気になる彼と仲良くなりたい。恋する女性なら誰しもそう思うもの。でも、どうやったら仲を深められるのか…。
下手に動いて嫌われたくないと思うたび、心にブレーキがかかってしまいますよね。距離を縮めたいのであれば焦りは禁物。とはいえ、指をくわえて見ているだけでは進展しません。
仲を深めるにあたり、人はどんな過程を経て親しくなっていくのか、その「段階」を知る必要があるでしょう。
LINEの返事が早い=「好き」は誤り
多くの女性が、LINEやメールの「応答頻度」「速度」で好意を図ろうとしがち。例えば自分が送ったLINEに対し、彼が既読してすぐに返してくれるのか、彼から頻繁にLINEが来るか…そういったところで「大切に思っているかどうか」を見極めようとするんですね。
ただ残念ながら、LINEやメールはあくまで「連絡手段」でしかないもの。それ以上の意味を感じていない男性は、好意の有無に関係なく、必要最低限しか返しません。つまり「応答頻度」「速度」では好意を見極められないのです。
では、何で「好意」の度合いを測定すればいいのでしょうか。それは会話の「質」です。
2人が交わす会話の「質」がどの段階にあるかによって、彼のあなたへの「好意」の度合い、ひいては「2人の心の距離感」をうかがい知ることができます。
仲を深める「5つの段階的心理」
仲が深まるにつれて、会話の「質」はどのように変化してくのでしょうか。それは、次に紹介する5つの段階に分かれます。 第1段階:こちらからの発信に対して応答がある
第2段階:記憶・体験を共有できる
第3段階:悩み事を話せる
第4段階:援助(サポート)を求めると応えてくれる
第5段階:価値観の親和と尊重を相互にできている
彼との会話を思い描いたとき、あなたはどの段階にいますか?もし第1段階で留まっているなら、第2段階に進められるよう行動を仕かけていく必要があります。
例えば、相手と共通の“好きなもの”はないでしょうか。タレントでもテレビ番組でも、スポーツでも趣味でも、何でもいいのです。
同じ目線でひとつの話題を「共有」することが重要になります。もし全くないのであれば「作る」しかありません。2人きりじゃなくてもいいので、一緒にどこかに出かけましょう。
「記憶・体験の共有」ができると仲間意識が生まれ、必然的に親密度も増していきます。共有を積み重ねて、ある程度蓄積できたら、さらに次の段階へ。
今度は「腹を割った会話」をあなたから仕かけていくのです。悩み事をぶっちゃけられるくらい信頼関係を築けたら、お互いに助け合える関係を目指して、さらに会話の中身を進化させます。
次がどの段階なのかを意識し、無理せず相手のペースに合わせて会話の中身を深めていきましょう。
進まず撤退、或いは留まる決断も必要
とはいえ、誰もが順当にいけるわけではありません。特に第5段階は非常に難しいのです。
人間は誰しも異なるので、あなたの価値観と彼の価値観がバッチリ合うとは限りません。多少のズレは生まれるものですが、その「合わない部分」を互いに容認できるのか…。
容認できなくても、相性の問題なので仕方ありません。その人はあなたの恋人としてふさわしい相手ではない、というだけ。そういった事実を粛々と受け入れ、友達ないし親友に留める決断も重要です。
自分を曲げてまで追求したい恋なのか、しっかり考えてみてくださいね。
まとめ
会話の質の向上に比例して親密度も向上する、つまり親密度を上げるためには意図的に段階を踏んで中身を磨いていけばいい。このロジック、ご理解いただけましたか。
基本的に「応答の件数」では好意は図れません。ですが、もし相手が一切返してこないなら、その場合は特例です。
それはもう「他人以下」の扱いと言っても過言ではないので、「脈なし」と判断して早々に諦めたほうがいいでしょう。
(※2020年2月29日 10:15 公開記事)