女性の社会進出が進むにつれて、暗黙のうちに精神的にも経済的にも自立が求められる時代。
社会の荒波にもまれるうちに、たいていのことは一人でできるようになったわ…と苦笑いする人も少なくないのでは。
そんな賢女のみなさんは、この「何でもできるという自負」が恋愛の妨げになっていることにも十分気付いていると思うのです。
がんばる私はなぜ結婚できない?
仕事はほどほどに…という女性にはステキな彼氏がいて、どんどん結婚していくのに、一生懸命がんばっている自分は一人なのか…と悲しくなったり、これも運命と思いそうになったり。
かといって今更かわいく甘えたりできない。もっと努力しなきゃ。年齢を重ねるほどにそんな意地も出てきます。
確かに、そのがんばりがあってこそ出る魅力というものもあるのでしょう。が、男性が求めているのは、やっぱりそこじゃないらしいのです。
今回はその「意地」を脱ぎ捨てた女性のエピソードから、恋の幸せをつかむためのポイントを探ってみたいと思います。
もっとワガママになっていい!
ご存知の通り、男性は本来「相手を思い通りにコントロールしたい」という『征服欲』を持っています。そうした部分に、密かに反発を覚える女性もいるでしょう。
が、征服欲は「弱い者を守りたい」という『保護欲求』と背中合わせ。
甘え上手な女性が、男性をうまく手のひらで転がすことができるのは、この『保護欲求』をうまく満たしているから、と言えそうです。
そんな甘え上手な彼女たちがごく自然にやっていることと言えば
・「力仕事はしない」
・「体調が悪いときには無理しない」
・「わからないことは検索する前に聞き、さらに相手にやってもらう」
などなど…。
どうでしょう。見方によっては、「他力本願」とか「甘ったれ」というふうに感じられるかもしれませんね。
でも、これが男性の『保護欲求』をくすぐる要素であることは間違いないようです。
感情を抑えるのも良し悪し
大人になると、相手の立場や関係を維持することまで考え、感情を抑えてしまいがち。
せめて恋人くらいには甘えたい…という気持ちは大いにあると思います。
逆に、恋人だからこそ「ダメな自分を見せて嫌われたくない」「相手の困った顔を見たくない」などと考えて、つい我慢をしてしまう…。
これも大人の恋愛あるあるですね。
でも、前述の彼女たちは
・「忙しくて会えないのはわかっていても、素直に会いたいって言っちゃう」
・「ワガママだと思っても、とりあえず自己主張してみる」
これも、がんばり屋さんの「何でも自分でできちゃう女性」から見たら、ワガママ全開で想像しただけで気が引けてしまうかも。
けれど、基本的に男性は「好きな女性のワガママは許せてしまう」んですって。
ほんまかいな、と思い、念のため筆者の身近なアラサー・アラフォー男性数名に聞いてみると一様に「Yes」との答え。
中には
「むしろ大好物。しょうがねえなあ、と言いながらニヤけちゃう」
という人も…。
ほら、やっぱりちょっとくらい甘えたほうがいいんじゃないでしょうか?
「大人なんだから」という心のブレーキを外すことで、楽になったうえに恋までうまくいくなんて夢みたいですよね!
甘えポイントの掌握が鍵!
ただ、やみくもにワガママを言えばいいってものではなく、それなりにコツはあるようです。
・「あまり難しくないことを」
・「彼の気持ちに余裕があるときに」
・「かわいげのある表現で」
この3つが鉄則なのだそう。
それでも、やっぱり心のどこかで
「ワガママを言うのは恥ずかしいし、甘え方もよくわからない」
「そんなことして、嫌われたらどうしよう」
という不安が拭えない方もいるはず。そういうときは、こう考えてみてはどうでしょうか。
男性に頼ること自体が幸せなのではなく、「甘えやワガママを見せること」が、パートナーとの関係を上手に作り上げていくうえでの手法である、と。
誰かに甘えるのは恥でも嫌われる要因でもないし、それで積み上げてきた心の強さを失うわけでもありません。ですから、そんなに恐れることはないのです。
これまで身につけてきた「女の強さ」や「意地」って、社会の荒波から自分を守る鎧のようなもの。
この鎧を脱ぎ捨てたら、大人の女性ならではのしなやかなハートの強さはそのままに、パートナーにかわいがられる女性になれるかもしれませんよ。