数々のWEBメディアで恋愛コラムを執筆し、恋に悩める女性たちを救済してきた恋愛マイスター・ひとみしょう。独自の恋愛論で男心を解説します!
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【恋愛マイスター・ひとみしょうの男子学入門10】
男って、究極的には女性に癒しを求めます。と書くと、「そんなこと、わかってる」と言う人も多いかと思うのだけれど、でも「癒し」ってなに?と聞かれたらちょっと困りますよね。膝枕で頭ポンポンが癒しかといえば、そうじゃないですしね。
男って基本的に「自分で何も決められない」
ひとりの男性に愛される女性の特徴というと、ネットにたくさん載っていて、たとえば「彼を立てることのできる女性」なんだそうです。たしかに、彼女が彼を立て、彼は彼女を立てる――つまりお互いに尊敬しあっている関係は、「ひとりに愛されている」と言えますよね。
「自立し、自分をもっている女性」も、ひとりの彼に長く愛されると書かれてありますが、これは「複数の男性が言い寄ってくる」典型でもあります。男って、基本的には「自分で何も決められない」からです。
バリバリ仕事をしている男性であっても、プライベートのこと、ことさら愛に関することを自分で決めるのはすごく苦手なんです。だから男の自然な気持ちとして、自立していそうな女性にふらっと心がなびくのです。実際に付き合うかどうかは別にして「かっこいい女性だな」と心惹かれるのです。
ほかにも「明るくポジティブなエネルギーに溢れている女性」とかちょっとドジな女性」とか、「人の悪口を言わない女性」などの例が、ネットに載っています。
共通するのは「理屈を言わない」こと
これらすべてに共通することとして、「理屈を言わない」ということが言えます。ひとりの男性に愛される女性は、理屈を言いません。
たとえば、彼を立てる時に「なぜこのシチュエーションでわたしがあなたのことを立てないといけないわけ?それってフェミニズム的にどうかと思う」とは言わないということです。理屈抜きに彼を立てるから、彼もあなたのことを立ててくれるというわけです。
「明るくポジティブなエネルギーに溢れている女性」も同じですよね。そういう女性がネガティブにチクチクと理屈を言っているの、見たことないですよね。
男性がもっとも嫌がることとは?
男って、多少根暗な女性でもOKなんですよね。それに、あまり自分のことを立ててくれなくったって別にかまわないんです。そういう「些末な」ところをいやらしくチェックしたうえで「この女性のことを愛そう」なんて決めているわけではないんです。
男は何がもっともイヤなのか?理屈を言う女性なんですよね。
これ、男が男を評する時も、同じ基準を適用しています。男は理屈を言う男が大嫌いです。「いや、居酒屋に行ったらおじさん同士でずっと理屈を言っているじゃないか」と反論したい気持ちもわかりますが、それは理屈を言う者同士で仲がいいだけのことです。他の多くの男が自分の言う理屈を聞いてくれないものだから、似た者同士で集まっているにすぎないのです。
さらに、理屈を言わないというのは、なにも男尊女卑的に「女は黙って男に付き従え」ということではありません。心根が素直かどうか、という心の問題(精神のありかたの問題)であって、男が上、女が下、という思想の話ではないのです。
自分のレベルにおいて素直であることが大事
見ていたら、20代であっても40代であっても、理屈を言わない女性はひとりの男性から長く愛されています。もう少し厳密に言えば「理屈を言わない」には「どのくらい言わないのか」という程度の問題があって、「これくらいの理屈はOK」と思っている基準が似ている者同士が惹かれあい付き合っているように見受けられます。
自分のレベルにおいて素直であること――ひとりの男性から愛されている女性は、これをひそかに意識しているのです。
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