年が明けてもう3日。まだ初詣に行けてない方や、週末に行こうと考えている方、今年は龍神様にお参りしてみませんか?
ここ数年「龍神」ブームと言われていますが、芸能人や成功者たちの間にも龍神の力に注目する人が増えているそう 。悩める女子の聖地として人気の パワースポット、箱根神社。その境内の中にある九頭龍神社も「龍神」を祀る神社のひとつ。(正式には箱根神社 境内末社 九頭龍神社)特に近年では、「縁結び」のご利益があると言われ、女性の参拝が増えているらしいのです 。
今回は、その九頭龍神社にまつわる伝説や人気の秘密について探ってみました。
九頭龍神社(新宮)
そもそも龍神って?
龍神を祀る神社は日本各地にありますが、そもそもどんな神様なのでしょうか?古代中国から伝わったという「龍」は、想像上の生き物で、水のあるところに棲むことから「水の神様」と言われているんです。その他にも、金運や結縁の神様としても知られています。
九頭龍神社の龍神様も「水の神様・財運の神様」として親しまれてきました。
◎九頭龍神の誕生
奈良朝の初め、霊山箱根山で峰中行三年を迎えた万巻上人が、箱根大神の霊夢を得て御教えと共に大きな霊力を授かり、箱根神社の創建に併せて、芦ノ湖に棲み里人に被害を与えていた毒龍を調伏し、形を改め誕生した九頭龍神を、芦ノ湖の守護神として湖心の畔に鎮斎しました。
それ以来、1262年もの長きに亘り7月31日には宵宮祭りとして九頭龍神の湖水祭が行われ、翌8月1日には本祭りで箱根大神の例大祭が斎行されてきました。箱根の夏祭りは、生きとし生けるもの全てを育む恵みの水を産み出す「山の霊力を司る箱根大神」と、箱根大神に産み出された「水の霊力を司る九頭龍大神」の両御祭神に、真心を尽して祭祀を奉修する壮大な山と湖の神祭りなのです。
また、九頭龍神社のお祭りは、湖心の畔の九頭龍神社本宮では6月13日に例祭が、毎月13日には月次祭が行われ、湖水祭が行われる祭場に鎮斎 された九頭龍神社新宮では、4月29日に例祭、毎月15日に月次祭が行われています。九頭龍本宮の例祭・月次祭では、お祭りに併せ個人的な祈願(御祈祷)も行われ、毎月600人を超す参列者で賑わっています。
◎縁結びの神様
さらに近年では「縁結びの神様」として新たに注目を集め、「良縁祈願」を願う女性の参拝が増えているのだとか。
その人気の秘密とは?このたび、箱根神社と九頭龍神社の宮司である小澤修二宮司にお話を伺うことができました。
小澤宮司に聞いてみました
もともと「水の神様」「開運の神様」として信仰されてきた九頭龍神社ですが、「縁結び」が注目を集めるようになったのには、どういったいきさつがあるのでしょうか?
◎縁結びの神様のきっかけ
湖心の畔に鎮斎される九頭龍神社(本宮)は参拝するのに徒歩に限られ、時間が掛かって大変なところにあります。そこで、箱根神社との二社参りがすぐに叶うところとして、箱根神社のすぐ隣の湖水祭の祭場に、九頭龍神社(新宮)を新しく建立勧請し、お参りいただき始めたのが平成12年辰年の初詣からです。辰年の龍神詣が注目され、本宮への認識も高まり、元箱根港から参拝船で向かう13日の月次祭へたくさんのご参列をいただくようになりました。
その頃のお話で、九頭龍さんへの参拝を薦められた女性が参拝後すぐに良い人にめぐり逢ったので、友人に勧めたら、その方もすぐに素敵な人との出会いがあった、との話が口コミや取材記事で広がり、縁結びの神様として「良縁祈願」を願ってお参りされる方が大勢見えるようになりました。
鎌倉時代の御成敗式目に、「神は人の敬により威を増し、人は神の徳により運を添う」と言う言葉がございます。神様と人の関係をよく現あらわしている言葉として有名ですが、「神様のお力は、参詣する人の感謝の真心や神様を敬い慕う願いによって御神威が増し、私共はその御神徳をいただいて生きる力を増して恙無く進んで行く」と言うものです。本来は「水の神様・財運の神様」である九頭龍様の御神威もたくさんの「真心を込めた良縁祈願」の願いにより、良縁を成就する神様としてのお力がいよいよ強くなられたものと存じます。箱根大神様もご夫婦とお子様三神を総称する縁結びの神様でもありますので、箱根大神様の霊力による九頭龍神誕生の時にそのお力も授かられたものと存じます。
尚、「良縁祈願」は、恋愛だけのものではありません。恋も、仕事も、人生も、良き縁がとても大事です。皆様もお参りされて九頭龍様の高い御神徳をいただかれ、大きな御加護のもと、自らも精進し、良き縁を結ばれますよう祈念申し上げます。
せっかくお参りするなら、ちゃんと神様に伝わるようにしたいですよね。神様に心を届ける参拝の作法について、意外と知られていないポイントを小澤宮司に教えていただきました。
◎お参りの作法と心得
お祭りの形と心は今も昔も変りません。お参りも同様に、正しい作法(形)で真心を込めてお参り致しましょう。形を整え、きちんと修めていく中で、心も広く豊かに成長するものと存じます。
