出逢った瞬間に「この人だ」と感じて、交際0日で結婚…。そんな運命的な出逢いに憧れたりしませんか?
今回は、運命の糸に導かれるように不思議な縁のもと結婚を実現した女性にフォーカスを当て占星学的に分析! 彼女たちの恋愛・結婚観や、ホロスコープの特徴を、占いサイト『前世からの約束』の監修者である占い師・波木星龍先生に解説していただきました。
運命的な出逢いから結婚に至るには…
占いを好む人には「運命の出逢い」や「運命が導いた結婚」を求める人が多いようです。
けれども、現実の社会ではドラマのような「運命の出逢い」や「導かれたような結婚」は、そう簡単にはお目にかかれないのが実情です。
私はこれまでの長い実占経験から、運命の糸に手繰り寄せられたような結婚は、多分にその人の性格や才能とも関係があって、日頃から想像力や直観力の豊かな人ほど「運命の出逢い」や「導かれたような結婚」をする確率が高いと感じています。
私がこれまでに見聞きした限りでは、合理主義的な人生観を持ち「運命」とか「前世」といった“ファンタスティックな世界”をあまり信じない人は、「運命」としか言いようのない形から“人生の伴侶”を得ることは少ないようです。ただ、これはあくまで確率の問題で、ファンタスティックな世界など信じていないのに、出逢った瞬間「この人と結婚する」と予感する人もいます。逆に、そういう「運命の出逢い」を心の底から待ち続けながら、徐々に年老いていく人もいます。
ただ「結婚」に限って言えば、日頃から「結婚したい」という気持ちが強い人ほど、結婚に繋がる“出逢い”や“縁”に導かれやすいことは事実です。もっとも「結婚相談所」に登録したり、「お見合い」を何度も繰り返したりしたとしても、「運命の人」に出逢えるとは限りません。
結婚相手の年収や履歴、外見に固執しすぎて、どんなにたくさんの出逢いがあっても、結局、「この人こそ運命の人だ」と確信することができずに終わってしまうのです。
有名人の中には、明らかに「運命の糸」に導かれて結婚したと思えるような方が何人もいます。ただ、そういう方々も「ここぞ」と思ったときには自分のほうから行動しています。よく「運命の出逢い」などというと、自分からは一切行動せず待っていれば良いと誤解する方がいますが、そうではありません。
また、運命的な結婚を実現する方は、もともと結婚の条件を決めていたにも関わらず、相手に“縁”を感じたときには、いとも簡単にそれを引っ込めてしまうことも少なくありません。つまり、こだわりの強すぎる人は、当然のことながら「運命的な出逢い」が難しいと知っておきましょう。
これらを十分理解したうえで、「婚活」に挑めば、きっと素晴らしい出逢いを経験できることでしょう。
運命的な出逢いに関連するアスペクト
運命的な出逢いの可能性について、占星術では以下のポイントに注目することが多いのです。
◎金星と太陽とがアスペクト、もしくは、金星と木星とがアスペクトを持っている
…「運命の出逢い」や「神仏が導いた縁」によって引き寄せられるような結婚をする人に多い。
◎太陽が冥王星とアスペクト、もしくは月が木星とアスペクトしている
…単なる偶然とは言い難いような不思議な体験から結婚へと導かれることも。また、「生まれ変わるような形の結婚」が特徴的です。
◎ドラゴンヘッドが太陽とアスペクト、もしくはドラゴンヘッドが金星とアスペクトしている
…「過去世」に関わりを持つような運命の出逢いを経験しそう。ドラゴンヘッドのアスペクトが多い人は「お見合い」や「親戚からの縁談」を嫌がってはなりません。
出逢ってすぐ運命を感じた? 交際0日婚
◎篠田麻里子さんのホロスコープ
1986年3月11日生まれ
初めて二人だけで会ったその日に「プロポーズを受けた」元AKB48の篠田麻里子さんのホロスコープです。彼女のような美貌を持っていれば、簡単に恋愛相手を得られそうですが、実際にはそうとは限りません。実は“美人すぎる女性”は意外にモテないと言われています。
それは男性から“気安く声をかけにくい雰囲気”を持っているからです。しかも、こういうタイプの女性が「結婚」を意識した場合、初対面で気安く誘ってくる男性に、簡単に応じることはまずありません。そういう点で、夫となる男性が「交際0日」でプロポーズしたのは、彼女に彼の真摯さや熱意を伝えるのに十分なアプローチだったといえるでしょう。
◎前世的な絆を持つ相手と出会う?
