垣谷美雨さんの小説を原作とした『結婚相手は抽選で』(フジテレビ系)がスタートしました。
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劇中ではある日、「抽選見合い結婚法」が制定されます。これは25~39歳の子どもがいない独身男女を対象とし、抽選でお見合いをするというもの。
普通なら出会うことのない男女が、国の政策を通して知り合い、個々の恋愛模様を織り成していきます。
結婚とは何か。人と向き合うとはどういうことなのか。そんな深遠なテーマを描く、社会派ヒューマンドラマです。
相手探しは自分探し
ドラマは4人の男女を中心に展開していきます。
彼女いない歴=年齢のエンジニア、宮坂龍彦(野村周平さん)。裕福な実家住まいで、容姿端麗な冬村奈々(高梨臨さん)。超イケメンの銀林嵐望(大谷亮平さん)。自分に依存する母から逃れたい鈴掛好美 (佐津川愛美さん)。
「抽選見合い結婚法」では、お見合いは2回まで断れます。でも3回断ったら、「テロ対策活動後方支援隊」に2年間従事しなければなりません。
彼らは「結婚相手探し」をしながらも、己がどう生きるべきなのか「自分探し」を展開していくのです。
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アニムスとアニマ
結婚は一生ものですから、誰しもが相手選びに慎重になりますよね。
できれば、理想の相手と縁付きたいものです。ではいったい、どんな人が自分にふさわしいのでしょうか?
分析心理学を創始したスイスの心理学者Carl Gustav Jung(カール・グスタフ・ユング)は、「元型(アーキタイプ)」と称される概念を提唱しました。この「元型」の中に「アニムス」と「アニマ」があります。
「アニムス」は女性の中にある「理性的な要素(魂)」であり、男性性として認識されるものです。一方、「アニマ」は男性の中にある「受容的な要素(魂)」であり、女性性として認識されます。
つまり女性の中には表に出てこない男性性があり、男性の中にも女性性が潜んでいるんですね。
自分の心の中にある、異なる性。それに適合する、あるいは共通する異性に、人は心惹かれるのです。
「元型」そのものをはっきりと意識することはできませんが、「元型」が心に作用することで「イメージ」や「像」を結ぶことがあります。
例えば夢に出てくる異性に、共通項があるのでは?
あるいは「なんとなく魅力を感じる」人には、似たような傾向がありませんか?
それは、自分の中に同様の男性性があるからかもしれません。
このように行動から自己分析することで、思わぬ自分の「好みのパターン」を発見することができます。
バランス理論による相手探し
心理学者Fritz Heider(フリッツ・ハイダー)は、対人関係についての理論「バランス理論」を提唱しました。
例えば、気になる人が映画好きだったとしましょう。今まで特に興味はなかったけれど、彼と同じものが好きになりたいと思い、映画を好意的に受け入れる方向に心が傾きますよね。
最初は
彼→映画が好き
あなた→映画に興味が無い
という不均衡な状態です。
しかし同じものが好きになれば
彼→映画が好き
あなた→映画が好き
と、認知バランスがとれた状態になります。
人は相手に寄せて自動調整することで不均衡を無くし、心理的ストレスを軽減しようとするんですね。
このような心の働きを「バランス理論」といいます。
逆の言い方をすれば、バランスがとれている相手に対して自然と好意的になります。
性格や容姿、会話スキルや経済力、価値観や恋愛観などが似通っていて、一緒にいて不均衡を感じない相手だと、愛情を育みやすくなるのです。
あらゆる点で似ていて、同等レベルの異性。それがあなたの「理想の相手」です。
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まとめ
「理想の相手」がどんな人か、見えてきましたか?
縁を結びつけるには「運命」が必要です。ただ自己認識がしっかりできていれば、より効率的な「相手選び(探し)」ができます。
ぴったりなタイプは、いったいどんな相手なのでしょう。
答えは、あなたの心の中にあります。ぜひ、見つけてくださいね。