人には誰しも「相性」や「好み」があります。
だから、どうしても苦手な相手や嫌いだと思った相手を「避ける心理」が働くのです。
この「人を避ける心理」には、男性と女性とで違いがある、というのをご存知でしょうか?
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女性に多く見られる「避け心理」
女性は「友達としての好き」か「恋人としての好き」かで迷うことがあります。でも「嫌いなのか好きなのか」ではあまり迷いません。
これは、嫌いかそうでないかのラインが明確だからです。女性の多くは、自分が属するコミュニティに「不快な異物」が入り込むことを避けようとする「リスク管理の心理」が優れています。
さらに「嫌い」な感情を前面に出して、相手に逆上されるのを避けたいという心理も働くのです。そのため、嫌いな相手に対して露骨に「嫌い避け」をせず、「ごめん避け」をするケースが多くなります。
◎「ごめん避け」とは?
「人として嫌いじゃないんだけど、あなたの気持ちには応えられなくてごめんなさいね」
「友達としては信頼しているんだけど、彼氏としては見られなくてごめんなさいね」
といった、相手に不快に思われないよう「応えられなくてごめん」とする態度のことです。
◎嫌い避けとは?
ただ、世の中には「ごめん避け」をしても諦めない男性がいます。女性たちは、そういう人にはハッキリと「あなたとは付き合えません」「近寄らないでください」といった「嫌い避け」をするのです。
だから女性が人を避けるときは、この「ごめん避け」「嫌い避け」のケースが多くなります。
男性に多く見られる「避け心理」
一方、男性の場合、成人女性にはあまりない「好き避け」という心理が働くのです。
女性も、好きな人に話しかけられて、緊張で自分を出せないということはあるでしょう。でも、つっけんどんな態度はしないですよね。そんなことをして、相手に嫌われたくないですから。
けれども男性の中には、好きであればあるほどつっけんどんな態度を取ってしまう人がいるのです。こちらが「好き避け」になります。
「好き避け」は、自分の本心を見透かされたくない心理が働いて、生まれる行動です。自分の好意を相手に見せる勇気がないので、逆の行動を取って悟られないようにします。
そして男性は、あまり「ごめん避け」をしません。これは、自分のテリトリーやパーソナルスペースに、どこまで誰を入れるかに対して鋭敏だから。
そのため、必要以上にグイグイ来る女性に対して、曖昧にボカさず、はっきりと拒絶を示します。ゆえに、男性は「好き避け」と「嫌い避け」が多くなるようです。
「好き避け」「嫌い避け」、どう見極める?
好きな男性が、なんか自分に冷たいと思ったとき、それが「好き避け」なのか「嫌い避け」なのか判別したいですよね。
ただ「好き避け」でどのような態度を取るかは人によって異なるので、「これがそうだ」というものがありません。しかし「嫌い避け」には、ある程度パターンがあります。 ①無表情
②事務的な態度
③自分から話しかけない
④LINEやSNSなどを教えず、教えたとしても会話してくれない
⑤物理的に距離を取ってくる
相手の行動が常に上記のような場合、それは「嫌い避け」の可能性が高くなります。もしこういった態度であるなら、脈はないと判断して、早々に諦めたほうがいいかもしれません。
まとめ
「避け」から見る相手の好意の見極め方、いかがでしたでしょうか。
「好き避け」をする人の多くは行動に一貫性がなく、好きなのか嫌いなのか、受け入れているのか避けているのかわかりにくいのが特徴です。
それゆえ、冷たいかと思ったら親切にしてくれる、といった場合、「嫌い避け」の可能性はグッと低くなります。その場合は、とにかくしっかり彼と向き合いましょう。
(※2020年2月8日 10:15 公開記事)