数々のWEBメディアで恋愛コラムを執筆し、恋に悩める女性たちを救済してきた恋愛マイスター・ひとみしょう。独自の恋愛論で男心を解説します!
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恋愛マイスター・ひとみしょうの男子学入門20
恋愛って、相手に甘えたいだけ甘えるといいと僕は思っています。いい歳して親に甘えるわけにいかないし、ましてや会社の上司に甘えるわけにもいかないでしょ? わたしたちオトナが唯一甘えることのできる相手は、恋人しかいないのだから。
でも、うまく彼氏や彼氏候補に甘えることができない女性は、いったいどうすればいいのでしょうか?
甘えることに罪悪感を抱く理由
甘え下手な人とは、甘えることは良くないことだと思っている人です。「甘えること=いいこと」と捉えていたら、人はふつうに、自然に、相手に甘えるはずだから。
なぜ甘えることを良くないと思うのか? 自分で「わたしは彼に甘えすぎだ」とわかっているからですよね。なぜそうわかっているのかといえば、理由はとても簡単で、その人が彼に、自分の人生を丸投げしているからです。
「わたしはひとりだと淋しい。具体的に何をすれば自信を持って生きていけるのかわかっていないから淋しい。淋しい淋しいと思っているわたしには、生きている価値などないと思う。でも死ねない。であれば、誰かわたしのことを守ってくれる人に自分の人生をゆだねたい」
たとえばこんなふうに思って、人は他人に過剰に甘えます。あるいは甘えるのを過剰に自制して、甘え下手になります。そういう人は当然、「自分の人生を他人にまるっとゆだねるなんて、なんかちょっと違うな。間違ったことをわたしはしている」という罪悪感を持っています。だから素直に甘えることができない。
甘え下手な女性を、男はこう見ています
ここまで具体的でないにしろ、男は「この子、おれに頼りすぎだな」と直感で感じます。つまり、甘え下手な女性に対して、男は「淋しい人だな」と思っているのです。換言すれば「人間的魅力に乏しい人だな」「一緒にいても俺がしんどいだけだな」と思っているのです。
とは言うものの、自分にめちゃ余裕のある男は、甘え下手な女子の淋しい気持ちをうまく受け入れることができます。
ちょっと極端な例だけど、20歳くらいで、自分がどう生きていけばいいのかがまだわかっていない淋しい女子と、おじさんの恋愛ってあるでしょ? おじさんが、自分の娘くらいの女子を余裕で愛しているパターン。これは、おじさんに、ある程度の精神的余裕と経済的余裕があるからできる恋愛です。
若い女子で年上好きって大勢いるから、多くの女子はきっと甘えるのが下手で、おじさんに自分の淋しさを暗黙のうちに受け止めてもらいたいと思っているのかもしれません。
20代女子とおじさんの恋愛ほど極端ではないにせよ、たとえば29歳の女性と、35歳の男の恋愛も、それと似たようなところがあるでしょう。
自立しなくても、いい恋愛はできる
甘えるのが下手な女性であっても「この男の人には甘えられる」とか「この男の人には、甘えても嫌われない気がする」と直感することがありますよね。
甘えるのが下手な人は、この直感だけを頼りに恋愛するといいです。甘えるのが下手な自分を無理に矯正する必要もなければ、淋しさを消す訓練をする必要もないです。ましてや自立した女性を目指して強がる必要もない。
男は、甘えるのが下手な女性に対して、「淋しい人だな」「人間的魅力に乏しい人だな」「一緒にいても俺がしんどいだけだな」と思います。
でもね、甘えるのがうまい女性は、相手を選んで甘えているからうまいのであって、100%魅力的な人ではないし、精神的に自立しきっているわけでもなければ、淋しさを完全に捨て去っているわけでもないんですよね。「この人になら、わたしは上手に甘えることができる」という勘が鋭いんですよね。
淋しさを克服しなくてもいい。自立なんかしなくていい。「この人になら、わたしは上手に甘えることができる」という人を見つけてください。「この子、おれに頼りすぎだな」と思っても、甘えさせてくれる男の人は必ずいるから。
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