【恋する薬膳~迷える女子へ贈る優しいレシピ40】
菊の花を食べたことはありますか?
わたしの故郷では昔から食べる習慣がありますが、未経験という方もたくさんいるでしょう。
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主に春に食べるといい食材と言われていますが、通年食べられるお花です。花言葉は「高貴」。女性にうれしい効能もたくさんあります。
菊花の薬膳の効能と栄養のお話
菊の花は解毒作用で有名。頭痛の鎮痛作用や動脈硬化、高コレステロール値の改善にも効果があるとされています。
目の充血やかすみも改善してくれ、余分な熱を冷まして排出する作用もあることから、腫物などにも効果があると言われています。
そして、香りには安眠作用があるとのこと。ちょっとカモミールの香りに似ているような気もします。
可憐な前菜に~菊花のお浸し~
そのままおかずに散りばめても美しいアクセントになりますが、せっかくなら、効能を実感するためにしっかり食べましょう。
意外とクセは強くないので、ちょっとしたおもてなしの食卓で前菜に出すと、感心されること間違いなし!
≪材料≫約2人分
・菊の花…20個
・すだち…3個
・土佐酢(市販)…1カップ
※土佐酢を作る場合は、以下の材料を混ぜて小鍋でひと煮立ちさせ、冷まします。
・だし汁…1カップ
・酢…大さじ2
・みりん、薄口しょうゆ、砂糖…各大さじ1
≪作り方≫
[1] 花びらをガクからちぎり、湯通しするように少しゆで、お湯を絞り、土佐酢に浸す。
[2] 冷蔵庫で少し冷やし、食べる時にすだちを絞る。
とても簡単ですが、すだちが効いていて、口当たりが良くたくさん食べられます。
軽くゆでるのでシャッキリ感も残った、後を引く味わいです。こんなにおいしくてデトックス効果も期待できるなんて毎日食べたいくらい!
忘れたい恋、ありますか?
忘れられないくらい好きだった彼、永遠に忘れたいほど思い出したくもない男。誰の心にも、いろいろな「忘れたい恋」があるでしょう。
ちなみに「永遠に忘れたい!」と思っている間はずっと覚えているのに、そのうちどうでもよくなって、名前の記憶すら怪しくなるもの。
でも、たまにフッと思い出したりして…。
昔、どうしたことか、ずいぶん年上のおじさんに恋をしたことがありました。
通っていた歯医者さんの担当医だったのですが、数々の華やかな人脈と物腰の柔らかさ、そして目尻のすさまじい笑いジワにグッときたのです。
恋のキューピッドのいたずらとは、まさにこのこと。全然好みのタイプじゃなかったのに、なぜか好きになってしまいました。
そして、そのおじさんは遊び人でした。
デートは2週間~月に1回。自宅のリビングのテーブルの下や洗面台には女物のコスメポーチが複数あり、キッチンも「他に2~3人いる女」の存在がギンギンに感じられる状態…。
もし、あれで本当に他の彼女がいないのだとしたら、女装趣味でもあったということになるでしょう。
不思議なもので、恋に落ちているから、それでも真剣に好きだったのを思い出します。
けれどそんなある日、レストランで待ち合わせをした時に突然「気持ち悪い!」と感じたのです。
女物の化粧品の匂いが体中から漂い、食べるときははテーブルに置いたお皿に顔を埋めて食べ、目も性的なことしか頭にないような汚く垂れ下がった目尻に見えてしまい、食欲が消え失せました。
あんなに好きだったのに…。
きっと恋のキューピッドが、矢を引っこ抜いたのだと思います。恋からさめると、こんな人にあのような扱いを受けていたのか!と愕然としました。
トラウマなのか、それからというもの年上男性が苦手になってしまいました。
やっぱり、嫌な思い出がすり込まれると、妙に頭の片隅に残るもの。今夜は「菊花のお浸し」を食べることにします。