数々のWEBメディアで恋愛コラムを執筆し、恋に悩める女性たちを救済してきた恋愛マイスター・ひとみしょう。独自の恋愛論で男心を解説します!
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【恋愛マイスター・ひとみしょうの男子学入門8】
初回のデートがいい感じで終わったのに、2回目のデートのお誘いが彼から来ないという時、おそらく彼はあなたのことが好きなのだけれど、自分から誘ってもいいのかどうか迷っています。
あなたのことが嫌いだから誘ってこないわけでもなく、あなたのことをイマイチだと思っているから誘ってこないのでもなく、「好きだけど誘えない」つまり、誘う技術が彼に不足しているだけ、ということです。
誘ってこない男性のホンネ
誘ってこない男性のホンネって、売れない営業マンの気持ちに似ています。
営業マンって、1回目の訪問では世間話など当たり障りのない話をしますよね。それに対して相手は「今は間に合ってますから」とか「うちにはこういう高価な商品は似合わないです」などと、やんわりと断りますよね。ホントはちょっとは買ってもいいかなと、心の中で思っているにもかかわらず。
これ、1回目のデートでも同じでしょ? 「彼、かっこいいな、ソッコーで付き合いたいな」と前のめりになる女性もいると思うけど、「2回目のデート問題」に悩んでいる人たちって、1回目のデートのとき「付き合ってもいいけど、今すぐ付き合わなくてもいい、ちょっと様子を見ようかな」みたいな曖昧な態度をとるでしょ?
曖昧な態度をとられた営業マンは「この人もダメか、買ってくれないか、他を当たるしかないな」と思うから、売れない営業マンになります。
売れる営業マンは、曖昧な態度をとられてもそんなの気にしません。なぜなら彼は初回の営業って、ただの顔合わせみたいなものだと思っているから。「買ってくれるお客さんか、買ってくれないお客さんか」なんて判断をしない――つまり判断を保留にするってことです。
判断を保留にしつつ、次回訪問するとき、お客さんが喜びそうな情報を持参することを考えます。ゴルフが好きなお客さんなら、週末に格安で回れるゴルフコースの情報を持参するなど。
つまり、2回目のデートに誘えない男性って、自分が相手のことをほぼなにも知らないということに気づいていない人なんですよね。
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ウソじゃないけどホントでもないことに注意すべき
ネットに「初対面の印象で8割(だか9割)決まる」みたいな情報が流布しているからか、2回目のデートに誘われなかった女性は「やっぱダメか」と思っているし、男性は「初回のデートのときの彼女の反応だと、2回目のデートに誘ってOKをもらえる確率は半々くらいかな。いや、4:6で断られる可能性のほうが高いかな」なんて思っていたりするだろうけど、それはあまりに無謀なことです。
1回会って、数時間お茶をしただけで(食事をしただけで)相手の何がわかるというんですか?
売れっ子営業マンのように、「判断を保留にすること」つまり、自分は相手のことをほとんど何も知らないと思うこと。そして、1回目のデートのときの相手の態度がどうであれ、しれっと2回目のデートに誘うこと。ホントはこういうやり方が「正しい」のです。
初対面の印象で8割9割が決まるというのは、心理学の学説(権威ある仮説)のごく一部を引っ張りだして、わたしたち心理学の素人にもウケるように「文脈操作」して書いてあるだけです。売れる本とか、ヒットするネットの記事って、「ウソじゃないけどホントでもない」ことを煽るように書いてあることが多いので注意が必要です。
2回目のデートを実現させるコツ
というわけで、彼から2回目のデートの誘いがない場合、あなたが前のめりになって誘うといいです。女性から誘われたという事実が、男に勇気を与えるので、2回目のデートは実現します。
でも、ホントは、1回目のデートのときに、2回目のデートの約束もとりつけて、彼の目の前でスマホのスケジュール帳に記入してしまうのが一番いいです。これもできる営業マンの常とう手段です。初回の訪問から帰社したのちに、来週にでも2回目のアポをとろうかな、なんて悠長なことを思っているから、アポとりすらできない売れない営業マンになってしまうのです。
恋愛も同じで、2回目のデートをしたいのなら、鉄は熱いうちに打て、です。これはハートの問題ではなくて(勇気があるとかないとかではなくて)、男女双方が半分ずつもっている「愛を育む技術」の問題です。
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