数々のWEBメディアで恋愛コラムを執筆し、恋に悩める女性たちを救済してきた恋愛マイスター・ひとみしょう。長年の経験から培った独自の恋愛論で男心を解説します! 出会い、交際、別れ、結婚…などにまつわる“男の本音”をこっそり教えましょう。
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恋愛マイスター・ひとみしょうの男子学入門28
家庭的な雰囲気をもっている女性は、結婚を前提に付き合いたいと男性に思われる、というのが、もう常識みたいになっていますが、ホントにそうかな? と思いませんか?
テレビを見ていたら、お酒大好きで家事をほぼしない女性であっても、ちゃんと結婚していて、立派に子育てをしていたりするじゃないですか。そういうのを見て「テレビに出ている彼女は特別」と思うのはその人の自由だけれど、良妻賢母的な雰囲気を男性が嗅ぎつけて「この女性と結婚前提で……」とは思わないんじゃないの?
家庭的な雰囲気うんぬんというのは、いわば「あと付け」の説明であり、男性はもっと別のなにかを女性に見ていて、そこを好きになって「結婚前提で」ということになっているんじゃないの? と思いませんか?
一所懸命生きている感じの女性
男性は、一所懸命生きている雰囲気がその女性から出ていれば、結婚を前提で付き合いたいと思う――料理がうまいとか、家庭的な雰囲気がというより、まずはこういうことじゃないかなと思います。
冒頭に書いた「お酒大好きで家事をほぼしない女性が結婚した」というのは、バツイチ子持ちのキャバ嬢と、その客の結婚の話です。先日テレビで見ました。キャバクラで出会って、ふたりで大酒を飲んで、あれこれあった末に付き合って結婚したそうです。
彼は、彼女をひと目見た時から「俺はこの人と結婚したい」と思ったとのこと。理由は「一所懸命生きている感じがしたから」だそうです。
女のウソ・男の学習
初対面のとき、人は相手になにかを感じますよね。男は、恋愛に関して、女子よりもセンスがなかったり、勘違いはなはだしかったりするけれど、根はアホではないので、「この女性は金持ちのイケメンを探してるチャラい感じに見える」とか、「この女性はマジメに生きている」など、「どれだけ頑張って生きているか」については、鈍いながらもちゃんと見極めようとします。
だから、女性が男をちょっと騙すのは簡単。神妙な顔をして「わたし、3年彼氏がいないんですぅ」と言うといいんです。すると、男は「3年も彼氏がいないということは、この人は、自分の思いを心の奥に秘めたまま、何かを我慢して暮らしているケナゲな女性なのだろう。俺が彼女のことを幸せにしてあげなくては!」と思って、口説いて付き合ったりします。
すると1ヵ月もしないうちに彼女には3人のセフレがいて、週3で楽しく遊んでいるのが発覚した、とか。この時はじめて、男は、その女性が「彼氏」と「セフレ」という言葉をうまく使い分けることのできる計算高いずる賢い女性だと知るのです。男はこういう学習を繰り返してオトナの男になります。
男自身が、頑張って生きているからです
という話はさておき、なぜ男が「どれだけ頑張って生きている人かどうか」ということについてこだわるかといえば、男自身が、頑張って生きているからです。女性から見たらそうは見えなくても、男は男なりに、孤独に耐え、誰にもバレないように淋しさを処理し、涼しい顔で仕事ができるように必死に生きているのです。
だから、相手のことも、同じように「どれだけ真剣に生きている人なのか」という視点で見てしまいます。
料理が下手でもいい、貯金がなくてもいい、いわゆる「かわいい」女性でなくてもいい、美人じゃなくてもいい。とにかく真剣に生きると、「この女性と結婚したい」と男は思うのです。
愚痴を言う女性がモテない理由
ちなみに、よく「愚痴を言う女性はモテない」とか「遊んでそうに見える女性はモテない」「若作りしている女性は結婚できない」などとネットに書かれていますが、そのような女性たちはつまり、男から見たら「真剣に生きているようには見えない」ということです。
他人の愚痴を言う暇があれば手を動かしなさい、と男は思います。遊んでそうに見える女性は、簡単に浮気するだろ、と男は思います。若作りするより、そのままの自分で、ぶわっと大胆に生きている女性のほうが性に合うと男は思うのです。
価値観が合うから結婚したい…
必死に生きてもあまりいいことがない、と感じている男の多くは、自然と大酒を飲み、タバコを吸うようになります。だから「大酒飲み&喫煙女子」も、自分と同じく一所懸命に生きてるんだろうと判断し、価値観が合うから結婚したいと思います。
それゆえ冒頭に書いた「キャバ嬢と客の結婚」がありうるのです。
というわけで、真剣に生きよう! そしたらあなたのことをあなたと末永く一緒にいたいと考える男性に出会えます。
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