いきなりですが、みなさんは神社を参拝する際のきっちりした作法をご存知ですか?
参拝にはある程度ルールがあります。これをこなさないと、いろいろと損することも多いのです……。
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今回はせっかく参拝するなら、残念な結果にならないように「これだけ覚えていれば大丈夫」という知識をご紹介しましょう。作法って本当に大事なんですよ。
正しく参拝しないと意味がない?
我が家は仏教徒なのですが、神社にお参りをすることもあります。お伊勢さんにも何度かお参りしました。ああいう場所って、なんとなく好きなんですよね。
で、こういう話をすると、たまに利己的な質問を受けることも。たとえば「お願い事をしにわざわざ神社行ったのに、全然願いが叶わなかった」みたいな話です。そういう話を聞くと、ちょっとイラッとしちゃいます。
ただ、人は欲望やら欲求やらをどうにか昇華させたがる生き物。気持ちはわかります。
それにしても、なぜその人たちの願いは叶わなかったのでしょう。筆者はその理由として「そもそもちゃんと参拝できていない」を挙げます。
参拝の作法って、本当に大事です。要は役所で言うところの手続きですね。ここに間違いがあると処理されないわけで。で、神社での“処理”にあたるものは何かと言えば、それこそさっきから気が狂ったように連呼している“参拝作法”なのです。
基本は二礼、二拍手、一礼
ここまで読んだ方の中にはおそらく「作法? なんだかめんどくさそう」と思った人もいるでしょうけれど、そんなことはありません。現実の役所と違って、神社の手続きはかなり簡素化されています。
参拝して、それでも全く願いが叶わないという方の大半は同じような間違いをしています。そういう人は大抵、手水の作法がちょっと違っていたり、拍手の回数が間違っていたりして、そもそも神さまに話を聞いてもらうための手続きに失敗しているんです。
基本はどの神社でもだいたい二礼、二拍手、一礼ですよね。まずは二回続けて礼をし、拍手を二回。そして一礼。この一連の動作をもってはじめて、その神社の神さまに話を聞いてもらうための手続きが完了すると考えてください。
ですから、この二礼、二拍手、一礼が曖昧だったり間違っていたりすると、参拝する意味がなくなります。
神社によっては参拝の作法が異なる場合もあります。筆者が見た限り、二礼、三拍手、一礼の神社もあったような記憶も。
そういう神社の場合はきちんと立て札に作法についての手引きが書かれていますから、その都度確認しましょう。わからないときは社務所にいる宮司さんに直接質問すると確実です。
願いが叶ったらお礼参りを
神社の手水舎で看板を読みながらその通りの手順で身を清め、しっかりと参拝作法を熟知し、何度も何度もお願いをしていれば、さすがに、神さまもそれ相応に応えてくれる可能性の芽が出てきます。
ローマは一日にしてならず。神頼みも同じこと。丁寧に、何度かお参りしてみてください。
そのうえで注意すべきは、願いが叶った後。こういうときにはきちんとお礼参りをすべきです。
願いが叶ってもお礼に出向いてなかったりして、願望成就後にご破算になってしまった人を知っています。礼節は最後まで尽くしましょう。相手は神さまですし。
正しい作法さえあれば別に著名な神社でなくても、どこでも近所でも願いは聞いてもらえるそうですよ。そちらも覚えておいてください。