数々のWEBメディアで恋愛コラムを執筆し、恋に悩める女性たちを救済してきた恋愛マイスター・ひとみしょう。長年の経験から培った独自の恋愛論で男心を解説します! 出会い、交際、別れ、結婚…などにまつわる“男の本音”をこっそり教えましょう。
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恋愛マイスター・ひとみしょうの男子学入門66
3回デートして相手に飽きられ、4回目のデートがないとなると、たいていの人は自己嫌悪に陥るでしょう。
がしかし、半年くらい経って振り返ったら、「あの彼に飽きられてよかった」と思えることもあるはずです。「あんなチンケな男となんか付き合わなくてよかった」と感じた経験って、ありませんか?
そうは思えない人のために、今回は、3回デートしたら男性に飽きられる女性の問題点についてお届けしますね。
「次」が見えないというのが男のホンネ
男って、不器用ながらも、じつは必死になってデートの準備をしています。
彼女と会ったらどこに行こう? なにを食べよう? 彼女が急にお泊りしたいと言ったらどこに泊まろう? あ、カネがない! などと必死になってあれこれ考えてからデートに来るんです。そんな彼が、心の中でひそかに期待しているのは……彼女のハダカを見ることではなくて、「次」を見たいということ。
次というのは、次のデートで彼女とこれをしたいという具体的な希望です。
次回は、今日のデートで彼女に聞けなかったことを聞きたい(もっと彼女のことを知りたい)という願いもあります。次のデートでは、次の次のデートの確約までしたいという願いもあれば、即座に付き合ってほしいという願いもあります。
つまり、デートにおいて、彼は「彼女と明るい未来を具体的に築けるきっかけをつかみたい」と思っているのです。
3回デートしたら飽きられる女性の問題点
がしかし、3回デートしたら男性に飽きられる女性は、彼に「次」を見せません。意識的に見せようとしないというより、なぜか女性的な考えにハマってしまって、彼に「次」を見せられなくなる、ということなのでしょうか?
たとえば、彼がなにかを提案しても「どっちでもいいよ、あなたの好きなほうでいい」と言う女性……。こういうのって、男にしてみれば、十分「次」が見えない言われ方なんです。
「これが好きです。あれは嫌いです」とはっきり言ってくれたら、彼女の人となりがわかるでしょう? でも「どっちでもいい」と言われたら、「彼女のことがわからない」という「次が見えない」現状にとどまるしかないでしょう?
つまり、3回デートしたら男性に飽きられる女性の問題点とは、男性に「**をしたい」と言わないことだ、と言えます。
「**したい」は「わがまま」ではない
彼に「**をしたいです」と言うのって、わがままではないんですね。少なくとも男は、わがままだとはとりません。わがままではなくて「正解を教えてくれてありがとう」と彼は思います。
冒頭に、男は必死になってデートの準備をしていると書きましたね。必死になって準備をしている男は「正解がわからない」要は、彼女がどのような人なのかわからないから必死なのです。
彼は「正解」を知りたがっています。1回目のデートで少し正解を知り、2回目のデートでもう少し正解を知り、3回目のデートでもっと正解を知る……こんなふうに、少しずつ正解を知っていきたいと思っているのです。
男にとって正解を知るとは、彼女との円滑なコミュニケーションがとれること。つまり、ふたりで希望をもって未来を築いていける手ごたえを感じられることを意味します。彼女のことがすごくタイプであってもなくても、そんなことは、じつは男にとってあまり関係ないのです。
この女性といて希望が見えるか否か、希望を見出す具体的な手がかりを彼女が見せてくれるかどうか――これが3回目のデートで飽きられるか飽きられないかを分かつ基準なのです。
※毎週木曜日更新