神秘と官能…12月22日「冬至」はイザナギラインと太古の恋に想いを馳せて

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神秘と官能…12月22日「冬至」はイザナギラインと太古の恋に想いを馳せて

今日は冬至ですね。明日から徐々に日照時間が長くなっていく、と思うとなんとなく気分も上がるもの。

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古くから冬至を「一陽来復」と言いますが、まさに太陽が力を取り戻す、希望を感じられる日でもあるんですよね。

「イザナギライン」って知ってた?

ところで、みなさんは「レイライン」、あるいは「太陽の道」という言葉をご存知でしょうか。冬至や春分・秋分など、太陽の運行と密接に関係した一直線上に、霊験あらたかな神社やパワースポットが並んでいる、という現象で、多くのミステリー愛好家に親しまれているのだとか。

我が国におけるレイラインの中には「イザナギライン」と呼ばれるものがあるそうです。
『失われた日本の超古代文明FILE ムーSPECIAL』(学研パブリッシング)によると、こちらは、現在の淡路島にある伊弉諾(いざなぎ)神宮を中心として、

・春分、秋分の日に太陽が昇り没する東西のライン
・夏至の日の出と冬至の日没のライン
・冬至の日の出と夏至の日没のライン

の3つの線上に、出雲大社や伊勢神宮内宮をはじめとした神社が多数並んでいるんですって。びっくり!

『古事記』に見る最古のロマンス

イザナギと言えば、イザナミと共に『古事記』に最初に登場する夫婦であり、いわば日本のアダムとイブ。

もしかしたら、日本最古のロマンスにも、現代の恋に通じるヒントがあるかも…ということで、『古事記』に描かれているイザナギ・イザナミの伝説をちょっとだけご紹介しますね。

◎二柱の神が一つに…男女の神髄

はるか昔、この世に天と地が生まれた頃。他の神々に国をつくりなさいと命ぜられた二柱は、まず日本の国土の原型(淤能碁呂島・おのごろしま)をつくり、そこに柱とお社を建てました。

そこでイザナギがイザナミに「お前の体はどうなっているか」と聞きます。イザナミは「私の体は欠けている」と答え、イザナギは「自分の体には余分なところがある、それで塞いで国をつくるのはどうか」と提案します。

なんて露骨…いえ官能的!欠けたところを余分なもので埋めることで二柱が一つの完全体となり、新たなものを創造する…これぞまさしく男女の真髄ではないですか!

◎プロポーズは男性からが吉?

次に、その柱の周りをイザナギは左回り、イザナミは右回りして、巡り合ったところで結婚の儀、ということにしたようです。

柱の向こう側で出会った瞬間、イザナミが思わず「まあ、なんていい男!」と言い、次いでイザナギが「ああ、なんて美しい乙女!」と返しました。

これが恋に落ちた瞬間なのでしょうか。太古の昔から、男女の間に芽生える感情はそう変わらないんですね。

しかし、この後イザナギはイザナミに「女のほうから言うのはよくない」とブツブツ言うのだそう。

現代人からすれば、どっちが先だっていいじゃないって感じですが、もしかしたらここに恋愛成就の秘訣があるのかも。やっぱり告白は男性からのほうがいいの?なんて思ってしまいます。

◎再会と裏切りの果てに…

紆余曲折を経て、二柱は数多の神々を生み出しますが、火の神様である火之迦具土神(ヒノカグツチ)を産み落とした際、イザナミは火傷を負い亡くなってしまいます。

たいそう嘆き悲しんだイザナギは、自らの子である火之迦具土神を斬り殺し(!)、亡き妻に会うために黄泉の国へと向かうのです。

我が子を殺めるほどの怒りと、危険を顧みず、再会を望んで旅に出るその愛とはいかなるものでしょう。神話とは言え、パートナーへの恋慕の情は理解できそうな気もします。

ここで有名な「振り返ってはいけない」という約束を破ったイザナギが、怒ったイザナミに殺されかける展開に。しかも、最後は黄泉の国の入口を大岩でふさいで妻との関係を自ら断ち切ったわけです。

えー、自分のせいなのにその仕打ちはひどくない?
確かに待つのはつらいです。延々待たされたら、判断力を失って突飛な行動に出てしまうこともありますよ、人間だもの(イザナギは神様だけど)。

けれど、イザナミにとっては地上に戻り再びイザナギと幸せに暮らす最後のチャンスを、当の夫の裏切りによってつぶされたのですから、怒りのあまり悪魔のようになってもおかしくはないでしょう。

もしもこのとき、イザナギがもう少し我慢できていたら、どんな結末になっていたのでしょうね。

◎捨て台詞は言わないに限る

その上、岩の内側から「お前の国から一日に1000人ずつ殺してやる」と叫ぶイザナミに「それなら1日に1500人生み出そう」とか言っちゃうイザナギ。言っていることは合理的だけど、一方的に会いに来て裏切った上に、あんまりな捨て台詞じゃないですか…。

ちなみにこの後イザナギは、黄泉の国の穢れを祓う禊(みそぎ)によって自らの身体から新たな神々を生み出し、その後は件の伊弉諾神宮に引きこもってしまったそうです。

なんだか現代における恋の顛末の一つと、男女の醜い部分を見せつけられたようで、後味がよろしくありません。が、ここにも何か恋愛のヒントが隠されているような感じがしますね。

男性も女性も、もう二度と会わないからと感情に任せて捨て台詞を言うと、恋の傷は一段と大きくなりますから。

長い冬至の夜を楽しんで

ギリシャ神話もそうですが、日本の神話も妙に人間くさくて奔放な神様たちが多数、登場するから興味が尽きないですよね。

一年で一番長いと言われる冬至の夜、クリスマスの計画を立てるのもいいけれど、ゆず湯に浸かったり、「ん」がつくものを食べたりしつつ、太古の恋に想いを馳せてみるのも楽しいかもしれませんよ。

ライタープロフィール

石村 佐和子
エディター・Webディレクターを経て、結婚、出産後、フリーライターに。微妙に偏った恋愛経験を持つ、アラフォー二児の母。好きなことはモノ作り、工場見学、カフェ巡り。将来は陶芸などしながら優雅に暮らしたいと目論んでいます。
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