたの?」と聞いても「もういいよ」と不貞腐れがちだし……。
そんな彼でも付き合いたいのなら、極力、行動パターンを覚えるか「ちゃんと言わないとわからないよ?」と教育するか、しかありません。“察してちゃん”の彼は親を困らせる5歳児のままですから。
付き合うにはコツがいる
“察してちゃん”と付き合うにはコツがいりますよ。正直、ほれ込んででもいない限り、交際を続けるのは難しいかと。
彼の今後のためにも、できるだけ「ハッキリ言わないとわからない」と伝えることをおすすめします。気持ちを伝える練習に付き合ってあげましょう。