もともと篠田さんは、太陽と月とが0度で一体化していて「公私混同型」ともいえる惑星配置の持ち主です。このような惑星配置を持っている場合、仕事上でもプライベートでも“似たような感覚”を共有できる相手でなければ、長く一緒には生活できません。プライベートだけ合わせられるとか、仕事上での共通点を持つとか、どちらか一方だけの“相性の良さ”では難しいタイプなのです。
そういうクセのある彼女なので、合わせられる男性はそれほど多くいないでしょう。けれども、彼女には金星とドラゴンヘッドのアスペクトが存在しています。これは文字通り「前世的な関わりを持つ相手」と現世でも結びつく可能性があることを、秘教占星学 では伝えています。「秘教占星学」というのは、現世以前からの影響を読み取ろうとする占星学で、古代ギリシャ、アラビア、インドなどで秘かに継承されてきた判断技法の総称です。
篠田さんの“お相手”を紹介してくれたのは、彼女が十年前から通っている整体師の方です。その整体師の方によると、初めて来院したお相手の方の身体を触っているときに、篠田さんの姿が思い浮かんだのだそうです。だから、もしかしたら「何か縁があるのかも…」と彼女に伝えたといいます。けれども、慎重な篠田さんは「他の人も一緒なら…」ということで食事に行くことに応じたようです。
◎男性に対して慎重になるのは…
彼女のホロスコープには、金星に対して、ドラゴンヘッド以外にもアスペクトがあります。金星と水星は0度で一体化しています。こういう女性は“若々しい男性”を基本的に好みます。年下男性との結婚も基本的にOKです。夫となったのは三歳年下の男性でした。
篠田さんの金星は同時に、海王星と90度です。金星と海王星の90度アスペクトを持つ人は、恋人となんとなくの“あいまいな婚約”をしても、それがなかなか実行されないという傾向があります。おそらく、篠田さん自身、そういう過去を持っているのではないかと思われます。
過去に、そういう恋愛をしている女性は、男性との交際に対して特に慎重です。だから、最初は四人で会う形を取り、すぐ交際とならないよう気を配ったのだと思われます。そして、その最初の出逢いで、“玄米食”や、“布おむつ”など、二人とも育ってきた家庭環境に似ている点が多いことを知ったのです。
◎まさに運命的な日にプロポーズ?
それでも、彼女は交際に対しては慎重だったようです。それでもう一度だけ、複数での食事会をし、その時に身に着けていたものが偶然にも一致し「こんなに偶然が重なるなら…」と気持ちが傾いたとか。
それから、初めて二人きりで会う形をとったとき、プロポーズを受けたようですね。そして、偶然にも、それは彼女にとって“結婚にふさわしい惑星配置の日”だったのです。具体的に言えば、トランジットの冥王星が出生時の太陽にアスペクトし、同じく天王星が金星とドラゴンヘッドにアスペクトし、土星も金星にアスペクトし、木星は月にアスペクトする“最良の日” でした。こうしてあっという間に「入籍」まで進んでいったと言えます。
この先、あなたにも運命的な結婚の可能性はある? まずはホロスコープをチェックしてみましょう。波木星龍先生監修の占いサイト『前世からの約束』をぜひご覧ください。
続きは明日公開>>次回は、運命的な再会から結婚へ至った田中雅美さんのホロスコープを分析します。