「結婚相手を見つけること」がゴールの婚活と違い、恋活の目的は「恋人を見つけること」。似ているようで、目指す姿はまったく違うみたいです。
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早くプロポーズされたい!と願う女性からすると、30代であえて結婚につながらない相手を探すなんて「家庭を持つのが嫌なの?」「焦りはないの?」と少し疑問を感じるかもしれませんね。
そんなデリケートな質問を、恋活中の女子にぶつけてみました。
恋活に取り組む30代女性の意識
まずは、この質問から。「結婚に対する焦りはないのですか?」
「友人がよく『夫に女として見られなくなった』と嘆いています。私はいつまでもひとりの女性として見てほしい気持ちが強いので、恋人の関係が心地いいです」(34歳/商社)
「昔は結婚したいと焦っていましたが、30歳になったとき『このまま恋に仕事に、好きなことをして過ごす人生も楽しいな』って思い始めました」(32歳/化粧品会社)
「しばらく恋愛から遠ざかっていたので、まずは本当に好きな人に出会いたいんです。後から『もっと恋を楽しめばよかった』って後悔したくないし。お付き合いの延長に結婚があれば完璧です」(30歳/金融系)
結婚願望がまったくない人、元は婚活女子だった人、恋愛リハビリ中の人など、さまざまな背景がある様子。
仕事も軌道に乗り、ある程度の収入もあり、人生が充実している大人の女性だからこそ、恋愛も型にハマらず楽しめるんだな、という印象を受けました。
恋活って楽しい?つらいことはない?
◎幅広い年代と付き合える
「就職して数年は、年下が子どもっぽく見えて無理でした。30歳を過ぎてからは、年下の男性も立派な社会人。充分、恋愛対象になります」(33歳/広告系)
◎結婚を焦っていないからこそ持てる余裕
「20代の頃と違って、余計な駆け引きをしなくなりました。素の自分でぶつかって気が合う男性とだけお付き合いするから楽しいですよ。表面的な条件でなく、フィーリングで相手を選べます」(35歳/デザイン系)
◎価値観を共有できる人が少ない
「女子会をしても既婚者・子持ちが多いので、みんなに『結婚しないの?』と聞かれるのがつらいです。私は子どものいない人生を歩みたいし仕事に打ち込みたい。話してもどうせ共感してもらえないって思ってしまいます。昔の友人とはなんとなく話が合わなくて、だんだん疎遠になっていますね」(34歳/商社)
◎意識のズレが生じることも
「パーティーで出会った人とデートしたら、いきなり将来のビジョンを熱く語られました。向こうはお嫁さん候補を探していたみたいです」(30歳/金融系)
アラサー世代は、結婚に対する考え方のズレが表面化しやすい年代でもありそうですね。また、出会いの場には、婚活目的の男性も多いもの。後から「嫁に来るつもりがないなんて、だまされた!」と少しこじれたケースもあるようなので、気をつけて…。
周囲の目は冷たい?
30代の恋活女性について、周囲の人はどう感じているのでしょうか?年下と同年代、さらに親世代の方々にそれぞれお話を聞いてみました。
◎20代女性の意見
「常に異性の目を意識しているからか、キレイで若々しい人が多いですよね!ライバル視することもあります。人生経験も豊富だし、実はかなり強敵」(26歳/商社)
◎30代女性の意見
「結婚したらまた違う幸せがあるとは思うけど…恋愛もいろんな形があっていいのでは?うらやましく感じるときもあります」(33歳/主婦)
◎50代女性の意見
「今はよくても、老後、寂しくないのかな…と心配になります」(55歳/自営業)
同性愛や夫婦別姓など多様性を認める声が高まっている時代だからか、肯定的な意見がたくさんありました。これが昭和だったら、まったく違う状況になりそうですね。
結婚に発展することってある?
タレントの森泉さんも、結婚願望がないと公言していた30代女性のひとり。しかし、恋愛を楽しむ過程で妊娠し、あっさり結婚しましたよね。
では、妊娠しない限り結婚に踏み切ることはない?とある“元”恋活女性に話を聞いてみました。
「1年付き合った頃、急にプロポーズされました。多くの女性はここで喜ぶんだろうけど、当時の私は『意外と早かったな…もう少し待ってほしかったなぁ』というのが本音。けれど、この人を失いたくないという気持ちが勝ち、腹をくくりました」(36歳/医療関係)
恋愛の仕方に正解はない
お付き合い=結婚と考えれば考えるほど、人によっては恋愛自体が楽しめなくなることもあるでしょう。
今や、結婚して子どもを生むことだけが女の幸せ!という時代でもないようです。30代に入り、周りの人が結婚したからといって、そう焦る必要はないのかもしれませんね。
(※2018年5月13日 18:00 公開記事)