春とは名ばかりで、寒さが日に日に増すこの時期。急に「土用」と言われても、夏の日差しのことなんて思い出せないわよ!って感じかもしれませんね。
でも、土用は夏だけじゃないんですよ!これからするのは冬の土用のお話です。
冬土用って何?
「土用」というのは立春・立夏・立秋・立冬の前の日までの約18日間のこと。つまり春夏秋冬、年に4回あるんです。
2019年の冬土用は、1月17日から2月3日。夏の土用といえば「丑の日にうなぎを食べる」くらいしか思い浮かびませんが、冬土用は何をすればいいのでしょうか?
冬の土用にしちゃいけないこと
「土用」とは、季節の変わり目を指し、次の季節に向けての準備期間とされています。
土を司る「土公神(どくじん)」という神様が支配する時期と言われ、この時期に土木工事をしたり、田畑を耕したりすると縁起が悪いと考えられていました。
他にも、引っ越しや大きな家具を動かすこと、生物を食べること、新しい物事を始めるのもNG。ケンカをすると仲直りしにくい、とも……。
要はおとなしく過ごすのが大事みたい。みなさんの普段の生活で言うと、ガーデニングや模様替えを控えるくらいでしょうか。彼氏や友達とのケンカは、土用以外も避けたいですよね。
冬の土用は何を食べる?
夏土用は、夏バテ防止のために滋養強壮食品として知られるうなぎを食しますが、冬の土用は何を食べたらいいのでしょう?
実は、冬の土用は未の日(1月22日)に「ひ」のつくもの・赤いもの(陰陽五行で未を指す色は赤)を食べるといいとされているんですよ。
たとえば、ヒラメ・干物・ひじきとか。ひまわりの種や油なんかもよさそう。思い切って羊そのもの……ジンギスカンやラムチョップなら、体も温まってスタミナ増強、ダイエット効果も期待できますね!
赤いものなら、唐辛子やトマト。トマトは生で食べると体を冷やすので、トマト鍋にしたり、おでんに入れたりと熱を補い、冷えない体を作りましょう!
唐辛子との合わせ技で、アラビアータなんかもいいですね。食後のデザートはイチゴで決まり。
もちろん、寒の土用の丑の日(1月28日)にうなぎを食べるのも大アリです!
だって、うなぎの本来の旬は秋冬。今こそ脂の乗ったプリプリのうなぎを食べたい、という方は、縁起をかついでぜひ丑の日にどうぞ。
新作ルージュを購入するなら今!
冬土用の期間中に、二十四節気の大寒(1月20日)があります。この日、女性は新しい口紅を買うといいと伝えられているんですよ。
いくらおとなしくしているべし、と言われても、何かしら刺激は欲しいのが女心。続々と登場している新作春コスメはポップで華やかな色合いがズラリと並び、心も軽やかにしてくれます。その勢いで、少し早めの春の恋をゲット……できればいいですね!
冬土用が過ぎればすぐに立春、旧暦では1年の始まりです。気温はまだまだ下がりますが、チューリップの芽吹きや桜のつぼみのふくらみに、着々と春が近づいているのが感じられますよ。
ここでしっかりパワーとキレイをチャージして、素敵な春を迎えてくださいね。