疲れて「のんびりしたいな」なんてときに「温泉に行きたい」と思う女性は多いのでは?
また「失恋しちゃった」「好きな人に彼女がいた」など恋愛で落ち込んだときは、旅行したくなったりしますよね。
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でも、ちょっと待って! 旅行先と体調&メンタルって意外と関係があるみたいなんです。今回はそのあたりについて書いていきます。
温泉選びに取り入れたい「転地効果」
映画やドラマで、病気になってサナトリウムに入るようなシチュエーションを見たことはありませんか?
あれは「転地療養」。自然が多く、空気のいい所に行って治療をするわけですね。ここで大事なのが、「環境を変える」こと。
みなさんは「転地効果」という言葉を聞いたことがあるでしょうか? 簡単に説明すると「日常生活から離れて、別の場所に行くことで、気分転換ができる」という意味合いです。
温泉に行く際は、ぜひこの「転地効果」を意識してほしいと思います。効果を得るためには、ある程度の期間、滞在することが必要です。
最低4~5日、できれば10日くらいだと効果が出やすいと言います。でも、3週間以上になると、体が環境に慣れて、逆に効果が薄くなるそう。体が「いつもと違うな」と感じることが大切なんですね!
土地の標高が人に与える影響
そこでポイントとなるのが、その土地の標高です。それぞれの標高が人に与える影響を覚えておくと、何かのときに役立つかもしれません。
◎標高0m付近
これは海の近くになりますが、一般に温度差が少なく温暖な気候です。海風はホコリなどが含まれず、キレイで塩分を含んでいるので、呼吸器などの調子が悪い人にはおすすめです。
さざ波の音などのリラクゼーション効果も期待できるため、常に忙しい人、緊張感のある人、イライラしている人にもいい場所と言えます。
ただ、季節によっては直射日光に当たると、疲れやすくなります。また、持病など体に不具合がある人は、長期間滞在して塩分を含む風に吹かれ続けると、悪化する可能性があります。
体に限らず、そもそも落ち込んで活動が停滞している人は、さらに落ち込んでしまう場合も。というわけで、失恋したての女性には、海はちょっと向かないかもしれませんね。
【海の近くの温泉】
和歌山県の白浜温泉、北海道の湯ノ川温泉、静岡県の下田温泉などが有名です。
◎標高300~500m
イメージ的には高原の温泉ですね。高原は木々が多く、フィトンチッドが豊富なのですが、これは殺菌力を持ち、森林の香りの成分であることから、森林浴が健康にいい、という根拠となっている物質です。
なお、木々が直射日光を遮るし、平地よりも気温が低いため、夏場は「体が楽」と感じる人も多いと思います。
リフレッシュ効果を期待できるので、失恋した人はぜひ高原の温泉へ! ただ花粉などのアレルギーがある人は注意しましょう。
【高原の温泉】
場所にもよりますが、箱根周辺の温泉の標高はこれくらいです。
◎標高800~1000m
こちらは山の温泉に分類されます。特に標高1000mを超えると、山というより高山に分類されます。呼吸が深くなり、心拍数も増加、体の代謝が活発になります。心身ともに疲れがたまっている人にはおすすめです。
とはいえ刺激が大きいため、体が弱っている人には向いていないようです。もともと体力があって、元気なんだけど、どうも調子が出ない、という人は足を運んでみては。
【山の温泉】
山形の蔵王温泉は標高900mぐらい、秋田県乳頭温泉は標高800mくらいです。
終わりに
なんとなく「失恋したら海」というイメージがあったのではないでしょうか?
実は高原の温泉に行ったほうがよかったんですね。ぜひご自身の体調や気分に合わせて、行く場所を選んでください。
のんびり温泉に浸かってリフレッシュし、元気を取り戻して、新しい恋をゲットしましょう!