数々のWEBメディアで恋愛コラムを執筆し、恋に悩める女性たちを救済してきた恋愛マイスター・ひとみしょう。長年の経験から培った独自の恋愛論で男心を解説します! 出会い、交際、別れ、結婚…などにまつわる“男の本音”をこっそり教えましょう。
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恋愛マイスター・ひとみしょうの男子学入門38
不倫している男って、なんらかのきっかけで不倫を止めたいとは思っていないんですよね。むしろ、なにがあっても不倫相手と「永遠に」仲良くしたいと考えていたりします。なぜなら男は、不倫相手に人生の救いを求めているからです。
不倫するような男の下半身は猿も同然で……みたいな言われ方をするけれど、でも彼はエッチしたいという気持ちだけで不倫関係を続けているわけではありません。奥さんとちがって、いわば「まっさらな」女性と、「新しい」「別の」人生を歩きたいと思っているから、いつまでも不倫関係を止めようとしないのです。
なので、不倫を清算したいと思っている女性は、自分の意思で、自分から不倫を卒業する必要があります。
が、それっていつ? どのタイミングで? というのが今回のお話です。
不倫のベストな止め時とは?
本当は、不倫相手の彼と、自分の人生が「まったく別もの」に思えたときが、不倫を止めるのに、もっともふさわしいタイミングなのだろうと思います。
恋愛関係にしろ、不倫関係にしろ、ある日突然「ああ、わたしと彼は、まったく別の人生を歩く人なんだ」と思えてくるときってあるでしょう? それまですごく好きだったのに、急になぜか、相手のことが「遠い存在」「別の存在」に感じられる瞬間。
そういうときは、もう、あなたの人生が、あなたに「彼とは別の道を歩くように指示している」のだから、人生の求めに応じて、素直に不倫関係を解消させるとよいでしょう。
でも、そんな「人生の声」が聞こえてくるのはラッキーなほうで、おそらく多くの人は、自分の人生が自分になにを求めてきているのか、よくわからないから、不倫の止め時に悩むわけですよね。
怒りの感情が生まれたとき
たとえば「不倫相手の彼は、わたしとのデートが終わってバイバイしたら、あたたかいおうちに帰るんだ。わたしはひとり暮らしの冷たいおうちに帰るのか……なんだか、彼だけおいしい思いをしているみたい、不倫なんてやっているのもバカらしい。妻帯者にエッチさせてやるなんて損な役回りだよね」などと、あなたの中に不倫相手に対する怒りの感情が生まれたら、それはきっと不倫の止め時なのだろうと思います。実際に、そのタイミングで不倫相手に別れを告げた女性もいます。
別れを告げられた男は、ものすごくシュンとしちゃって、別人のようになるけれど、でもまあ、あなたが不倫を止めたいと思うのなら、そのタイミングがいいのかもしれないですね。
というのも、冒頭に書いたように、男は「永遠に」不倫相手とラブラブしたいと思っているから。なので、男の様子をうかがいながら「今このタイミングでわたしが別れを切り出したら、彼はシュンとしちゃって老け込んでしまうかもしれない」なんて心配をしていたら、いつまでたっても不倫を卒業することなどできないのです。
不倫の「時」を支配しているのは、女性なのです
「不倫相手には、妻との間に子どもがいるのに、彼はわたしとの子どもを作ろうとはしない。こんちきしょう! 別れてやる!」でもいいと思うんです。
なんでもいいので、彼に対するなんらかの怒りが湧いてきたら、あなたからスッパリ別れを切り出してください。
がしかし、この話には後日談があります。怒りの感情にまかせて不倫相手と別れ、自分も結婚して子どもをもうけました、となったあと、再びその不倫相手と不倫関係になる人もいるのです! もちろん、過去の不倫相手とは一切連絡をとらない人だっていますね。でも、連絡をとる人もいるそうです。
ともあれ、男は、不倫相手と永遠にラブラブしていたいとしか思っていないのだから、不倫を止めたい女性は、自分の気持ちに敏感に(正直に)なって、みずから卒業するしかありません。
不倫に限らず、男女関係における時を刻むも、止めるも、いずれも女性がその主導権を握っているのです。男はフラれて老け込むのみ。
これが現実社会における不倫の末路の実態だと、僕には見えるのです。
※毎週木曜日更新