瀧波ユカリさんってご存じですか? 代表作は漫画『臨死!!江古田ちゃん』。あの強烈な絵柄がすぐに浮かんだ人も多いのでは?
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瀧波さんは1980年生まれの38歳。一児の母であり、『はるまき日記』という育児エッセイ&マンガも出版しています。
そして実は、女性に関するエッセイも出しているんですよ! 今回はそんな彼女のエッセイをご紹介しますね。
「彼氏を作る意外な方法」もわかる!?
『女もたけなわ』(幻冬舎文庫)
こちらは、恋・仕事・遊びに全力で取り組む時間と体力があり、女として最高に盛り上がっている時期=「女のたけなわ」という設定で、瀧波さんの若かりし頃を振り返り、その失敗体験を綴っている爆笑エッセイです。
基本的に「みなさん、こんな失敗をしてはいけませんよ!」という先輩からのアドバイスって感じになっています。
「彼氏を作る意外な方法」「モテの奥義」「女子終了宣言」「出会いがないあなたに」などなど、タイトルからして興味深いものばかり!
一部をちょっとご紹介しましょう。「彼氏を作る意外な方法」に書かれているのは、瀧波さんが世界各国を旅行していたときのこと。
彼女は11kgもの重さのバックパックを背負って旅をし、行く先々でいろいろな男性と知り合ったものの、ついに恋は訪れず……。
ある日、トートバッグひとつで旅をする女子に遭遇。そこで瀧波さんが得たのは、必要なものは現地で彼氏を作って貸してもらえ! そして軽装備で旅に出ろ! ということ。
なお、「旅先で日本の男に惚れなかった理由」はマンガエッセイとして掲載されています。こちらも面白いですよ。
筆者のおすすめは「モテの奥義1」です。若い女子はとりあえず落ち着け! というありがたいアドバイスがあるので、ぜひ一読を!
悲しい恋をしてる人にもおすすめ
『30と40のあいだ』(幻冬舎文庫)
今年になってから発売された1冊です。本書には、執筆当時……30代前半からアラフォーとなった今までの間の、瀧波さんの本音が詰まったエッセイがズラリ。
とはいえ、そこは『臨死!!江古田ちゃん』の作者の瀧波さん! という感じでとにかく面白いんです。そして30~34歳の間に書いたものには(サー篇)、35~38歳の頃に書いたものには(フォー篇)と注釈がついています。
例えば「初デートのお店問題(サー篇)」「奴隷力はいらない(フォー篇)」「初期老化が気になるの(サー篇)」などなど。
筆者のイチオシは「焦げ焦げの恋(サー篇)」。彼女持ちの男性を好きになってしまったときのことを綴ったエッセイです。
瀧波さんは「あしたのジョー」顔負けの真っ白な灰になるまで身を焼きつくして、やっと我に返ったそう……。ちょっと悲しい恋をしている人にはぜひ読んでほしいですね。その恋を諦める決心ができそうですよ。
終わりに
瀧波ユカリさんのエッセイは、決してキレイ事ではなく、自分の失敗や体験を赤裸々に綴っているので、読んでいて共感と「!」の嵐!
「みんなはこんな失敗しないでね!」というアドバイスを受け取りつつ、思いきり笑ってスッキリできちゃいます。
恋、仕事、人間関係……人生の迷路にハマりかけたら、手に取ってみてはいかがでしょうか?