晩婚化が進む日本では、“大人婚”という言葉が定着しつつあるようです。20代後半くらいから「早く結婚したい!」と焦り出す人がいる一方、自分のペースを乱すことなく人生のパートナーを選ぶケースも増えているのではないでしょうか。
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今回は「結果的に大人婚でよかった!」と感じている女性の体験談と、大人婚を一つの選択肢として持つことのメリットをリサーチしてみました。
大人婚を実現した人のリアルな声
30代後半頃を過ぎてから、結婚相手を見つける人に向けられる“大人婚”という言葉。あえて狙ったのではなく、気がつけば大人婚になっていたというケースがほとんどです。
実際に大人婚の年齢に達してから結婚した人たちの、リアルな声を聞いてみましょう。
◎10歳下男性からの告白!39歳で結婚
「20代前半で入社した会社で、日々慌ただしく業務をこなすうち、40歳目前になっていました。周りはどんどん結婚してママになっていったけど、それなりに恋もしてきたし、独身生活を謳歌していたので、特に焦りを感じることはありませんでした。
そんなある日、職場の10歳年下の男性から突然、告白されて。頭の上から雷を落とされたような衝撃でした。年齢も年齢だったので、付き合って半年で結婚。独身の時期を目一杯楽しめたのは、結婚を焦らなかったからだと思っています」(41歳)
◎10年来の友人と42歳で結婚
「学生時代から、1人の人と長く付き合うことが多かったんです。何人かとのお付き合いを終えたら、40歳目前になっていました。そんなとき、付き合うことになったのが、2つ年下のバツイチ男性。友人として知り合ってから10年ほど経過していたこともあり、交際当初から気心も知れていました。
今までなかなか結婚に踏み切れなかったけど、“42歳にもなったしそろそろいいか”という気持ちでようやく結婚。焦って結婚し、苦労している友達の話をたくさん聞いてきたので、自分が“もういいか”と思えるタイミングで結婚できてよかったです」(45歳)
2人に共通しているのは、“焦らなくてよかった”という感想。周りが結婚しているからと焦り、妥協して結婚するのではなく、自分が“結婚してもいいかな”と思える時期まで寝かせたことで、幸せな結婚生活を送れているようです。
大人婚ならではのメリットとは
大人婚になった人が感じているメリットとは、どのようなものがあるのでしょうか。 「元気なうちに子育てをしたほうがいいと言う人もいますが、体力がないと全力で遊べないですよね?20代、30代の頃に、仕事も遊びも恋愛もフル稼働できたことは人生の宝物です」(41歳で結婚) 「若いときに結婚すると、結婚式や家を買う費用で家計が火の車になることも珍しくないのでは?落ち着いた年齢で結婚すれば、ある程度の蓄えがあるから、大きな出費もそれほど苦になりませんでした」(43歳で結婚)
年齢が上がるにつれ、“行き遅れた感”に襲われそう、と不安を抱える人がいるのも事実。でも、大人婚になったことで感じられるメリットもたくさんあるようです。
あえて大人婚を狙う必要もないけれど、そうなっても悪くないという心の余裕を持っておいてもいいのかも。
結婚は焦らずするのがベストかも
肌感覚的にも、大人婚をする人は増えている印象がありますが、厚生労働省の資料を見ても、ここ20年の間に、35歳以上で初めて結婚する女性の人数はかなり増加していました。
古い考えを持つ親世代の中には、30代後半に差しかかっても結婚の“けの字”も出さない娘に、焦りや不安を覚える人もいるでしょう。
しかし、大人婚になって“よかった!”と感じている人が少なからずいるのも事実。友人が結婚しているから、親に急かされているからと言って、焦って結婚しなくてもいい時代が来たのかもしれません。