では、お参りの形と心の確認をいたしましょう。
最初に「二拝」…感謝の心を捧げながら深いお辞儀を二回します。
私共が、この世に生を受けたのは自分の力の及ばない、神様のお恵みと、御祖先様のご恩とによるものである事は、ご承知の通りです。この世に生まれ、生き、生かされている今に感謝して、一瞬一刻を精一杯努め、価値あるものにして行くことが自身の力を蓄え、次の成長へと繋がるものと存じます。
次に「二拍手」…拍手を二回打って祈願と誓約を行います。
最初に、あなたの周りにいらっしゃる皆が幸せで心豊かに暮せるようにお願いしましょう。
次に自分のお願いとなりますが、お願いに続いて、そのお願いが成就するために自分が行なうべき事柄の実践を神様に誓約します。
おさめに「一拝」…誓約した事柄の実践を再度確認して、御加護を祈り、深いお辞儀を一回します。
お願い事が成就するための具体的な行動を起こし、自身の生業に精進する。それが世のため人のために尽くす事にも重なります。神様はあなたのそばでいつも見守っていて下さり、あなたの一挙手一投足、善悪全てお見通しですが、一所懸命進んで行くあなたには、必ず大きな力で後押しして下さいます。
神様への祈願には、神様との誓約が一体のものなのです。その誓約通りに日々精進精励して、大きな御加護のもと自らも精進し、祈願の成就に向かって元気に着実にお進み下さい。
◎形式に込められた意味
お参りの作法について、「二礼二拍手一礼」と聞いたことはありませんか?本当は「二拝二拍手一拝」が正しいのです。「礼」とは、相手を敬って頭を下げることですが、神様に対するときは、「礼」ではなく、礼儀作法で一番丁重なお辞儀である「拝」つまり腰を90度に曲げて行う礼法が正しい作法です。
お参りの仕方がよくわからない人は、まずは形から入ることです。この形式の一連の流れの中に、心を整えるためのヒントが隠されているのですから。
まずは、この形を言われた通りに行うこと。形が完成すれば、自然と形に込められた意味を理解できるようになり、形と心が一緒になっていくのだそうです。
神様の前で心を整え、自分自身と向き合うことで清々しい気持ちが湧いてくるでしょう。お宮にお参りすれば、きっと元気になって前に進んで行けますよ。
龍神様へ願いを届けるには…
ここまで読んで、箱根神社、九頭龍神社に行ってみたいと思ったあなたへ、とっておきの情報をお送りします。神社へ足を運ぶ前にチェックしてくださいね。
◎月例祭(九頭龍神社 本宮 月次祭)
毎月13日午前10時、龍神様の感謝と変わらぬご加護を祈願して行われるお祭りです。
この月例祭のために、元箱根の遊覧船乗り場から「九頭龍神社本宮」へ船で訪れることができます。
◎月例祭(九頭龍神社 新宮 月次祭)
毎月15日、4~11月は午前7時(朝餉会が行われ、御神前にお供えしたお米を炊いたお粥が振舞われます)、12~3月は、午前8時に行われ、朝餉会はございません。
両社参り月次祭と呼ばれ、箱根神社の月例祭に続いて行われますので、箱根神社と九頭龍神社、両社の月次祭に参列できます。
◎九頭龍神社 本宮 例大祭
6月13日は「九頭龍神社 本宮の例大祭」一年の中で一番重要で大きなお祭りです。
◎九頭龍神社 新宮 例大祭
4月29日は「九頭龍神社 新宮の例大祭」です。普段は見られない金龍がお目見えします。
◎成就水盤
九頭龍神社新宮の前、龍神水舎左側に「成就水盤」があります。あなたのお願いごとと、その願いを叶えるために成すべきことを書いた誓願符を、この成就水盤に龍神水で流し納めて芦ノ湖の龍神様へ届けられます。
新年は東京で誓願符!
通常は龍神水が流れる九頭龍神社に行かなければできない誓願符の奉納ですが、なんと1月12日~14日に東京・目黒で開催される「占いフェスpresents開運マルシェ」に登場!
今回は特別に、開運マルシェの会場で誓願符を書くことができます。
皆様が書かれた誓願符は、後日、九頭龍神社の成就水盤から芦ノ湖に流し納めて、九頭龍様にお届けいただけます!
めったにないチャンスだから、ぜひトライしたい!そんなあなたはぜひ「占いフェスpresents開運マルシェ」に足をお運びください。
イベント概要
名称 | 占いフェス presents 開運マルシェ 2019 NEW YEAR |
会場 | 目黒EASE 〒141-0031 東京都品川区西五反田3-1-2 |
開催日時と 入場料 | 2019年1月12日(土)、13日(日)、14日(月・祝) 朝の部 10時〜12時:3,000円 昼の部 13時〜15時:3,000円 夜の部 16時〜19時:4,500円 ※5分占いや飲食など、入場後、有料のものもございます。 (誓願符の奉納は会場内にて別途500円) |
公式サイト | https://uranaifes.com/ |
主催 | 株式会社ザッパラス |