話し方を変えるだけ！人生も恋も上手くいく、島田秀平のお手軽「開運術」

島田さん「世の中には様々な悩みを抱えている方がいますが、一番多いのが人間関係の悩みだと思います。恋愛も仕事も要は人間関係ですからね。誰かとうまくいっていないとき、その相手の気持ちは変えられないけれど、自分を変えることで関係をよくすることはできるんじゃないかなと。

そう考えたとき、最も簡単で、でも大事なのが話し方や伝え方だと気づきました。伝え方が上手なら想いを誤解なく伝えられるし、自分が過ごしやすいように環境を変えていくこともできます。つまり話し方を変えれば、人生・運命が変わっていく！と思ったんです。

例えば手相占いをしているとき、よかれと思って言ったことでも伝え方がよくないと、相手が「何それ？」と不快感を覚えるかもしれません。その結果、心を閉ざしてしまっては元も子もないですよね。だから「よし頑張るぞ」と思ってもらえる言い方をするのが大事だなと常々考えていました。

そんな中、大妻女子大でコミュニケーション学の講師をする機会がありまして。受講者は女子大生のみなさんなので、就職面接ではどう自分をアピールすればいいか、ってことや恋愛の話、人間関係ではいかにコミュニケーションが大切か、といったお話をさせていただいたんです。

その授業の内容をまとめると同時に、占い師として、タレント・お笑い芸人として、怪談や都市伝説の語り手として、またトークショーなどの講師として、自分が考えていることをギュッとまとめた本を出せたらいいな、と思っていたものがこの1冊になりました」

島田さん「一番の話し上手は、実は聞き上手なんですね。相手が居心地よく感じ“また会いたいな”と思うのって、面白い話をしてくれる人よりも自分の話をしっかり聞いてくれる人なので。だから“場をつなごう”“何か楽しい話をしなくちゃ”と力むのではなく、相手の話を、興味を持ってきちんと聞こうという心構えで臨んでいただくといいと思います。まずはそれが大前提です。

もちろん、聞くだけでなく自分の話をする場面もあるでしょう。そういうときに使える話し方のコツや会話中の目線、座る位置、相槌の打ち方、質問の仕方などの細かいテクニックは本に書いたので、参考にしていただけたら幸いです。

でも最も大事なのは“伝えたい”“自分を知ってほしい”という熱意ですね。緊張するのは“自分をよく見せよう”“こう見てほしい”って気持ちがあるから。変に取り繕わないで、等身大の自分を知ってもらうことが大事なんじゃないかな」

島田さん「自分を大きく見せようとするのは自信がないからでしょうね。でも、みなさんにはいろいろな魅力や強みがあるはず。それを知って、ありのままの自分に自信を持つことが大事です。

僕自身も、以前は自分に自信がなかったのですが、手相のお陰でかなり自信がつきました。もともとは趣味で学んでいたんですけど、あるとき番組で占うことになり、そこからさらに勉強し、プロとしての経験を積むうちに手相が武器になったんです。

みなさんも“これは誰にも負けない”と言えるものがあれば自信を持て、等身大の自分を好きになれるかもしれません。なので、自分は何に興味があり何が得意なのかを、時間をかけて考えてみるといいと思います」

島田さん「好きな人の前では力んで自然体になれない女性も、興味のない人の前だと自然体でいられるから、魅力的に見えてしまうんでしょう」

島田さん「もし仕事で成果を上げたなら“よくやった”と言えばいいし、これといって思いつかなくても“今日1日、人の悪口を言わなかった”とか“〇〇さんに会ったとき、相手のいいところを一つ伝えられた”とか、何でもいいんです。

人って嫌なことばかり覚えてるんですよね。本当はそれと同じくらい、いいこともあるのにそっちは忘れてしまいがち。“自分の人生、何もいいことがない”と言う人だって意外とハッピーに過ごしているはずです。

それを毎日思い出して寝る前に書いたり、口に出したりすることで、自分の身にも結構いいことが起こってるんだなって気づけます。そういう癖づけをすると自信が高まり、ポジティブになれるのでおすすめ！」

島田さん「先ほども言いましたが、やっぱり話し方や伝え方ってすごく大事だと思います。実際に、話し方によって好かれることもあれば、嫌われて、もう会いたくないと思われてしまうこともあるでしょう。同じ話をしても、すごく面白い人もいれば、なんとなくつまらなく聞こえる人もいますよね？

僕自身、そういったこれまでの経験を通して、話し方によって人生はどんどん変わっていくと確信するようになりました。そして話し方って、実はちょっと意識すれば簡単に変えられるものなんです。

人生や運命を変えると言うと大変ですが、話し方を変えるのはすぐできることなので、ぜひ試していただきたいですね。話し方を変えることで、みなさんの人生が少しでもよい方向に向かったらうれしいです！」