数々のWEBメディアで恋愛コラムを執筆し、恋に悩める女性たちを救済してきた恋愛マイスター・ひとみしょう。長年の経験から培った独自の恋愛論で男心を解説します! 出会い、交際、別れ、結婚…などにまつわる“男の本音”をこっそり教えましょう。
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恋愛マイスター・ひとみしょうの男子学入門75
彼氏の態度がクールだと、彼はわたしのことが好きじゃないのかな? などと不安に思う女性もいますよね。
クールな態度をとる男性のホンネは2つあるので、そう不安になる必要もなかったりするわけですが、とりあえずその2つを以下に見ていきましょう。
1.生まれつきクールな男
おそらく半分くらいの男は、生まれつき性格がクールです。クールという言い方がかっこよすぎるなら、生まれつきあまりしゃべらない性格です。あるいは、生まれつき感情表現が下手です。
3歳くらいの子どもを見ていたら、きっとあなたもわかると思います。
女の子は、たとえば親戚のおねえさんにこう言います。「**ちゃん、わたしのためにケーキを作ってくれてありがとう」――。
3歳の女の子が「わたしのために作ってくれてありがとう」って言うんですよ!
対して男の子は……無言でもくもくと食べます。「**くん、おいしい?」と訊いても「あ、うん」と言うだけ。
3歳にしてすでに男女差が生じており、それがそのまま20代・30代・40代へと引き継がれているんですね。
なので、彼氏に「ねえ、わたしの好きなところを10個言ってよ」と迫っても「っぜ~なぁ」としか言わないのです。それでとくに悪気もなければ、彼女に怒っているわけでも、彼女のことが嫌いなわけでもないのです。
「もともとそういう性格だ」ということなのです。
この話をさらに発展させると、そういう男を好きになったあなたに(問題があるとすれば)問題がある、ということにしかならないのです。残念ながら。
2.女に対する気持ちがない
先に書いた理由が、牧歌的でほのぼのしている(?)のに対し、彼女に対する気持ちがないから態度が冷たい男というのは、ちょっとヤバいですよね。
たとえば、セフレの彼の態度が冷たいという相談を、昨年はわりとたくさん受けました。あるいは、セフレではなく、本命の彼氏彼女という関係で付き合っている彼の態度が冷たいという相談も、昨年はまあまあありました。
態度が冷たい彼氏って、あなたのことが好きとか嫌いという以前に、あなたの存在そのものを「見ていない」んです。あなた以外に、ほかにいい女っていないかなあと夢想しています。
なんて失礼なヤツ! と感じるでしょう?
でも、彼の中に失礼なんて言葉はないんです。「ここではないどこかに理想とする人がいるはず」と彼は思っているのです。
なぜなら、彼は自分のことがちっとも好きじゃないから。自分のことを好きになれない人は、目の前にいる人を見ているようで見ていません。だから、彼は、彼女のことが好きでも嫌いでもないのです。
たいていの男は暗めに生きている
上に書いた1と2の男に共通することとして、彼らが過去に生きているということがあります。
今この瞬間、彼女というかけがえのない存在がいるにもかかわらず、その存在にすなおに驚くことができない(すなおにその素晴らしさを表現することができない)人というのは、過去に生きているのです。
過去に生きるとは、頭であれこれ考えるクセを持っている人です。「今」という二度とないときを感じることなく、言葉であれこれ考えてしまう人です。
たいていの男は、目の前にある素晴らしいものに驚くことなく、頭であれこれ考えつつ、少々暗めに生きています。
その暗さを、明るい場所に引きずり出して、生きる喜びを教えるのが女性の役割です――と言うのもなんですが、でも男が女性によって愛を知るとは、端的にそういうことであるように思います。
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