女性は恋愛において、付き合っているのかそうでないのか、白黒をハッキリさせたがる傾向があり、男性はその逆が多いように思います。
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ものすごく惚れた女性は別として、基本的に男性は自由を求め、たくさんの女性と関係を持ちたいという願望が強く、「彼氏」の枠に収まるのを躊躇する人が多い気が。
今宵も世界中で繰り広げられている男と女のシーソーゲーム。
「ねえ、わたしたちって付き合ってるの?」
言ったもん勝ち?
「わたしたちって付き合ってるの?」
まだ付き合っているのかそうでないのか曖昧な状態で、体の関係が続いている女性たちのほとんどがちょっと気にすること。
わたしの知る限り、女性はみんな曖昧な関係を嫌います。意外と白黒つけたがる性分が多いよう。
とはいえ昨今の恋愛において、言葉ではっきり「付き合おう!」という宣言がなされることは少なくなっているみたいです。それで納得しているカップルも多いのでは?
誰が何と言おうと付き合っている関係だと揺るぎない自信があるからかもしれません。
白黒つけたがる女性はきっと、自信がなくて不安なのでしょう。彼に愛されているという実感もなく、なんとなく彼の心を遠く感じ……。
女性にとって言葉はとても重要で、言葉の内容で満たされたり、絶望したり。ただ、だいたいの不安は取り越し苦労だったりします。
男性が告白する、しないは、もうその人のキャラクター次第。
そういった告白をしなくても「わたしたちは付き合ってる」と感じさせてくれて安心できるタイプなら、女性も満たされます。
しかも、たいていそういうタイプは、結局、言葉にして愛を伝えてくれる場合が多いもの。
とはいえ、しょっちゅう飲み会に行くような男性が相手だと、女性側に不安が生じるのも無理はありません。関係性をはっきりさせたくなるのもよーくわかります。
でも実際、関係性というのは先に言ったもん勝ちなところがあって。
「わたしたち、付き合って2ヶ月だね」とさりげなく女性が言えば「ああそうなんだ」と彼は思うだろうし、それに対して彼が否定したなら……そういうことなのです。
曖昧な関係を好む男性はズルい?
曖昧な関係でいたがる男性には、大きく分けて2種類のタイプがあります。
・自分に合うか様子を見ている慎重派
何も知らないまま付き合って、すぐに別れてしまうことにエネルギーを使うより、体の相性やライフスタイルも含め、いろいろ確かめて「付き合う」という確信を得たいタイプ。
・関係性を重視していないタイプ
一緒にいたい時に会って、他の女性とも遊びたいから関係性は特に重視していない。他の女性の影も特に隠さない。
ズルいのは明らかに後者のほうです。何年も前、年上の男性と付き合っていた頃があったのですが、まさに関係性を重視していない後者タイプでした。
付き合おうと言われ、付き合ったはいいけれど、すぐに別れ、そこからどういう間柄なのかわからない関係が続いたのです。
思いっきり遊び人だったため、苦い感情しか思い出せません。
彼は歯科医だったのですが、その苦い記憶のせいで、わたしは歯科医自体をキライになってしまったくらいです。
言葉が欲しいあなたへ
ここで、有名な武将の言葉を拝借。
織田信長は「鳴かぬなら殺してしまえ ホトトギス」
豊臣秀吉は「鳴かぬなら鳴かせてみよう ホトトギス」
徳川家康は「鳴かぬなら鳴くまで待とう ホトトギス」
信長はちょっと激しすぎるので論外ですが、秀吉と家康はどことなく恋愛にも通じるような気がします。
秀吉のように「鳴かせて」みてもいいと思います。彼女になりたいと素直に伝えることで、山が動くかもしれません。
素直な気持ちにはちゃんと答えが出るもの。世の中はそういう摂理で成り立っているはず。
家康のように待つというのも、手堅く強いですよね。実際、永く世を治めたのは家康でした。
でも恋愛は、こうした曖昧な時間があるからこそ燃えるのかも。
じっと待つ時間もあり。けれど、曖昧な関係だからこそ、もしあなたの前に他に素敵な人が現れたら、そちらへすぐ行けばいいのです。
曖昧な関係は恋愛のスパイスとなりますが、結局、言葉は剣よりも強かったりすることも……。