女のカンで男性の浮気を見破る…そんな話をよく耳にしますよね。
確かに女性の中には、わずかな違和感を見逃さないセンスを持っている人がいます。でも、誰しもがそういったセンスに恵まれているわけではありません。
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第三者に指摘されるまで、まったく浮気に気づかなかった…という女性もいるでしょう。
実は、コツをつかめば誰でも嘘を見破るプロになれるんです。今回はその方法をお教えします!
アイ・アクセシング・キューとは?
「アイ・アクセシング・キュー」という言葉を聞いたことはありますか?
脳は何かを考えているとき、その内容に応じて視覚・聴覚・体感覚のどこかのエリアにアクセスします。そのアクセス場所に応じて視線も動くので、目がどこに移動しているかで相手の心理を察することができるのです。
このような心理分析を「アイ・アクセシング・キュー」と言い、FBIでも有効なテクニックのひとつとして取り入れられています。
私たちの視線は普段、どんなふうに動いているのでしょうか?本人から見た場合、アクセスする先はそれぞれ以下のようになります。
こうした動きを追うことで、相手の思考推移を分析し、どんな心理状態にあるのかを把握できます。
パートナーの嘘を見破る方法
具体的に見ていきましょう。
例えばあなたが、「昨日遅かったけど、何をしていたの?」と質問したとします。相手は「友達と急に会うことになって、一緒にご飯を食べていたんだよ」と返答。
このとき、目線があなたから見て右上に動いたら、「過去」の「視覚的記憶」にアクセスしたことになります。
つまり「友達と急に会ってご飯」は信憑性があるというわけです。
一方、あなたから見て左上に動いた場合は、「未来」の「想像された視覚」にアクセスしたことになるため、彼が嘘をついている可能性が高くなります。
そこでもう一押し。「それって本当?」とあなたが聞いたら、視線はどう動くでしょう。
あなたから見て左下に動いたら「体感覚」へアクセスしています。ということは、一緒にご飯を食べたのは確かだけれど、相手は「友達」ではなかった可能性が高くなります。
また、あなたから見て右下に動いたら「心中で自分と対話」していることに。言いわけや取り繕う方法を考えていて、後ろ暗い何かがあったと推察できます。
このように、対話によって相手の視線を追いかけ、どのエリアにアクセスしているかで心理を読み解けば、言葉の真偽を見極められるのです。
自分を求める方向へ誘導する
「アイ・アクセシング・キュー」を用いてできるのは、言葉の真偽を確かめることだけではありません。
例えば、いいアイディアが浮かばないとき、意図的に視線を自分の右上に持っていくことでイメージを描きやすくなります。
普段の調子が出なくて落ち込んでいるときは、視線が左下に移動しがちなので、なるべく左下ではなく、右下を見るように心がけてみましょう。本来あるべき体感覚にアクセスし、自分らしさを取り戻しやすくなります。
また、昔のことを思い出したいときってありますよね。それが映像の記憶であれば左上に視線を動かし、音楽や言葉などの聴覚的記憶であれば左横に視線を動かすと、ふっと思い出せるかもしれません。
このように相手を分析するだけでなく、自分を制御する方法としても有効です。
まとめ
目の動きで心理がわかる「アイ・アクセシング・キュー」、ご理解いただけましたでしょうか。
真実は、相手にしかわかりません。ですから本当は、嘘を必要としない、信頼で結ばれた関係を築くのが一番です。
でも、どうしても疑心暗鬼に駆られるという人は、試してみてはいかがでしょうか?決めつけは禁物なので、そこだけはご注意を。
(※2018年12月1日 11:45 公開記事)