東京・目黒で開催された『占いフェス presents 開運マルシェ 2019 NEW YEAR』。その会場にて1月14日、大注目の恋愛のカリスマによる恋愛カウンセリングが行われました。
恋愛コンサルタント・高橋あいさん、恋愛カウンセラー・藤本シゲユキさんに直接、アドバイスしてもらえるということで、アラサー女子が「恋愛相談」コーナーへ。
その模様をレポートしますね。今回は、藤本シゲユキさんのアドバイスをお届けします!
結婚したいけど、彼はその気がなさそう
相談者:アサコさん(32歳)
付き合って2年の彼氏がいます。私は結婚したいけど、彼はその気がなさそう。
いつも自分ばかりアクションしている気がするし、ちょっとマンネリ感も。年齢のこともあって、子どもも欲しいから結婚を考えてもらいたいけど、彼がどう思っているかよくわからずにいます。
彼に本当にその気がないなら、他の人を探したほうがいいのでしょうか?
藤本シゲユキさんのアドバイス
◎待つのではなく話し合いを
まずは、何のために結婚するのかということを、しっかり考える必要がありますね。基本的に結婚とは、しようと思ってするものではないし、「この人だったら」という相手とするもの。結婚したからといって何者かになれるわけでもありません。
結婚して得られるのは「結婚したという安心感」だけなんですよ。だから結婚をゴールだと考えるのは、ちょっと危険。やっぱり結婚に対するビジョンを持っていることが大事です。
巷の恋愛コラムを読むと、よく「相手がどう出るかを待ちましょう」的なことが書かれていますが、今はそういう段階ではないので、ここまで来たら、もう話し合いしかないですね。
「そろそろ結婚したいと思ってるんだけど、あなたはどう考えてるの?私は結婚にこんなイメージを持っていて、結婚後はこういうふうにしていきたい。そのことについて、考えを聞かせてほしい」って感じかな。
そこで向き合ってくれる相手なら、きちんと答えてくれるだろうし、向き合ってくれないなら、結婚する気はないと見なすしかないでしょう。
彼と付き合い続けるかどうかはあなた次第ですが、結婚への明確なビジョンを持っているのであれば、向き合おうとしない相手を選ぶべきではないですよね。見切りをつけて他の人を探したほうがいいんじゃないかと。
◎「この人しかいない」は気のせい
あと、マンネリ気味なら、あなた自身に飽きが来ているんだと思います。お互いがネタ切れ状態になっているカップルは結構、多いんです。その場合は、相手への接し方を変えるだけでなく、自分の素養だったり習慣だったり、何らかの武器を増やしていかないとマンネリを脱却できないでしょう。
そのようにして自分が武器を見つけると、今の彼氏のことがどうでも良くなる、というパターンも多々見られます。そうなったとき、自分がどうしたいのかも考えたほうがいいですね。
ちなみに、みなさん「彼と付き合い続けてもいい?」と疑問を持ちつつも、「この人を逃したら、もう次がないかも」って仰るのですが、それは気のせいです。なぜかと言うと、選択肢が少ないから他にいないんじゃないかと信じ込んでしまうだけなので。
恋愛のみならず、ブラック企業に勤めている人も同じですが、他に道がないと思って自分の首を締めちゃうんですね。でもそれは自分がそう決めつけているだけなんです。
その呪縛から逃れるには、行動範囲を広げて、いろいろな人に会うことが大事。選択肢が多ければ、その人に絞らなくてよくなるから、冷静に判断できるようになります。
例えば「彼との関係がうまくいきかけていたのに、進まなくなった」と感じても、他に選択肢があると「じゃあ、今は進まないから、他の人との関係を進めよう」ってことができるわけです。そして「こっちが止まった」と思ったら、また別の人との関係がグッと進んだり。
そうやっていろいろな人を見ていると、ある日、突然「この人を逃したらヤバい」という相手が現れたりします。選択肢が少ない人ほど、一人の相手に執着する傾向にあるので、出会いの数を増やしたほうがいい、っていうのが僕の見解です。
彼氏がいるときは、他の人とデートしちゃダメって感じるかもしれませんが、日本は自由恋愛なので、生涯のパートナーを探すという目線で複数の人と会うのは問題ないと思います。
相手を貶めてやろうって意識で他の人に手を出すのは良くないし、ちょっと浮気くらいしてもいいでしょ、なんて気持ちでフラフラするのはおすすめしませんが、本気でパートナーを探すためなら、最初から「この人しかいない」と絞り込まないことも重要かなと。
◎口に出さなければ伝わらない
結婚について、彼に質問するのは怖いかもしれません。でも、相手が「結婚しよう」と言うまで待ち続けても、言ってくれるかどうかはわからないですよね。結局、何年経ってもプロポーズされず、何のために待っていたんだろう?ということになりかねません。
将来、彼が心変わりしないとは言い切れないけれど、今、向き合ってくれないなら、後々「結婚しようか」って気持ちになる可能性も、そう高くはないでしょう。
相手の出方を伺っているだけでは、正直、時間のムダです。自分はどうしたいのか、彼にどのように扱ってほしいのか、口に出して言わなければ伝わらないですよ。
恋愛相談を終えて
知的でシャープな雰囲気の藤本さん。ユーモアを交えつつ、理路整然と話していたのが印象的でした。
アドバイスの内容は、文章にするとやや厳しく見えるかもしれませんが、やわらかな関西弁だし、元ホストという経歴もあってかトーク力が高く、5分があっと言う間!
相談前はかなり混乱していたアサコさんも、納得したようで「なるほどー」を繰り返していました。こういうふうに、男性目線でビシッと斬ってくれる恋愛相談もいいですね。
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藤本シゲユキ
1975年、京都府に生まれる。17〜29歳までバンドマンとして活動、30歳を目前にホスト業界に転身する。その後、ホストクラブオーナーを経て、女性向けの恋愛カウンセラーになるという異色の経歴の持ち主。これまでに培ったノウハウを改良し研究を重ね、現在は悲恋改善アドバイザーとして活動中。豊富な人生経験と鋭い感性、洞察力を基に、恋愛&生き方を指南するブログ「だまされない女のつくり方」は、月間100万PVにのぼる人気ブログとなっている。